こんな悩みを解決する記事です。
こんにちは、毎日3食、自炊を実践しているキョロ(→プロフィールはこちら)です。
執筆者キョロについてはこちら。
- 毎日3食ほとんど自炊
- 食事の内容は主菜・副菜・汁物を継続
- 毎日の調理時間は1〜1.5時間程度
- レトルト商品はほとんど使わない
- 実は料理嫌い
この記事の概要はこちらです。
- 子持ち主婦が料理をしたくない理由
- 自炊のメリット・デメリット
- 自炊を楽にする方法
- 自炊を継続するために大切にしたいこと
「本当は料理をしたくないけれど、自分がするしかない」
こんなふうに、つらい思いをしているママさんの負担が軽くなればうれしいです。
実践してみると料理がかなり楽になるよ!
子持ち主婦が料理をしたくない理由16選
子持ち主婦がなぜ料理をしたくなくなるのか、解説します。
「独身時代に料理をするのと、家族ができてから料理するのとでは負担がぜんぜん違う」って妻は言ってるよ。
独身時代は料理って嫌いじゃなかったけど、家族のためのご飯を作るようになってからは料理が楽しくなくなっちゃった!
1.献立を考えるのが面倒
献立を考えているママさんも多いのではないでしょうか。
これが意外と手間なんですよね。
1年365日、毎日の食事の献立を考えないといけないのですから。
毎日、献立を考えている人の頭の中は「今日のご飯、何にしようかな?」でいっぱいなのでは?
妻に「今日なに食べたい?」って聞かれて答えたのに、夕食にまったく違うものが出てくるって、料理あるあるじゃない?
わたしのおばあちゃんも、「ご飯なにしよう?」が口グセ。
2.家族それぞれ好き嫌いが違う
家族それぞれ好き嫌いが違うので、料理をカスタマイズしないといけないのが面倒な場合もあります。
家族が増えれば触れるほど、レシピを見てそのまま作るのが難しくなります。
ピーマンは料理に入れないで!
キャベツとコーンとにんじんは嫌い!
これじゃ、まともに栄養とれないじゃん!ほかにも料理作らないと…。
3.自分が食べたいもの以外も作らなければならない
家族ができて、「自分が食べたいものだけ作る」というやり方が通用しなくなりました。
- 夫が好きなもの
- むすめが好きなもの
- 自分が好きなもの
これらが一致していたら、どれだけ楽でしょう。
家族が食べられるものを優先して作って、それから自分の好きなものを作ろうと思っても、手間が増えて「自分の分はいいや」と後回しにすることも多かったです。
作りたいもの作ったらいいじゃん!
そしたら、わたしが食べられるものがなくなっちゃう!
4.食材の管理が大変
冷蔵庫や冷凍庫があるとは言え、食材は日が経つにつれ、鮮度が落ちますし、栄養価も少しずつ下がっていきます。
まとめ買いをすると特に、管理の手間が増えます。
- 葉物は冷凍する
- 肉も冷凍
- 賞味期限が近いものは優先して調理
けっこう頭を使うものです。
5.食材の買い出しが面倒
食材の買い出しに疲れてしまうこともあるかもしれません。
お店が広ければ広いほど、疲れます。
子どもを連れていくと、お菓子をせがまれるから、むすめが幼稚園のあいだに買い出しに行くけど…、本当はそのあいだにリフレッシュしたい。
6. 一生懸命ご飯を作ったのに家族が残す
一生懸命、料理を作った料理を家族が残すと「自分の努力はなんだったのか」と途方もない気持ちになります。
「おなかいっぱいになっちゃった」
「これ、おいしくない」
これらの言葉に、ガックリ肩を落としてしまいます。
だんだん作る気が失せてくるよ。その上、「ママ、今日のご飯これだけ?」なんて言われると、ため息をつきたくなる。
7.時間をかけても食べるのはあっという間
2時間かけて作った料理を食べる時間は、15分。切なくなりますね。
やってもやってもなくならない料理。
どんなに豪華な食事を作っても、明日もあさっても作らないといけないのです。
なんかこう、積み重なっていかない感じがイヤ。
成長を感じられないってこと?
そうそう。この時間があったら、もっと自分の成長のために時間が使えるのではって思っちゃう。
8.家族から感謝の言葉がない
ねぇ、毎食、料理が出てくるのが当たり前だって思ってない?
そりゃそうだよ。家族の誰かがご飯の準備をしないといけないんだからさ!
ママがご飯を作るのが当たり前でしょ!子どもにとって、ご飯が出てくるのは当たり前。そうじゃなかったら、虐待とも見られることだってあるしね。
「主婦はご飯を作るのが当たり前」
家族にこんな態度で接されて、感謝の言葉もなければむなしくなるものです。
「どれだけ必死に作ってるのか、わかってるの!?」と、文句を言いたくもなります。
わたしはそこからケンカに発展して、「俺だって一生懸命、働いているんだ!」と不穏な空気になったことがありました。
9.家族に文句を言われる
今日のご飯ってこれだけ?
今日はママ、疲れちゃって…。
えー!もっと作ってよ〜。
感謝されないどころか、こんなふうに文句を言われると、ますます疲れてしまいます。
「だったら、自分で作って!」と言いたくなるのも無理はありません。
10.食事のあと片づけが面倒
家族が食事を済ませたあとのテーブルは食器がズラッと並び、子どもがこぼしたおみそ汁やおかずで汚れている。その上、床にも子どもがこぼしたおかずが…。
家族が増えたり、品数が増えるほど、食後のあと片づけが大変になるよね。
- 食器をキッチンのシンクに運ぶ
- 子どもがテーブルや床にこぼした食材を取り除く
- テーブルと床を布巾でふく
「食事のあと片づけ」と言うと、食器を洗ったり、収納したりするだけと思われがちですが、上に書いたようにそれ以外にもやらなくてはいけないことがあるのです。
これが「名もなき家事」というやつか。
11.食事を作ることに意味を感じられない
家族のご飯をこんなに一生懸命作っているけど、意味あるのかな…?
こんな気持ちになることさえあります。
一生懸命、作っても何にもつながっていない感じが、やる気を失うきっかけになります。
継続して料理を作っていれば手際がよくなったり、料理が上手になったりはしそうだけど、「だから何?」って感じ。
12.ほかにやりたいことがある
家事以上にやりたいことがあると、料理をする時間がもったいなく感じるものです。
- 家事より勉強をしていたい
- 料理より仕事に力を入れたい
- 今はとにかく休みたい
自分の本音と行動が一致していないと、心がつらくなります。
理想の人生がある人ほど、現実と理想のあいだで苦しむのかもしれないね。
13.食事づくりをがんばってもお金が稼げるわけではない
がんばって作ったら、それに見合った給料がもらえたり、将来につながるスキルが身についたらいいのに…。
こう思う人もいると思います。
料理を作るときに手際がよくなったり、おいしく作れるようになったりはするかもしれません。
でも、「だから何なの?」と自分がやっていることにむなしさを感じることもあると思います。
成長志向が強い人ほど、苦しい作業かも。
もっと人から認められることがしたいってこと?
家族以外の人からも認められたいし、本当はもっと違う分野で成長したいんだよ!
14.食事作りには休みがない
今日は、料理を作りたくない。休みたい。
そう思っても、子どもがいるとなかなか休めないのです。
平日だけでなく、休日も作らないといけないのできついですよね。
家族はみんな土日にリフレッシュしてるのに、なんで自分だけこんなにがんばらないといけないの!?
じゃあ、外食でもいいよ。
外食で一時的に楽ができても、あとで家計簿とにらめっこしなきゃいけないのは、わたしなんだよ。
15.料理が苦手でうまく作れない
手際よく料理が作れない。一生懸命、作っても料理がおいしくない。
こんな状況だと、料理をする気がなくなってしまいます。
料理って意外と頭を使うんだよね。調理の順番を考えないとキッチンが食材だらけで狭くなることもあるし。
たしかに苦手意識があることってやりたくなくなるかも。
16.調理に集中したいときに子どもに話しかけられる
調理に集中したいのに、「ねぇママ見て!」って子どもに話しかけられるとイライラする…。
ブロックでお花つくったの!あれ、ママがなんかイライラしてる…?
子どもがいると、集中して目の前のことに取り組むのが難しくなります。
集中したいときに、人に中断されると思った以上にストレスがたまるものです。
一人で料理するときとは、ストレスの度合いが違うよー。
17.自分の味付けに飽きる
あ〜。自分以外の人が作った料理が食べたい。自分の味付けに飽きた。
毎日、料理しているとそう思うことがあります。
自分の料理がまずいわけではないのですが、刺激がほしいことがあるのです。
自炊のメリット16選
毎日、育児や家事に追われていると「料理イヤだなぁ」と思うことも多いと思いますが、自炊にはたくさんメリットがあります。
自炊のメリットを詳しく解説していきます。
1.食費を抑えられる
家族それぞれが好きなものを食べ、そこそこの栄養をとったとしても食費を抑えることができるのが、自炊です。
栄養満点の料理を継続して取り入れたいなら、自炊がオススメです。
2.食費以外にお金をかけられるようになる
外食などが減り、自炊が増えれば、食費が下がります。
その分、貯金ができたり、ほかのことにお金をかけることができるようになります。
出費を抑えることができれば、心の余裕ができるよね。
3.栄養満点の料理を作れる
家族に合わせて料理を作り、栄養のバランスを考えられるのもいいですね。
「子どもだけ別メニュー」も可能な自炊。
好き嫌いが多い子もいるので、栄養がかたよりがちです。
自炊をして子どもが好む料理を作れば、栄養バランスのかたよりを防ぐことができます。
4.好きな食材で家族が好む味が作れる
自炊は、使う食材と調味料を自分で選び、好きなように作れます。
味付けの濃さも調節できるので、子ども用と大人用で調整することも可能。
「これだったら子どもがまちがいなく食べられる」というメニューを作れるのも自炊なんだよね。
5.やせる
自炊をして栄養バランスのいい食事をとるようにすれば、自然とやせます。
- 白米を玄米に変える
- 使う油を変える
- 糖質・タンパク質の量を調整する
- 味付けを控えめにする
こんな工夫もできるので、健康を保ちやすいのです。
しっかりご飯を作っても、外食ほどお金はかからないしね。
確実にやせるには、自炊をする時間の確保が大切です。別記事で解説しています。
6.家族それぞれが自分のペースで食事できる
家族それぞれが自分のペースで食事ができるのもメリットのひとつです。
うちのむすめは食べるのがかなり遅いため、外食に行くと夫がイライラし出すことが多いです。
自宅だと、夫は自分の食事が終わると、ソファーに座ってスマホをいじったり、本を読んだりできるので、むすめがゆっくりと食事をしていても、ストレスはないよう。
カウンターキッチンなので、わたしも、食事をしているむすめと話をしながら片づけができて、その時間を楽しむことができます。
外食すると、まだ食べたいのに、パパに「もう次のところ行くよ」って言われることがあるの。
席があくのを待っている人がいるとなおさら、むすめに急がせちゃうんだよね…。
7.食後にすぐ休める
たくさんご飯を食べたあとは、眠くなることもありますね。
そういうときに、ゆっくり休めるのも自宅でご飯を食べるメリットです。
食後にダラダラするのも、お昼寝するのも自由。
わたしが小さかった頃、ご飯を食べたあとはお昼寝してたから、ママとパパはそのときにリフレッシュしていたみたい!
子どもがお昼寝している時間って、親からすると貴重な時間なんだよね。
8.料理の腕・効率が上がる
努力しだいではありますが、自炊の機会が増えれば、料理の腕も上がります。
効率的に作るようにすれば、自分の家事スキルを磨くこともできます。
おいしい料理を作れる奥さんは、重宝されるのではないでしょうか。
妻が不在のときは、手料理が恋しくなる。
胃袋をつかむとは、こういうこと(笑)!
人の食欲を満たしてあげられるのは、すばらしいスキルだと思います!
9.子どものお手伝いのきっかけになる
子どもが小さいと、「ママ、遊んで〜!」と駄々をこねられる機会が多いもの。
我が家では、そのときに「一緒にお料理を作ろう」と提案してみることがあります。
- 卵を割ってもらう
- ハンバーグをこねてもらう
- 小麦粉と水を混ぜてもらう
- 調味料を軽量してもらう
この程度のお手伝いですが、本人はとても楽しいようです。
この前は、かきたま汁を一緒に作ったよ〜!
パパがおいしいって言ってくれてうれしい。
10.買い出しのときだけ外出すればいい
外食をしたり、お惣菜を食べたりする場合、その都度、出かけなくてはいけません。
自炊であれば、買い出しのときだけ外出すればOKです。
まとめ買いをしてしまえば、最低限のお出かけで済みますから、負担は少なくて済むでしょう。
子どもを連れて出かけるって、本当に大変だからなぁ…。
食材の冷凍とか、少し手間はかかるかもしれないけど、好きな音楽を聴きながら家事するとか、工夫してみてね。
我が家では買い出しの頻度を1週間に1回に限定しています。工夫をして買い物をすることで食費を減らすことができています。
11.人混みにでかけなくていい
人混みで疲れてしまいやすい人は、自宅で過ごせる時間が長いと安心ですね。
特に、子どもを連れていると、人混みはますます疲れるんですよね。
12.テレビや映画を観ながら食事ができる
家族で映画を観ながら食事をすることがあります。
映像を流していると、むすめがちゃんとご飯を食べなくなるので、普段はあまりしませんが、週末などにすることが多いです。
時間がある日などに、食事を楽しむ方法のひとつとして、取り入れてみるのはいかがでしょうか。
13.生活リズムが乱れなくて済む
自炊なら食事の時間をコントロールしやすいですね。
外出の準備もないですし、いつも通りの生活ができます。
「子どもの寝かしつけが遅れて、翌朝、子どもを起こすのに苦労する」といった状況にならなくて済みます。
14.家族に感謝される・喜ばれる
ママのごはん、とってもおいしい!
うちのごはんが一番うまいわ〜。
こんなことを言われることがあります。
どうやら、パパとむすめの胃袋をつかむことに成功したようです。
家族が好きなものを作って出すようにすれば、家族に感謝されたり、喜ばれたりすることがあります。
15.外食に行ったときに感動する
普段、自炊をメインにしていると、外食に行ったときの感動が大きくなります。
特に、おうちではなかなか作れないものを食べに行った場合ですね。
いつも外食に行っていると新鮮味ってないけどね。
たまに行くと「このお肉うま〜!」って満たされた気持ちになるよ。
16.外食に行ったときに贅沢できる
たまにしか外食に行かないのなら、行ったときだけは好きなものを食べてみてはいかがでしょうか。
デザートをつけてみたり、トッピングをしてみたり。
いつも行く場所ではないからこそ、安心して贅沢な注文ができます。
自炊のデメリット4選
自炊のメリットはたくさんある一方で、デメリットもあります。
1.料理をする手間と時間がかかる
料理をするには手間と時間がかかります。
- 買い出し
- 野菜のカット
- 煮る・ゆでる・炒める
- 盛る
1品作るだけでも大きな負担がかかるのです。
料理嫌いのわたしは、どれも苦痛に感じるよ。
2.ゆっくりしている家族に腹が立つ
料理を一生懸命、作っているときに夫がYouTubeを観ていたりすると、とても腹が立つことがあります。
わたしはこんなに必死にご飯を作っているのに…!
ぼくだって平日は必死に働いてるんだよ。休日くらい休ませて!
3.作るものが増えるほど調理の手間がかかる
栄養満点の料理を作ろうとすればするほど、調理の手間がかかるのが自炊です。
子ども用のメニューなどがあれば、なおさらです。
家族の好き嫌いが多いと、作れるものも限られてきます。
独身時代に、食べたいものを食べたいように作っていた時期とは大違い。
4.子どもと遊ぶ時間が減りがち
ねぇママ、いつ遊べる?
まだ料理を作ってるから、待ってて〜!
料理を作っている時間があったら、ゆっくりしたいし、子どもとも遊びたいのに…。
こう思うことがあります。
でも、体のことを考えると、料理も手を抜きたくない。
好きで料理を作っているわけでもないのに、子どもに「料理するより遊んで」と言われると、モヤっとすることも。
「料理がストレス発散」という人がうらやましい。
自炊を楽にするコツ25選
自炊をするのは、とても面倒ですが、メリットもかなり多いです。
わたしが実践している「自炊を楽にするコツ」について解説します。
1.献立を作り繰り返し使う
毎日、「今日のご飯は何にしようかしら?」と迷うのは負担になります。
ざっくりとした献立でもいいので、使いまわせるものを用意しておくと楽です。
- 月曜日は肉料理
- 火曜日は魚料理
- 水曜日は揚げ物
たとえばこんな感じでおおまかな献立を立てておくだけでも、負担が大幅に減るのでオススメです。
2.作り置きをしておく
ガッツリ休める日を作るために、作り置きをしておくのも手です。
日持ちして、まとめて作れるものがあれば、作ってしまいましょう。
「毎日、違う食事を出すべき」というルールはありません。
「こうあるべき」という思い込みを手放して、楽に食事を作る方法を考えてみてください。
3.味つけのパターンを作ってしまう
よく作る料理は、作る量と味付けを固定してしまうことをオススメします。
自作のレシピ集を作るのもオススメです!
目分量で作って味見を何度もするのはイヤだし、子どもがちょっと味付けが違うと食べないから、わたしは調味料をはかって料理しているよ。
4.調理しやすい食材を選ぶ
調理しやすい食材を使うのもいいと思います。
- 新じゃがを使って皮をむく手間を省く
- 紅しょうがはみじん切りにしてあるものを使う
こんなふうに、少しでも手間を省くようにするのです。
5.手間のかかる料理をやめる
「手間ヒマがかかる料理を作らない」と決めてしまうことで、かなりの手間を省くことができます。
手間や時間をかけたからといって、家族が喜んだり、栄養満点だったりするわけではないこともあります。
手間ヒマをかけなくても、家族が喜び、栄養がしっかりとれる料理もあるので、「やらないこと」を決めてしまってもいいかもしれません。
6.簡単に作れて栄養がとれる料理を作る
簡単で栄養満点の料理を作ることも可能です。
おみそ汁を具だくさんにしてみるのもいいですし、栄養価の高い食材を使うようにすることもできます。
多くの主婦さんにとって、「手間ヒマをかかった料理を作ること」が目的なのではなく、「家族の健康が守れて喜ばれる料理を作ること」が目的なのではないでしょうか。
「手段」が「目的」にならないように注意してください。
7.調理の工程を省く
調理の工程で省けるものは省いてしまっていいと思います。
家族が食べるのに支障がなければ、具を大きめにカットするのもアリですね。
のり巻きを作るのが面倒だから、手巻き寿司にしてしまうとかね。
8.料理の工程を細分化し下準備をしておく
料理するときにやるべきことを小さくして、前もって準備できるものを済ませておくのもオススメです。
前日に、朝食で食べるヨーグルトを器によそっておくだけでもOK。
負担が減れば減るほど、自炊の習慣を続けることができます。
9.効率的に食材を切る順番を考える
食材を切る順番も工夫してみてください。
肉や魚を切ったあとに野菜を切るとなると、一度、洗剤を使って洗わないといけません。
先に野菜を切ってから、肉と魚を洗うようにすれば、その手間が省けるのです。
行き当たりばったりで料理をするのではなく、計画に沿って動けばムダな動きがありません。
10.調理が楽しくなる工夫をする
調理が少しでも楽しくなる工夫をしてみるのはいかがでしょうか。
- 調理中に好きな音楽をかける
- 好きなテレビ番組をかけて音声だけ聞く
こういった工夫をするだけでも、料理に対する嫌悪感は薄らぐもの。
「料理がものすごく楽しい!」とまでいかなくても、少しはマシになるかもしれません。
料理の専門家によると、調理中の音(パチパチとか、じゅうじゅうとか…)をちゃんと聞いておくことが大事だそうです。
でも、そこまで料理に思い入れのないわたしは、音楽を聴くなどして、キッチンに立つのが楽しくなる工夫をしています。
食べられれば適当でもいいんです(笑)。
11.マルチタスクをやめる
効率的だと思ってやっているマルチタスクが、料理ストレスの元になっている可能性があります。
いま作っているものに集中する。それだけでも、気が楽になるものです。
マルチタスクでもうまくこなせるタイプならいいですが、「そこまで器用じゃない」という人は、シングルタスクで料理をしてみてください。
いろいろなことをいっぺんにやろうとすると、頭がパンクしちゃう。
12.調理家電を積極的に使う
自炊に力を入れるなら、調理家電や便利グッズの利用をオススメします。
我が家では、
- ホットクック
- フードプロセッサー
- ポテトカッター
などを取り入れました。
朝のコーヒーを準備する時間ももったいないと思ったので、コーヒーメーカーも購入。
楽をしながら、おいしいご飯を作る方法を考えてみてくださいね。
ホットクックについては、別の記事で詳しく解説しています。合わせてどうぞ。
13.家族が確実に食べてくれるメニューを作る
「おいしくない」
「これだけ?」
「他のが食べたい」
一生懸命、作った料理なのに、返ってくる言葉がこんなのだとやる気が失せてしまいます。
特に子どもは素直だから、言いたいことをズバズバ言ってくるよね。
ガッカリしなくて済むように、「家族に人気で、確実に食べてくれる料理」を作るのをオススメします。
すごい料理でなくてもいいし、手間ヒマがかかった料理でなくてもいいのです。
子どもの「今日のご飯なに?」発言に疲れたら、この記事もオススメ!
14.自分が好きなメニューも食事に取り入れる
子どもとパートナーのことばかり考えていて、食卓に並ぶのは彼らの好きなものばかり。
これでは料理を作るのが楽しくなくなってしまいます。
ぜひ積極的に、自分の好きなメニューを食事に取り入れてみてください。
むしろ、「自分の好みに家族を合わせていく」くらいの気持ちでいいと思います(笑)。
自分の料理のための時間を確保するためにも、調理家電の利用は必須!
15.火や包丁を使わないメニューも作ってみる
- 食材を包丁で切る時間
- 食材を火にかけている時間
これらは料理する時間の大半を占めるのではないでしょうか。
たまには、火や包丁を使わない日を作ってみませんか。
- 作り置きをしておく
- カットされている食材を買ってくる
- 食材をあたためるときはレンジで済ます
こういった工夫をして、火や包丁に触れる時間を減らせば、ストレスも軽減できますよ。
16.家族の休日はできるかぎり楽な食事を作る
パートナーや子どもの休日は、極力、自分も休めるように簡単な料理で済ませましょう。
たとえば、鍋や鉄板焼きはいかがでしょうか。鍋なら野菜がたくさんとれますし、鉄板焼きも、いろいろな食材を焼くことができます。
主婦さんには休日にも家事や育児があります。
手を抜けるところはどんどん抜いていきましょう。
17.子どもと一緒に料理を作って遊びの代わりにする
料理に子どもを巻き込んでしまうのも手です。
かなり手間はかかりますが、遊びながら調理を進めることができるので、「ママ、いつ遊べるの?」攻撃を避けることができます。
自分は家事を進められるし、子どもはしっかり遊んだ気になれる。かつ、子どものお手伝いを促進することもできる。
メリットは大きいです。
イライラしないでやるって大変だけどね。
混ぜるとか、こねるとか、わたしにもできる料理を選んで〜!
ヨーグルトをよそるだけでもいいしね。急がば回れってやつだね。
18.食器の種類を統一する
食器の種類を統一することで、探したり選んだりする手間と時間が省けます。
我が家では、ごはん茶碗やおわん、おはし、コップなど、すべて統一しています。
子ども用のお皿などは最低限しかありません。
小さい頃から、大人用のうつわでご飯を食べさせていました。
家族それぞれの器を探す手間もないですし、収納もただ重ねるだけで済むので、かなり楽です。
今さら、家族それぞれが好きな器を持つなんて考えられない!
割れにくいお皿なら、ちびキョロも運べるよ!
19.調理がしやすい収納を考える
調理器具や食器の置き場所が悪いだけで、とたんに料理がしづらくなるものです。
使用頻度を考え、よく使うものはとりやすいところにおいておきましょう。
明らかに使っていないものは、これを機に手放すのもアリです。
20.食器をワンプレートにする
我が家では、以前ワンプレートで食事を出していました。
このおかげで、食後の皿洗いの時短になりました。
今は食洗機を導入して皿洗いの手間が省けたことと、ワンプレートのお皿が食洗機に入れにくいことからやめてしまいました。
食洗機を使う予定がなければ、オススメです。
あとでプレートを温め直す予定があるのなら、温めたくないサラダなどはラップにくるんで盛っておこう!
21.食器は家族にさげてもらう
家族ができることは、家族にお任せしてしまいましょう。
我が家では、1人1枚お盆を用意して、食器は各自で片づけてもらいます。
むすめのために用意したのは、こんなお盆です。
- 小さいサイズ
- すべり止め付き
ときどき食器を落とすこともありますし、わたしがしっかり見ていないといけないことも多くあります。
ですが、今は食器の片づけの習慣づけが大事だと思い、お願いしています。
いま子どもに手取り足取り教えることが、あとになって家事の負担を減らすことにつながると思い、実践中です。
22.たまには家族にも料理をしてもらう
たまには家族にも料理をしてもらいましょう。
と言っても、普段、料理しないパートナーが難しい料理を作るのは至難の技だと思います。
なので、
- 炒めるだけ
- ゆでるだけ
- レンジでチンするだけ
- 混ぜるだけ
といった簡単な料理を準備しておくといいでしょう。
わたしが疲れ気味なとき用に、夫が作れるものとして、いくつか食材を常備しています。
- 火にかけるだけの冷凍ぎょうざ
- パスタソースとスパゲティー
- 炒めるだけのチャーハンの素
こういったものを用意しておいて、負担なく作業してもらうようにしています。
少しずつ難易度を上げて、料理に慣れてもらう作戦だったり…(笑)。
家族で共有できるレシピノートを作っておくと、将来、子どもにも共有できるのでオススメです。
わたしは、Googleドキュメントでレシピメモを作成し、印刷してファイルにまとめてあります。
ネットでレシピを検索する手間や、スマホをスクロールする手間が減ると快適だよ!
23.調理中は家族に子どもと遊んでもらう
調理中は、パートナーに子どもと遊んでいてもらうことで、調理に集中することができます。
わたしはそのあいだに、野菜をカットしながら、映画やドラマを観ていることもあります。
子どもをパパっ子にするといろいろなことがラクになりますよ。
24.自炊をしたご褒美を作る
いつもがんばりっぱなしでは疲れてしまいます。
自分にご褒美をあげるのもいいと思います。
「自炊がんばってるから、何かご褒美買って〜!」って夫に甘えることも。
やたらと買わされてる気がする…(笑)。
25.スーパーの買い出しを工夫する
調理するのも大変ですが、買い物に行くのも一苦労です。
買い物を楽にするコツについては、別記事で詳しく解説します。
自炊を継続するために大切にしたいこと
がんばりすぎは禁物!
自炊の負担を減らすための考え方を解説します。
1.家族からの期待に応えるのをやめる
家族が「やっぱり手料理はいいなぁ」、「ママのご飯すごくおいしい!」と言っていたとしても、期待に応えてばかりでは疲れてしまいます。
家族が好きな料理ばかりを作る必要はないし、いつもがんばる必要はあります。
夫や子どもの期待を裏切ってもいいのです。
自分の本音と行動が食い違っていると大変なストレスになるので、適度に期待を裏切ることも大事です。
2.家族で感謝の気持ちを伝える習慣を作る
家族間に「ありがとう」があふれているといいですね。
ポイントは、家族の行動にイライラするほどがんばらないことです。
休みをしっかりとり、自分の心を満たしておく。
家族それぞれがおだやかな気持ちでいることで、感謝をし合える関係になれます。
「こんなにやってあげてるのに」
「ご飯を作るのは当たり前だろう!」
こんなふうに、お互いが傲慢にならないような工夫をしていってください。
3.リフレッシュの時間をもらう
子どもを育てる主婦さんは、妻の仮面もママの仮面もはずして「ひとりになれる時間」を作ったほうがいいと思います。
家族と一緒に過ごしていれば、少なからず与えられた役割をこなそうとがんばってしまうものです。
自分のためだけの時間を作ってみてください。
忙しいママさんがひとりの時間を確保するには、早起きがオススメです。
早起きのメリットについては別の記事で解説しています。
4.料理以外の家事は家族に任せる
料理は苦手だけど、食後の片づけならやるよ!
パートナーが料理が苦手なら、その代わりにほかのことをやってもらいましょう。
適材適所で、お互いの得意不得意をうまく使ってみてください。
話し合いが不可欠です。
パートナーに無理難題を押し付けないこと。そして、パートナーが自分に無理難題を押し付けてきたら、きっぱりと断ること。
苦手なことは続きません。夫婦、歩み寄って工夫をしてみてくださいね。
5.深刻にならない
主婦を悩ませる食事づくり。でも、深刻になってはいけません。
栄養のとれたご飯を食べるのは大事です。
ですが、こんなふうに自分を追い込んでしまうと、料理が苦痛になってしまいます。
- 「ちゃんと自炊しなくちゃ」
- 「とにかく食費を切り詰めなくちゃ」
こういった思い込みは、視野を狭くし、「自分だけががんばっている」という考え方にもつながってしまうこともあります。
ほどよく自炊をして、ほどよく手を抜く。それでいいと思います。
ルールが決まっているほうが安心できるなら、
- 基本は自炊
- 土曜日は外食
- 日曜日は鉄板焼きか鍋
- 水曜日はミールキット
といった感じで、大まかなスケジュールを決めておき、それに沿って生活すればいいと思います。
その都度、考えるのって大変だしね。
こんなサービスもあります。がんばりすぎなくていいのです。
6.食費にかけるお金を削りすぎない
「とにかく食費を切り詰めないといけない」
そう思うと、ガマンに走りがちです。
「食費は5万円以内におさめる」などとざっくり決め、「その中におさまっていれば、どんな内訳でもOK」とすれば、罪悪感に苦しむことはありません。
食費は、家庭によってそれぞれです。
どれくらい必要なのかは、日々の暮らしの中で調整していけばいいと思います。
・外食が一切ないというのはきつい
・週末はレトルト食品を使おう
・お出かけの日はおにぎりを持って行けばいい
・水曜日は疲れが出るからお惣菜にしよう
こういった気づきや発見を大切にしながら、目標の食費内で、ストレスなく料理の準備ができるようにするのです。
食費の目標を安く設定しすぎると、ギスギスするのでオススメはしません。
7.料理の目的を思い出す
ときどきは料理の目的を思い出しましょう。
料理は、自炊することが目的なのではなく、自分や家族の健康や喜びを得ることが目的です。
(なかには、料理をするのが大好きで、自炊するのが目的の人もいるかもしれませんが…。)
自分や家族がそこそこ健康で、食事を楽しめている。家族それぞれが、家事や育児、仕事などで、消耗することがなく、笑いがある。
「食事はすべて自炊すべきだ」とガチガチに決めてしまうのではなく、ゆるっとした目標に沿って実践していければいいのではないでしょうか。
ちょうどいいバランスを見つけよう!
8.「この作業、面倒だな」と思ったら効率化する対策を考えてみる
食事の準備をするときに、「この作業、面倒だな」と思うことがあったら、その作業を楽にする方法を考えてみましょう。
・手を抜くことに罪悪感を感じないこと
・新しいやり方を取り入れることに抵抗しないこと
・人と違うやり方をするのを拒まないこと
こういったことも大事になってきます。
親の食事の形態や調理のしかたを、そのまま引き継ぐ必要もありません。
お母さんが休みなく自炊していたとしても、それをマネする必要はないんだよ。
9.休みたいと思ったら、思いっきり休む
食事の準備はずっと続きます。ずっとがんばり続けていたら、疲れてしまいます。
休みたいと思ったら、休みましょう。
余談ですが、パートナーに「食事づくりに疲れた」と訴えるなら、「疲れたから、どうしたいのか」まで話したほうがいいです。
・疲れたから、外食にしたいのか
・冷凍庫にある作り置きを食べてほしいのか
・お惣菜を買いに行ってほしいのか
結論まで言わずに「察してほしい」と思ってると、思った返事が返ってこず、イライラすることがあります。
「疲れたって言ってるんだから、なんとかしてよ」っていう他力本願な態度は禁物。
「察するのは苦手だけど、ちゃんと家事に協力するつもりはある」というパパさんも、たくさんいるはずだよ!
心をおだやかに過ごすためには、自分を満たすことが大事です。自分を満たすことについては別の記事で詳しく解説しています。
夫婦関係をよくするコツについても、別記事で解説しています。自分の伝え方や態度を変えるだけで、劇的に関係が変化することがあります。
まとめ|「食事の準備が苦痛」にはたくさんの逃げ道がある
いかがでしたでしょうか。
「食事の準備が苦痛」という悩みには、たくさんの逃げ道があるのです。
「料理がイヤ。やめたい!」と、思考停止するのではなく、ぜひ「どうしたら楽になれるか」も考えてみてください。
わたし自身も、本当は「料理をやめられるものなら、やめてしまいたい」という気持ちでいっぱいですが、今のところはわたしが担当です。
料理が本当にイヤで、やめられる状況にあるのなら、やめてしまっていいと思います。
そうでないのなら、上手に手を抜き、自分を追い込むことのないように試行錯誤してみてくださいね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
楽な食事づくりをマスターして人生を変えよう!
毎日作らないといけない料理。正直、料理って嫌いなんだよね。でもわたしがご飯の準備をするしかないし…。楽する方法ってないのかな?