こんな人のための記事です。
こんにちは、主婦歴7年のキョロ(→プロフィールはこちら)です。
最近では、家族のリモートワークや登園・登校自粛で自炊の機会が増えた主婦さんも多いのではないでしょうか。
- 料理が好きではないのに自炊の機会が増えてしまってつらい
- 料理よりもほかのことに時間をかけたい
- 料理の負担を減らしてストレスをなくしたい
料理が好きな人ならまだしも、料理に苦手意識があったり、嫌いだったりする人にとって、自炊をする機会が増えるのは苦痛なもの。
そこで、今回は料理の手間ヒマを大幅にカットすることができる「ホットクック」のメリット・デメリットについて記事を書きました。
結論を先に言いますと、ホットクックを使えば料理のストレスは激減します。
わたしの経験談をもとに、ホットクックについて詳細に解説させていただきます。
この記事の概要はこちらです。
- ホットクックとは何か
- ホットクックのメリット・デメリット
- ホットクックの選び方
ちなみに執筆者キョロはこんな人です。
- 2021年12月にホットクックを購入
- ホットクックを毎日欠かさず使用
- ほぼ毎日3食とも自炊
料理の負担を大きく減らすことができるホットクック。
この記事を読んだ主婦さんの料理へのストレスが、少しでも減ることを願っています。
ちなみに我が家は2.4Lの【KN-HW24F】を使っています!
キョロが愛用中しているのがこちら!
新機種がこちら!
ホットクックとは何か?ほったらかし調理が可能な自動調理鍋
ホットクックは、食材をカットして調味料を入れれば、ほったらかしで調理してくれる自動調理鍋のことを言います。
具体的な特徴はこちら。
- かきまぜ・火加減すべてほったらかしにできる
- 調理の予約をしておくことができる
- 水を使わない調理ができる
- 好みの火加減の設定ができる
- Wi-Fi機能を使えばレシピの幅が広がる
- 二段調理ができる
- めん類・発酵食品・蒸し料理・お菓子・パンが作れる
詳しく解説していきます。
特徴①かきまぜ・火加減すべてほったらかしにできる
ホットクックはカットした食材を入れて、スイッチを押せば、ほったらかしでも料理を仕上げてくれる便利な調理鍋です。
- 加熱
- かきまぜ
- 火加減
これらを全部、ホットクックがやってくれます。ほったらかしなのに、焦げることなくおいしく仕上がるのがありがたいところです。
仕上がった料理はちゃんと味がしみています。
たとえば手作りミートソース。
トマト缶、にんじん、玉ねぎ、にんにく、その他の調味料を入れてメニューを選んでスタートすれば、あとはほったらかしで30分後には完成です。
材料を入れる。
タッチパネルでメニューを選んでスイッチを入れる。
ゆでたスパゲティーにかければ完成!野菜もやわらかくなり、むすめもモリモリ食べてくれます。
このほったらかし機能には感謝しかありません。
ちなみに、スパゲティーもホットクックでゆでられます。同時に調理したいので、我が家では100円均一のレンジでパスタがゆでられる商品を愛用しています。
ちなみに、レンジでスパゲティーをゆでられる商品はAmazonや楽天でも販売しています。
特徴②調理の予約をしておくことができる
「予約調理」も可能。予約した時間に料理が仕上がるようにしてくれるのです。
最大15時間後までで、朝6時にセットして21時にできあがりといった感じです。
調理後は、自動的に保温に切り替わります(最大12時間後まで)。
実際に、予約調理でカレーを作ってみました。
食材をカットして、内釜に入れる。
メニューで「予約メニューから探す」を選びます。
その中から「ビーフカレー」を選択(※今回は豚肉を使いました)。
「調理を開始する」を選択。
予約時間を設定。
20時に予約して次の日の朝7時にアツアツの状態で食べられました。
電気代は「KN-HW24E」の機種でカレー4人分を12時間予約した場合、約21.7円だそうです。
予約できるメニューとできないメニューがあります。機種によって予約できるレシピの数も違います。
特徴③水を使わない調理ができる
水を使わないで調理できる「無水調理」もホットクックの特徴。
こんなメリットがあります。
- 栄養の流出を抑える
- 素材の甘みが残る
ビタミンCなど水溶性のビタミンは、水に溶けて、場合によっては栄養価が下がってしまうことも。
ほとんど水を使わない「無水調理」のであれば、ビタミンが水に溶け出してしまうことも防げます。
それから、気軽に野菜などをゆでることができるため、スーパーで買い物後、すぐに調理をするのも楽チン。
書籍『その調理、9割の栄養捨ててます!』の「ほうれん草」の調理法でこんな記載がありました。
葉物野菜は面積の大きい葉からどんどん水分が抜け、しなびてしまいます。また常温保存だとビタミンCが1日で60%も減ります。なるべく、鮮度が高いうちに食べるか、アク抜きをして冷凍を!
『その調理、9割の栄養捨ててます!』(東京慈恵会医科大学付属病院 栄養部 監修/世界文化社
葉物野菜の栄養価は放置しているとどんどん下がっていくということを考えると、すぐに簡単に下ゆでができるホットクックはオススメ。
- ササッと無水調理で下ゆで
- 栄養価が高いまま冷凍
こんな工夫をして、負担が増えることなく、栄養価が高いまま食品を食べられるのはいいですね。
食材の栄養をムダにせずに調理する方法はこちらの本で学べます。
ブロッコリーを実際にゆでてみました。
大さじ1杯の水とブロッコリーを投入。
「ゆで物」の中の「ブロッコリー」を選択。
できあがり。房に分けてからゆでても、丸ごとゆでてもOKです。
わたしはスーパーから帰ってきたら、すぐに野菜をホットクックでゆでて冷凍しています。
特徴④好みの火加減の設定ができる
機種によっては手動調理の際に、好みの火加減の設定が可能。何分、調理するかも設定できます。
火加減の設定は、
- 強火
- 中火
- 弱火
の3種類。
また、混ぜ具合も以下の4種類から選べます。
- まぜない
- たまにまぜる
- よくまぜる
- 高速でまぜる
自動調理では、センサーで鍋の中の温度や食材の火の通り具合を把握して、自動で火加減を調整してくれます。
特徴⑤Wi-Fi機能を使えばレシピの幅が広がる
Wi-Fiにつなげば、もっと作れるレシピが増えます。
わたしはまだ接続していないので、利用したあとに詳細を追記させていただきます。
特徴⑥2段調理ができる
付属の蒸しトレイを使えば、下段と上段で2種類のメニューを作ることが可能です(ホットクック公式サイト)。
- 付属の蒸しトレイでは魚の蒸し物
- 内釜ではみそ汁
こんなふうに2段調理で作れる献立を選べば、効率的に食事作りができますね。
我が家で使っている【KN-HW24F】の機種も、2段調理が可能。付属のレシピ集にはレシピが書かれていなかったものの、ちゃんと作れます。
いま一番に新しい機種(2022年3月時点)のKN-HW24G、KN-HW16G、KN-HW10Gも、2段調理ができるそうです。
購入する機種が2段調理ができるものかどうか、事前に確認をお願いします。
特徴⑦めん類・発酵食品・蒸し料理・お菓子・パンが作れる
そのほかにも、こんなことができます。
- めん類の調理
- 発酵食品や低温調理メニュー
- 蒸し料理・お菓子・パンの調理
わたしも、
- にゅうめん
- サラダチキン
- 魚のホイル蒸し
などに挑戦してみました。
ホイル蒸しを作ったときはこんな感じです。
内釜に水を200ミリリットル入れる。
蒸しトレイを準備。
蒸す魚をアルミホイルで包んで蒸しトレイに乗せる。
カテゴリーから「蒸し物」を選択。
「ホイル蒸し」のメニューを選択。
ほったらかしで20分後には完成です。
そのあいだ、サラダなどを作って主菜・副菜・汁物と充実のご飯が作れました。
ホットクックのメリット
ホットクックを使い始めて数ヶ月。もうすでに200回以上、調理に使用しました。
わたしが感じたホットクックのメリットはこちら。
- ほかのことに時間を使える
- コンロ周りの掃除の時短ができる
- 料理で疲れることがなくなる
- 家族が健康になる
- 家族から感謝される
- 外食費が減る
ほかのことに時間を使える
火を使わず、ほったらかしにできることで、ほかのことに取りかかれる時間ができました。
キッチンから離れても安全なので、料理以外の大切なことに時間がさけるのです。子どもがキッチンに入ってきても安全です。
それに火加減を見る手間は減るのに、仕上がりはいつも一緒!
ちょっとでも食感が違うと食べたくなくなっちゃうから、いつもおんなじ味ができるってありがたいなぁ。
わたしは実際に、こんなことに時間を使うようになりました。
- 別の料理に取りかかる
- 片づけ・掃除をする
- 子どもと遊ぶ時間を増やす
- 読書をする
朝ごはんを作る手間が減ったから、ゆっくり朝活をしているよ!
ホットクックを使うことでできた時間は、ぜひ早起き・読書・子どもとの時間・片づけなどに使ってみてくださいね。こちらの記事もオススメです。
コンロ周りの掃除の時短ができる
料理で火を使えば使うほど、コンロ周りが汚れます。
でも、ホットクックで調理すれば、油がはねたり、食材がコンロ周りに落ちたりすることがなくなります。
そのおかげで、コンロ周りの掃除が減りました。換気扇もさほど汚れなくなりました。
たとえばタラの調理。
フライパンでムニエルを作るのをやめて、ホットクックでホイル焼きにすれば、
- 火加減を見る手間なし
- コンロ周りの掃除なし
- ヘルシーな仕上がり
といったメリットがあります。
30代を超えると基礎代謝も減ってくるし、ヘルシーな料理ができるのは本当にありがたい。
朝ごはんの献立が「きんぴらごぼう・味付け卵・おみそ汁」ならすべてホットクックで調理可能!
料理で疲れることがなくなる
ホットクックで調理を始めてから、料理疲れが減りました。
- マルチタスクが減る
- キッチンに立つ時間が短縮される
こんな効果で料理の負担は減るのに、品数を増やせて便利です。
料理中は、複数の料理を同時に作ることがありますが、これがけっこう頭を使うんですよね。
一品ずつ作るのも手ですが、それだけ時間がかさむもの。
その点、ホットクックなら火加減をみなくていいので、その時間にほかの料理に集中でき、効率よく料理が作れます。
料理疲れが減ると、家族にイライラすることも激減。
「わたしだけががんばってる…!」こんなイラ立ちともおさらば!
自炊が苦痛な主婦さんはこちらの記事も合わせてどうぞ。
家族が健康になる
ホットクックを使えば、簡単に品数を増やすことが可能。おかげで、家族全員の健康状態がよくなりました。
副菜で野菜を摂る機会も増えたからか、風邪を引くこともほとんどなし。
- お腹の調子がよくなる
- 体が軽くなったように感じる
こんな感じで、食の大切さを痛感。
料理に今までと同じ手間をかけるなら、ホットクックを使ったほうが栄養のある料理を作れます。
ダイエットって食生活が大事だけど、料理する時間の確保が大変なんだよね。
料理が大変だからってヘルシーなお惣菜を買いに行くと食費がかさむし。
ホットクックはダイエットにも役立っています。
ダイエットが成功しないのは「やる気がないから」ではなく、「正しい知識や料理をする時間が不足しているから」かもしれません。ダイエット中の人はこちらの記事もどうぞ。
家族から感謝される
料理が豪華になって、家族から感謝される機会が増えました。
食欲は三大欲求のひとつ。食欲が満たされると人はそれだけで幸せを感じるものです。
- ホットクックで調理
- そのあいだに掃除と片づけ
こんな取り組みをしていたら、夫に家事についてアレコレ言われなくなり、好きなことをやっていても黙認してくれるようになりました。
外食費が減る
料理をしたくないからと外食に行くことはありませんか?
ホットクックで自炊の機会を増やせば、外食の頻度も減らせます。おのずと外食費も下がります。
我が家では自炊での品数が増え、自炊の食費は少し上がりましたが、外食費が減り、全体では食費削減が実現しました!
「もうホットクックなしの生活には戻れない!」これが正直なわたしの感想。
ホットクックのデメリット
便利なホットクックですが、デメリットもあります。
具体的にはこちら。
- 価格が高い
- 置くのに場所をとる
- 料理が仕上がる時間は短縮できない
- 公式レシピの味が口に合わない
詳しく解説していきます。
価格が高い
ホットクックは3万円台から7万円台くらいの価格です。
大きな買い物なので、買うのに抵抗があったり、夫の許可が降りなかったりするかもしれません。
実際に我が家では夫が納得するまでに時間がかかったよ。
価格は高いですが、わたしはメリットのほうが大きいと感じています。
- ホットクックを使うことでできた時間を副業に使う
- ホットクックで自炊を増やして外食費を下げる
こういった方法をとればホットクック代は元をとることが可能。
旦那さまには上手にお願いをしてみてください。夫にお願いごとを聞いてもらうコツがあります。別の記事で詳しく解説していますので、合わせてどうぞ。
置くのに場所をとる
ホットクックは機種によって、置くのに場所をとります。
購入するときに「ホットクックをどこに置くか」も考えておく必要があるでしょう。
買ってから「置くスペースがない」と焦ることがないように、
- サイズを測っておく
- 家電屋さんに行って確認してみる
のもオススメです。
レンタルサービスなどもあるようなので、買い物に失敗したくないなら、レンタルもアリですね。
我が家で使っている機種【KN-HW24F】(2.4リットル)と1リットルの醤油ボトルを比べると、こんな感じです。
料理が仕上がる時間は短縮できない
ホットクックは調理時間を短縮するものではありません。
ほったらかしで調理してくれますが、料理が完成するまでにはそれなりに時間がかかります。
ですので、計画的に作って食事の予定時間に料理ができあがる工夫をしましょう。
この点は、前もって準備ができれば、問題ないと思います。
公式レシピの味が口に合わないことがある
ホットクックの口コミなどを読むと、よく書かれているのが「公式レシピの味つけが口に合わない」ということ。
食の好みはそれぞれ違うので、口に合わないレシピがあるのは仕方ないと思います。
ただし、一度自分の口に合う味付けや調理時間を探せば、この問題は解決可能。
- 手動調理で火加減・調理時間を調整
- 味つけを自分で調整
- 自分の口に合うレシピ本を探す
こんな工夫をしてみれば解決です。
機種によって火加減調整などの機能に違いがあります。購入前に確認をしてくださいね。
レシピ本も1000円前後で買えるものが多いですから、家計にさほど負担はないはずです。
ホットクックの選び方
ホットクックにも種類があり、購入に迷うかと思います。自分の生活スタイルにあった機種選びをオススメします。
サイズ
2021年販売のホットクックには、
- 2.4リットル(2〜6人分)
- 1.6リットル(2〜4人分)
- 1.0リットル(1〜2人分)
のサイズがあります。
我が家は、わたしと夫と5歳のむすめで生活していますが、「大は小をかねる」ということで、2.4リットルを選びました。
多めに作りたいのなら、大きめサイズがオススメ。
この大きさだと、副菜は次の日の分まで余裕で作れる大きさ。
ミートソースなども、多めに作って冷凍しています。
- まずはスパゲティーミートソースで食べる
- 2回目は余ったソースでドリア風にして食べる
なども可能。
- 温泉たまご
- ホワイトソース
この2つもホットクックで作れるので、「ご飯→ホワイトソース→チーズを乗せてオーブンで焼き、さらに温泉たまごを乗せて食べる」という贅沢な食事も、簡単にできちゃいます。
作れる量<コンパクトさでしたら、小さめサイズを選ぶのをオススメします。
ちなみに、KH-HW24Gといった機種の数字部分(この場合は「24」)はサイズを示しています。24は「2.4リットル」を表しています。
Wi-Fi機能
また、Wi-Fi機能がついているものとついていないものがあります。Wi-Fi機能があるとレシピの幅が広がります。
我が家もWi-Fi機能がついているものを購入したのですが、まだ使ったことがありません。使ったら追記します。
KN-HW24Gなどの品番に「W」がついているかどうかが、Wi-Fi機能の有無の判断基準です。
色
サイズによって、購入できる色が違います。一番新しい機種ですと、
- レッド
- ホワイト
- ブラック
のどれかです。
我が家はカフェ風の落ち着いた部屋を目指しているので、ホワイトにしました。
赤はスタイリッシュですが、けっこう目立ちます。部屋のテイストに合わせて選ぶのもアリですね。
ホットクックのお手入れについて
内釜以外は食洗機で洗えます。食洗機がある場合は、お手入れにさほど手間を取らないと思います。
食洗機がなかったとしても、5分もあればすべての部品を洗えます。ホットクックで省ける手間と比べれば、たいしたことのない時間です。
毎回お手入れするのは、上の写真の部品と内釜です。食洗機ならセットするだけです。
ホットクックの部品は別売りで販売しています。故障した際も安心ですね(ホットクック別売りオプション品の詳細こちら)。
機種に対応する部品かどうかはしっかり確認するのをオススメします。
まとめ|ホットクックは大きな出費だがそれに見合うだけのメリットがある
いかがでしたでしょうか。
料理嫌いのわたしでも、3食自炊を続けられているので、ホットクックはかなりコスパのいい投資だと思います。
疲れた日も、野菜を切るくらいならできるのではないでしょうか。
「ホットクック?こんな高いもの買って本当にメリットあるの?」
はじめは半信半疑だったわたしですが、今ではホットクックが手放せません。故障したとしても、また購入すると思います。
メリット・デメリットを比較し、失敗のない買い物ができることを祈っています。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
ホットクックで人生を変えよう!
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料理を作る手間を省きたい。「ホットクックがいい」っていう人もいるけど、ホットクックって何?メリット・デメリットも知りたい。