こんにちは、キョロです。
我が家は転勤族です。
夫と結婚するときは、転勤族になることはよく理解しているつもりで、「たくさんのところに引っ越せるのが楽しみ!」と意気揚々としていました。
でも、子どもが生まれた今、思うことはこれ。
転勤族であることをつらく感じることが多くなりました。
とは言え、今のところ、夫が仕事を変える予定はないし、自分と娘だけいま住んでいる土地に残るのは、勇気がいる。
葛藤を抱えて、転勤族でいなければいけない自分の状況を嘆くしかなかったんです。
そんな自分でしたが、「物は考えようで、転勤族をやめられないのなら、いかに楽しむか?を考えよう」と気持ちを切り替えてから、次の転勤が、少し楽しみになりました。
転勤をすることに不安を感じたり、孤独になるのが怖かったり…すべてのネガティブな感情を消し去ることは、できていません。
でも、転勤族の妻だからこそ、味わえる喜びも、確かにあります。
転勤族がどうしても嫌で、夫婦でそれを話し合うことができて、実際に転勤族を辞められるのなら、それはそれでいいのかもしれません。
でも、それが難しいとき、転勤族の妻であることを、どう受け入れたらいいのでしょうか?
「転勤=悪」という思いを手放し、転勤族である今の自分の人生を楽しめるようになる。
そんな自分になれたら、転勤はもう怖くありません。
わたしと同じく転勤族であるママさんが、転勤による孤独や不安を乗り越えて、今よりも輝いていくために、今回、「子育て中の転勤族の妻」をテーマに記事を書きます。
転勤族の妻を襲う孤独と不安!子どもがいれば、ストレスは倍増!その4つの理由
転勤族の妻がつらい理由には、孤独や不安などが挙げられます。
せっかく今の環境に慣れても、また新しい環境で、友達も仕事もすべて一から。
その上、子どももいるとなると、新しい幼稚園を探す、などの手間もあるでしょうし、新しい園が決まるまで、子どもと一日中、一緒の日々が続きます。
自分だけの時間を持つことすら、難しくなるというのは、忍耐の日々で、新生活の上にそんなストレスがかかれば、転勤うつなどを発症するのも、当然のこと。
具体的に、どんなストレスがあるかをここから書いていきます。
友達を作っても、やってくる別れ。何度も孤独感を味わうつらさ
転勤族をしていると、せっかく作った友達とも、あっけなく別れることになります。
時間をかけて仲よくなったママ友。
やっと心を許せるようになったのに、夫の辞令が出たら、こちらの意思に関係なく、あっという間に引っ越し。
もうマメに会うことができなくなってしまうんです。
子育ても、心を割って話せる友達がいたから、乗り越えられたのに…。
悔しさやら、寂しさやら、不安やら、たくさんのネガティブな感情が噴出します。
慣れた仕事を手放し、また一から仕事探しをしたり、ポジションを確立したりしなくてはならない
たとえ夫が生活に困らないくらいの収入を稼いでくれていたとしても、社会に出て活躍したいという思いや、自分の好きなことに没頭したいという価値観を持っている女性も多くいます。
やっと職場に居場所を作れたところで、引っ越しをするのは、本当に名残惜しいですよね。
自分が好きなように働けないという不自由感は、転勤族の妻を苦しめます。
正社員として、慣れた場所で働きたいと思っても、そうはいかないですし、パートであったとしても、それは同じ。
「新たな職場を探して、また頑張ればいい。それは精神的にも、技術的にも成長するチャンス!」
と捉えられれば、気持ちも楽になるかもしれないですが、そもそも転勤族である自分を喜んで受け入れてくれる企業も少ないんですよね。
新しい職場になじむのに数年かかる人もいるでしょうし、そうなると、また慣れた頃に引っ越しで、うんざりしてしまいます。
「夫の仕事に、自分の人生が振り回されている」
そう思ってしまっても、おかしくありません。
人生の主導権を握れていないような感覚で、不自由さを感じてしまう転勤族の妻。
「もっと自分の人生を楽しみたいのに、できない…」と悩みの渦に巻き込まれてしまいます。
子どもと一緒の時間が増え、自分のための時間が減ってしまう
育児中に転勤があって、子どもが幼稚園や小学校に通っていれば、転園、転校、ということになります。
引っ越してすぐ、新しい幼稚園や学校に入れればいいものの、そうじゃない場合は、一日中、子どもと一緒の日々が続きます。
自分の時間が大切だったり、外で仕事をしていたママさんにとっては、子どもとべったりの日々にうんざり。
いくらかわいい子どもだとは言え、自分だって一人になりたいときはある。
人生を楽しむ時間だって重要です。
子どもが一人遊びをしてくれていても、それは本当の自分の時間とは言えず、完全に離れることで心からリフレッシュできるもの。
自分の人生を思いっきり楽しむために大切な一人時間。
それが突然、奪われるのは、とても苦しいことです。
子どもが新しい環境に慣れられるか心配
新たな土地に引っ越しことで、夫も妻も大きな負担を背負うことになりますが、子どもだって大きく影響を受けます。
住み慣れた土地から、否応なく離れて、仲よくなったお友達ともお別れ。
小学生くらいになれば、状況も理解できるかもしれませんが、小さいうちに引っ越すとなると、ちょっとした旅行くらいにしか思えず、いずれ帰るんだろうなと思っているという場合も。
「おうちにかえりたい」
と、前の家を思い出して、悲しくなる子もいるでしょう。
その上、ママもパパも、新しい環境で不安や孤独などのストレスを抱えているので、フォローも大変。
自分たちの都合で、引っ越しをしなければならないことに負い目を感じたりもして、親も子どもも必死です。
家族を巻き込んだ転勤は、たくさんの問題を生んでしまいます。
「どこでも生きられる」はあなたの強みになる!夫の転勤であなたの人生を輝かせる7つの考え方
ここまで転勤族のデメリットを挙げてきましたが、ここからは転勤族の妻であることのメリットや、転勤族を続ける上で、大切な考え方を書いていきます。
転勤族の妻でいることで、失うものは大きく思えて、住む場所を決めて、マイホームを買っている人がうらやましくなるかもしれません。
どうしても転勤族をやめたいのなら、どうにかやめる方向に持っていくのもありです。
でも、そうじゃなく、転勤族を選ぶのなら、「楽しんだもん勝ち」なんです。
コントロールできないことは手放して、自分がコントロールできることに、意識を向けましょう。
ここから具体的にメリットや転勤族をどう楽しむかを解説します。
オンラインでつながることが当たり前になった時代。全国どこにでも友達がいるという心強さ
コロナウィルスが広まったことで、急速にオンラインでのつながりが強くなってきました。
会いたいと思っているのに、なかなか会えないままになっていた人たちとも、これを機会にzoomで話すようになったり、著名人の方々も、オンラインの活動にどんどん踏み込んできたりと、世の中は大きく変化しようとしています。
「オンラインで、会いたい人にいつでも会える」
今はそんな時代です。
人に会いやすいとか、知り合いがいるからとかいう理由で、住む場所を選ばなくていいんです。
引っ越しをすることで、その土地ごとにお友達ができるし、それに加えて、オンラインで友人・知人とつながっていられるんです。
知り合いがいない場合も、今はたくさんのオンラインコミュニティーがあります。
自分の肌に合うオンラインコミュニティーを見つけて、定期的にそのメンバーとお話するようにしていると、「孤独で寂しくて寂しくてどうしようもない」というまでの孤独の深みにはハマらずに済みます。
会えない寂しさはありますが、いろんなところに友人がいるって、なかなか楽しいです。
ただ、引っ越しをしてあとも、連絡を取り合わないと、どんどん疎遠になっていくので、つながりを途絶えさせない工夫は必要かと思います。
そして、会いたいなと思ったら、是非そのときに会いに行ってください。
会おう会おうと思って、会えなくなってしまうことってあるので、そこは積極的な行動をおすすめします。
「交通費がかかるし、時間もかかるし…」と思うかもしれませんが、そこまでして会いたいって思う人こそ、あなたの大事な人であると、気付くきっかけになります。
友達と会うためにお金を使っていいか、家をあけていいか、前々から夫と話し合いを重ねていくのも、いいと思います。
食いっぱぐれのない、どこでも生きていけるスキルや仕事を手に入れる
現場で働くスタッフとして働きたいとなると、転勤ごとに職場を見つける必要があります。
人と直接、接することで幸せを感じる人もたくさんいます。
そういう人にとって、夫の転勤による引っ越しで、職を失うのはしんどいことでしょう。
それでも、人と接したり、現場で働きたいと思うのなら、職探しをするしかありません。
つらいですが、また仕事を探して、仕事の内容を覚えて、人間関係を構築したり、自分の居場所を作っていくしかありません。
ただ一つ、ここでわたしがおすすめするのは、そういった仕事以外に、オンラインでできる仕事を持つことです。
ブログを書くでもよし、YouTubeをやるでもよし、オンラインで講座をやるのもよし。
どこにいても、稼げる力を身につけてしまうと、気持ちが安定します。
もしお金をもらうことに抵抗があるのなら、まずは無料で提供できるものに取り組んでみましょう。
「オンラインでビジネスなんて…」と難しく考えてしまう場合は、好きなことでいいので、SNSで発信をしたりといったオンラインで活動をしてみましょう。
自分の人生を支えるものが、夫や自分の仕事だけだと不安定になりますが、オンラインでの友人とのつながりや、活動があることで、社会とのつながりも保たれて、不安や孤独、イライラが半減します。
「主婦はこうあるべき」を手放すチャンス
環境が変わり、子どもといる時間が増えたり、仕事探しをしなければいけなかったりと、ストレスを感じる時間が増えます。
「転勤うつ」という言葉があるくらいなので、仮に引っ越し先が住みやすくていい街だったとしても、疲れることには変わらないんです。
その状況の中で、「しっかり者の妻」「いつでも笑顔のママ」を演じ続けるのは、とても大変なこと。
そこでおすすめなのが、引っ越しを機に、「主婦はこうあるべき」という思い込みを壊してしまうことです。
そして、自分が少しでも楽しくいられるやり方を見つけてほしいんです。
子どもと一緒にいて、疲れてしまうのなら、夕食は簡単な鍋にしてもいいですし、洗濯機を全自動のものに変えてもいいと思います。
お掃除ロボットや食洗機を使うのもよしです。
転勤族の妻を楽しむために、柔軟にものを考えてみるんです。
もしできるなら、「家事も育児もちゃんとこなす、しっかり者の妻」にこだわるのをやめて、自分なりの妻の価値を作ってみてください。
それは、「好きなことをとことんやって、楽しそうな妻」でもいいですし、「マイペースだけど、幸せそうな妻」でもいいです。
「主婦とはこういうもの」を手放して、自分で価値をつくって、それを夫や子どもに理解してもらえるようになると、人生をもっともっと楽しめるようになります。
それは、転勤族の妻だけでなく、すべての女性に言えることです。
子どもにとっての一番はやっぱり家族
親の都合で、子どもをいろいろなところに引っ越しさせるのは、心苦しいですよね。
せっかく仲よくなったお友達とお別れになってしまって申し訳ないと思ったり、新しい環境になじむのに不安になったり、つらそうにしている子どもを見ているのも、嫌かもしれません。
ただ一つ言えるのは、子どもが幼いうちは、「子どもは家族が一番」だと言うこと。
特に、ママが一番です。
そう考えると、家族がそろっていて、幼稚園や学校が少しつらくても、家に帰れば、安心して甘えられるママとパパがいることが、本当に大事です。
だから、子どもの環境を変えざるをえないときこそ、ママは自分を癒して、子どもの甘えをどんと受け止められる余裕を持っていてほしいんです。
「何かあったら、私たちが全力で受け止めよう」
「しっかり愛情を伝えていけば大丈夫」
そう信じて、家族のきずなを深めるチャンスだと考えてみてください。
シンプルで身軽な生活をできるようになる
引っ越しがあると、その都度その都度、家の中のモノすべてを出して、所有しているものを整理する機会が得られます。
いま持っているものをすべて出して整理する機会ってなかなかないし、骨が折れるんですよね。
引っ越しがあることで、ずっと他の荷物にまぎれていた不要なモノなどにも向き合うことができ、必要以上に荷物が増えるのを防ぐことができます。
引っ越し先にも持っていきたいと思ったモノは残し、持っていたのも忘れていたようなモノや、なくなっても困らないようなモノ、持っていると気が重くなるモノは処分してみてください。
そして、モノを減らしたら、是非、残っているものの手入れをしてみてください。
磨くなどして、きれいな状態に戻してあげると、愛情が生まれて、新鮮な気持ちにもなりますし、それを大切に扱うことができます。
大切なモノだけを残し、それらを大切に使っていく。
そういうふうにしていくと、どんどん身軽で自由な気持ちになっていきます。
好きなモノに囲まれて生活をすると、気持ちが満たされる時間が増えるので、家にいる時間も、もっと充実します。
ちなみに、「モノはお金がカタチを変えたもの」でもあって、お金に対する考え方も変わっていくので、お金の管理を上手にしたい人にとっても、大切なモノを残し、手入れをするというのは、すごくおすすめです。
身の回りのモノを整えるというのは、人生を大きく変えるきっかけになります。
是非、やってみてください。
とにかく自分を優先しよう!自分をとことん大切にすると、自然と家族に感謝ができる
新生活に、家族それぞれがとても疲れると思います。
そんなときは、夫や子どもの心配より、何よりも、自分のケアを優先してください。
自分が満たされていなければ、まわりを満たすこともできません。
感謝が大切と言っても、本当の感謝は、自分が満たされていて、心に余裕があるからこそ、生まれるもの。
だから、自分がリラックスできる時間をたくさん作ってほしいんです。
日頃から、是非、自分が「これをすれば元気が出る」というものを見つけて、メモしておいてください。
そして、引っ越し後、少し疲れを感じたら、そのメモに書いてある「これをすれば元気が出る」ということを、一つずつ実践してみてください。
ちょっとお金がかかっても、やる価値があるおすすめ行動なので、やってみてください。
そして、ヘトヘトに疲れきるまで頑張らずに、堂々と休んでください。
妻だろうが、母親だろうが、一人の女性であって、自分が生きたいように生きる権利があります。
休むことに罪悪感を感じなくていいので、積極的に自分を癒し、満たしていってください。
それでもつらいときは、今後について夫婦で話し合おう
それでも、夫の転勤で引っ越しがしんどいという場合は、夫に単身赴任をしてもらうことや、転勤族を辞めることを検討してみてもいいと思います。
この記事は、「つらいこともあるけれど、転勤族の妻であることを楽しみたい!」という決意をした方向けに書きました。
そうは言っても、転勤ってとても負担になります。
だから、もし、「転勤族はもう絶対に嫌」と思うんだったら、夫婦のあり方を考えてみてください。
これもまた、家族のきずなを深めるいい機会になります。
その件で、夫婦すれ違ったり、うまく気持ちが伝えられなかったり、もどかしい思いをすることもあるかもしれません。
せっかくなので、この機会に、いい夫婦関係を続けるにはどうしたらいいのかにも、向き合ってほしいなと思います。
転勤族の妻をやめられないのなら、考え方を変えよう!孤独やつらさは乗り越えることで、人生が輝く
転勤族の妻として、夫についていくと決めたら、「いかに楽しむか」に焦点をあてていきましょう。
「これも嫌だ、あれも嫌だ」とネガティブなことばかり考えずに、「これも楽しそう、あれも楽しそう」と、ポジティブな側面も見つけてみてください。
今は「変化」の時代です。
変化をしていくことが、この時代を生きる上で、とても重要な一方で、
私たちは歳をとればとるほど、変化が怖くなり、現状維持、もしくは退化の方向へ向かっていくことが多いです。
そんな中で、否応なく、辞令が言い渡され、引っ越しせざるを得なくなるというのは、変化して、柔軟な女性になっていくには、うってつけの方法です。
だから、もし転勤に着いていくのなら、それを「自分を変え、人生を変えるチャンス」だと捉えてほしいんです。
自分のモノの見方が変われば、世界はガラッと変わります。
あなた自身が、自分から変わっていくことで、いつの間にか周りも変化していきます
「でも夫のせいで、わたしは人生めちゃくちゃ」
って批判的になるよりも、ずっと人生を楽しめるようになります。
でも、やっぱり、住む場所を定めたいと思ったら、夫と「どんな人生を歩みたいか」について、たくさん話し合ってください。
それは、転勤族に限った話ではないです。
お互いの間違いやあらを探すのではなく、二人で、または子どもを含めて、みんなで自分の思いを伝え合っていく。
そして、それぞれの意見を盛り込みながら、もっといい考えを作り上げていく。
それができると、家族ってとても素敵なものになっていきます。
家族との意見を交わし合って、未来をつくっていくこと。
それは、緊急かどうかと言われれば、そうでもないのかもしれません。
でも、家庭を持つ人にとっては、とても重要なものです。
どうか、それを面倒だと思わずに、家族の醍醐味として、味わってほしいんです。
そうすると、「家族っていいな」「自分はこの家族の一員なんだ」と、心が豊かになっていきます。
わが家の転勤事情
さて、ここで少し我が家の状況を共有してみます。
我が家は、夫とわたしと3歳の娘の3人家族です。
夫は22歳、新卒で今の会社に入社してからずっと、転勤族です。
ちなみに、夫もわたしも今年度で31歳です。
今現在、私たちは神奈川県で生活しています。
その前は、夫は栃木県で働いていて、そのときは、わたしも栃木県の実家にいて、そこで出会いがありました。
付き合ってまもなく「同棲しよう」という話になりました。
わたしはパートとして、実家の近くのスーパーで働いていて、その生活も嫌になっていたし、仕事にもこだわりを持っていなかったので、ウキウキしたり、ドキドキしたりしながら、同棲開始。
新しい土地でパートを探し直すことになりましたが、それは特に苦とも感じず、「転勤族だから、いろいろなところに住める!」って、意気揚々としていました。
そして、2年くらい経ったときに、夫に辞令が。
妊娠がわかってすぐのことでした。
辞令は引っ越しの一ヶ月前。
ちょうどそのとき、わたしは、お腹に娘がいて、つわりまっただ中。
つわりがひどくて、パートも休みがちだったのですが、一ヶ月後には、引っ越しなので、やめることに。
つわりはひどかったのですが、引っ越し先は、しばらく住むことになる部屋なので、吐き気と頭痛にさいなまれて、冷や汗をかきながら、神奈川に内見に行きました。
産婦人科探したり、歩いて行けるスーパーを探したり、楽しくもありましたが、お腹に娘がいるので、無理もできず、いつもとちがう体調と付き合いながら、新生活に慣れていきました。
ただ、栃木県の実家からは離れてしまったので、つわりの大変な時期や産後のホルモンバランスが乱れている時期には、助けてもらえる人がおらず、苦戦しました。
とはいえ、両親との関係があまりよくなかったので、もともと頼るつもりはなく、里帰り出産もしなかったのですが…。
でも、妊娠中・育児中の母親にとって、近くに頼れる存在の親がいるって本当に心強いんですよね。
わたしはそれができなかったので、結構、大変でした。
それでも少しずつママ友ができて、育児をサポートしてくれる人もちらほら。
よかったのは、わたし自身が、自分とうまく付き合って、いい意味で適当になることができたということ。
そうやって少しずつ、今の土地に慣れていきましたが、これから2年以内には、また引っ越しがあります。
たくさんのつながりができ、娘も年少さんで幼稚園に入園して、うまくなじんでいるようだったので、そう考えると、気が重くなるようになりました。
「その間は一人で引っ越しして」
「やっと幼稚園に慣れて、わたしも時間ができたのに」
と、夫婦険悪にもなりました。
そんなある日、娘が幼稚園から帰ってきて言ったんです。
「ママとパパといっしょがいい」
「もういかない」
それを聞いて、幼い娘にとって、家族が一番、大事なんだと気づいたんです。
娘がもう少し大きくなったときには、もしかすると、学校やお友達に対する思いも変わってくるかもしれません。
でも、今の段階では、幼稚園よりも、家族なんだなぁと思い、夫の転勤についていく覚悟を決めました。
引っ越しまで長くて2年。
それより前に事例が出る可能性もあるので、心はもう引っ越しに向かっています。
「いつ引っ越してもいい」
そんな心がまえです。
それに今、娘が幼稚園を嫌って、ずっとおうちにいるので、一日中、一緒にいる生活は変わりません。
ずっと「ママと一緒がいい」というわけではないでしょうから、今は踏ん張りどき。
ひとまず娘が幼稚園のうちは、転勤族のままの予定です。
今はどんな部屋に住みたいか、「次は食洗機が使える家にしよう」とか「図書館の近くに住もう」とか、そういったことを夫と話しながら過ごしています。
転勤は、確かに大変です。
特に、子どもがいるとなると。
でもきっと、あなたを柔軟な、魅力的な女性へと変えてくれます。
あなたの人生が、よい方向に変わっていくのを、心から応援しています。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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