こんにちは。
キョロです!
子育てをきっかけに絵本が大好きになりました。
娘への読み聞かせを通して、絵本を深く学びたくなり、今年、5月から「絵本講師」の資格を取りに行くことになりました。
せっかくなので、これからは、おすすめ絵本の紹介の記事も少しずつ書いていこうかなと思っています。
今日は、娘に大好評の、読んだら笑顔になる絵本をご紹介します。
「わにわにのおふろ」の絵本データ
絵 山口マオ
出版社 福音館書店
出版年 2000年6月
楽しめる年齢の目安 2才〜4才
わにわにのおふろのあらすじ
「わにわにのおふろ」は、こんな文章から始まります。
ほら、おふろばにはいってきました。
わにわに視点の絵本でなく、誰かがわにわにを見ながら実況中継しているような絵本です。
お風呂に入ってきたわにわには、まず、お風呂にお湯をためます。
そしておもちゃを湯船に浮かべます。
お風呂によじのぼったわにわに。
お風呂に勢いよく入ると、おもちゃで遊び始めます。
それから、せっけんであぶくを作って遊びます。
シャワーヘッドをマイクにして、歌もうたいます。
お風呂にもぐって温まり、タオルで体を拭いて、お風呂から出ていきます。
最後はおいしそうにジュースを飲みます。
そして、
で終わります。
わにわにがお風呂に入る一部始終をかたわらで見ている感じですね。
それだけの絵本なのに、どうして子どもの心を強く惹きつけるんでしょうか。
「わにわにのおふろ」の魅力を次の項目で語ります。
「わにわにのおふろ」の魅力の解説
わにわにがどれだけお風呂が好きなのかがすごく伝わってくる絵本
この絵本では、最初にも最後にも「わにわにはおふろがだいすきです」って書いてあります。
わにわにが、湯船におもちゃを浮かべて、「よしよしよし」と言っている様子を見ると、これからのお風呂遊びを楽しみにしているのが分かります。
おもちゃだけでなく、泡で遊んだり、シャワーヘッドで遊んだり。
わにわにはお風呂をとても楽しんでいます。
お風呂という日常に結びついたテーマの絵本で子どもも興味津々
子どもは、どんなことでも遊びに変えてしまいますよね。
わにわには、まるで自分の子どもの姿を体現しているようです。
子どもにも状況を想像しやすい本ですね。
わにわにの行動にぴったりな楽しい音の表現が盛りだくさん。聞いた子どもが思わず笑ってしまう。
じゃばじゃばじゃば
ぽくんぽくんぷくん
ずるずりずるずり
じょろろーん!
ぷーぷーらららぷーららら
うりうりうりうりオーイェー
ぐにっぐにっぐなっぐなっ
絵本ではこのような表現が出てきます。
ただ淡々と話が進んでいくわけではなく、聞いていて楽しくなってくる表現がたくさん使われているので、飽きることがありません。
わにってなんだか怖いイメージだけど、親近感を持って読めるよ。
わにって一般的に怖いイメージですが、この絵本を読んでみると、わにがかわいく思えてきます。
わにわにのチャーミングな行動に心が惹かれます。
一文一文が短くて、むずかしい言葉もないから子どもも集中して聞いていられる
「わにわにのおふろ」には、無駄な言葉がありません。
かんたんな言葉で書かれているので、2才からでも、理解しやすいです。
子どもにとって身近な「お風呂」をテーマにして、心地いい音を使うことで、子ども心の心を離さない絵本
「この絵本の何がいいのかなぁ」と改めて考えたときに、子ども目線であることが一番のポイントかなと思いました。
この絵本が好きになる子どもは、わにわにと同じく「お風呂」は「遊び」なのかもしれません。
だからきっと、この絵本を見ながら、心はワクワクしているのだと思います。
ブログに書くことで、はじめて「わにわにのおふろ」の魅力を考えてみて、子どもにとって日常がどんなものなのか、子どもの視点に立ち帰れました。
子どもを絵本に集中させたいのなら、まず読み聞かせの習慣をつけよう
この絵本は、さほどむずかしくないし、聞いていて音も心地よく、おもしろいので、子どもも集中しやすい本だと思います。
ただ、わたしが伝えたいのは、気が向いたときにだけおもしろい絵本を買って、一時的に子どもの心を絵本に惹きつけるだけでは、読み聞かせの習慣はつかないということです。
ぜひ、読み聞かせを毎日の習慣にしてほしいなと思います。
読み聞かせの習慣をつける方法を別の記事で書きますね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!