こんにちは、絵本講師のキョロ(→プロフィールはこちら)です。
むすめが小学校に入学し、不安や心配でいっぱいの毎日。
疲れがたまっていたのか、風邪を引いて強い倦怠感が……。
布団に横になっているわたしの元に、むすめがやってきて絵本を読んでくれました。
たどたどしいむすめの音読。でも、楽しそう。
「読み聞かせは母親がするもの」と思っているママさん。たまには、お子さんに読み聞かせをお願いしてみませんか?
- 絵本講師
- 生後2ヶ月頃から読み聞かせ開始
- 読み聞かせた絵本のべ30000冊
- 毎日30分から1時間の読み聞かせ
絵本を子どもに読んでもらおう
いつも読み聞かせをがんばっているママさん、パパさん、ときどきはお子さんに絵本を読んでもらいませんか。
読み聞かせを続けてきた子にとっては、誰かに絵本を読むことって、ワクワクすることである場合が。
赤ちゃんの頃から読み聞かせを続けてきた我が家もそうなんです。
うちのむすめは、読み聞かせすることに「憧れ」があるよう。「大人の仲間入り」みたいな感覚になるのでしょうか。
先日、わたしが風邪で寝込んでいると、絵本を数冊持ってきて、目をキラキラと輝かせて「読んであげるね」と言い出しました。
ちゃんと絵本の向きをわたしが読めるように変えて、むすめにとっては絵本が逆さになる位置で、上手に読んでくれました。
「読みやすい向きでいいよ」と言っても、わたしの方向に向けるむすめ。
ママみたいに読みたい!
絵本を読んでもらう2つの条件
お子さんに絵本を読んでもらう2つの条件がこちら。
- ひらがなをスムーズに読めるようになっている
- それなりに長いお話を聴けるようになっている
ひらがなを読むのに困難があったり、まだお話を理解できなかったりする場合は、読むこと自体が苦行になってしまう可能性が。まずは、読んでもらう楽しさを体感させてあげてください。
子どもに絵本を読んでもらう機会を見つけよう
実は、子どもに絵本を読んでもらう機会ってけっこうあるんです。
探せばいくらでもあります。
オススメは、上記のようなタイミングで読むのを習慣化してしまうこと。
我が家は、小学校の宿題である「教科書の音読」のついでに、好きな絵本を1冊、読んでもらっています。
平日は毎日、音読の宿題が出るので、おのずと週に5冊は音読をすることになります。
いつもやっている習慣にくっつけてしまうのがオススメです。
ママが絵本を選ぶなら「実年齢−(2〜3歳)」の絵本がオススメ
子どもに読んでもらう絵本は、子どもに選んでもらってもOK。
もしママが選ぶなら、ぜひ「実年齢−(2〜3歳)」の絵本をオススメします。
読んでもらったのを聴くのと、自分で読むのとは大違いです。
お子さんがスラスラ読むには、ちょっと絵本のレベルを下げたほうがいいんです。
はじめのうちは、0歳向けの絵本でもOK!
お子さんが「読むのがつらい」と思わないように配慮してあげるのが、とても重要です。
ママが複数冊、選び、そこからお子さんに選ばせる方法も。
子ども自身に選ばせることで、「やらされ感」が芽生えるのを防ぐこともできます。
子どもに求めすぎないことのススメ
注意点は、子どもに「求めすぎない」こと。苦なくできるところで、やめておきましょう。
1冊でも十分だと思います。実際に我が家は1冊のみ読んでもらっています。
ポジティブなフィードバックのための3つのコツ
絵本を読んでもらったら、フィードバックをしましょう。
コツはこの3つです。
- アイメッセージ
- 具体的にほめること
- 今までと比べて成長した部分を評価する
「ありがとう。ママ、絵本を読んでもらってすごくうれしかった!」
「◯◯のところが、スラスラ読めていてビックリしたよ!」
「前よりずっと上手に読めるようになったね」
こんなふうに、お子さんのやる気を引き出すフィードバックをしましょう。
くれぐれもマイナスのフィードバックをしないようにしてくださいね。
細かい読み方の訂正はしなくてもよい
読んでいる際に、お子さんが読み方をまちがえることがあります。
その場合、わたしは指摘しないことが多いです。
「楽しい」という気持ちを削がないため。
その代わりに、読んでもらった数日以内に、その絵本を読み聞かせます。
詰まってしまった場合は、その読み方を伝えています。
そもそも、何度も詰まるような絵本は選ばないようにすることも大切です。
宿題の音読に関しては、読み方のまちがいを指摘します。まちがえたままだと、授業やテストで支障をきたすためです。
読むのが難しそうな場合は、先に親が読んでみるのもよい
お子さんが選んだ本の難易度が少し高い場合は、親が先に読んでお手本を見せてあげましょう。
それか、読んでもらう絵本を選ぶ時点で、日頃から何度も読み聞かせているものを選ぶといいと思います。
音読のメリットは計り知れない
音読の威力は計り知れません。
- 文字を読みながら、
- 内容を理解し、
- これから読む箇所を目で追っていくわけですから、
たくさんの能力が磨かれていくんです。
お子さんが読み聞かせに慣れてきたら、ぜひ音読の習慣も取り入れてみてくださいね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
お子さんに絵本を読んでもらって、人生を変えよう!