こんなお悩みを解決する記事です。
こんにちは、完璧主義な夫を持つキョロ(→プロフィールはこちら)です。
「子育てで夫の行動が気になる」
「夫に子どもに対する態度を改めてもらいたい」
こんなふうに、夫の子どもへの態度にモンモンとしていませんか。
たとえば、家庭内がこんな状態になっているとしたら、とてもつらいと思います。
なぜ、こんな状況が想像できるかというと、うちの夫もこんな傾向があったからです。
たたいたり、キレたりといったことはないのですが、イライラが態度に出ることはしばしば。
それを見ていると、自分もつらくなってしまいます。
だからこそ、この記事を書くことにしました。
この記事の概要はこちらです。
- 子どもにイライラしがちな夫の特徴5選
- 子どもにイライラしがちな夫の対処法13選
- 夫との関係をこじらせないためにできること7選
- 夫がモラハラ夫かどうか見極めよう
執筆者のキョロはこんな人です。
夫
- 完璧主義
- 自分に厳しく他人にも厳しい
- うまくいかない理由を人のせいにしがち
わたし
- 人の顔色をうかがいがち
- 心配性
- 感受性が強めのHSP
- うまくいかない理由を自分のせいにしがち
夫の子育てに悩むママさんの不安がやわらぎ、解決に向かうことを願っています。
子どもにイライラしがちな夫の特徴8選
子どもの行動に感情的になり、コントロールする夫の特徴を解説します。
具体的にはこんな特徴です。
- 自分に厳しく他人に厳しい
- 完璧主義
- 自己中心的
- 減点主義
- 他罰的
- 長期的な視点がない
- 感情のコントロールができない
- 亭主関白
詳しく解説します。
①自分に厳しく他人に厳しい
自分に厳しい人は、他人に厳しい場合が多いです。
自分がしっかりやっている分、人にもしっかりやることを求めてしまうのです。
無意識に「自分がこれだけやっているのに、なんで周りはちゃんとやれないんだ」という怒りを抱えている場合もあります。
②完璧主義
完璧主義で、0か100の考え方をしていると、周りの人のできていないところが目につきます。
「やるなら徹底的に、完璧に」と思っていると、少しでもできていないとイラ立ちを募らせます。
③自己中心的
「どういった状態を完璧とするか」は、あくまで夫の基準です。
自分基準しか物事を見られないと、客観的な視点を忘れてしまい、周りがふりまわされてしまいます。
夫は納得しているけれど、家族が納得していない場合は、夫が自己中心的な可能性もあります。
④減点主義
できたことよりも、できなかったことに目がいくと相手の欠点を指摘するばかりになってしまいます。
できなかったことに目が向くのは自然なことでもありますが、程度がひどいと周りは大変です。
⑤他罰的
うまくいったことを人や環境のせいにするのが、このタイプ。
「自分はまちがっていないから、周りが変わるべき」
こう思うと、「子どものせいでイライラさせられている。変わるべきは子どもだ」という発想になり、子どもをコントロールすることになります。
⑥長期的な視点がない
「いずれできるようになるのを信じて待つ」
これができれば、子どものできない部分にも寛容になれます。
でも、「今すぐに完璧に」をできることを求めてしまうと、うまくできない子どもにイライラしてしまうのです。
⑦感情のコントロールができない
イライラして感情のコントロールできないのは、子どもや妻の問題ではなく、夫の問題のはず。
たとえ子どもがまちがったことをしていても、感情的にならずに、言いたいことを伝えられるのです。
感情のコントロールができないのは、精神的に未熟ということでもあります。
⑧亭主関白
男気があって、「俺についてこい」という性格があだになっている場合も。
頼りがいがある一方で、独善的にもなりがち。
「自分をまげたくない」
「自分の信念を貫きたい」
こんな意志の強さが家族をふりまわしてしまっているのかもしれません。
子どもにイライラしがちな夫の対処法13選
子どもにイライラしがちで、行動をコントロールしようとする夫にどう対応したらいいのでしょうか。
解決法を解説します。
1.自分の育児を貫く覚悟を持つ
まず夫がイライラしていても、もし自分の育児がまちがっていないと思うのなら、「自分の育児を貫く覚悟」を持つことです。
自分の行動を無理に夫に合わせる必要はないのです。
もちろん、「自分の意見もまちがっているのかもしれないな」と思える柔軟性も必要です。
でも「やっぱり自分の育児のスタイルで行きたい」と思うなら、夫がどんな育児をしようとも「自分は自分」で行動する勇気が必要なのです。
2.人の顔色をうかがう自分を卒業する
もしかして、夫の顔色をうかがいすぎるクセがありませんか?
- 感受性が強い
- 育った家庭が荒れていて素直な気持ちを表現できなかった
こんなママさんは、夫のイライラに恐怖を感じてしまうことがあります。
夫が感情的になるのは夫の問題。
人の顔色が怖くてビクビクしてしまうのは自分の問題。
夫にも自分にも、問題がある可能性も。
「ちょっとそれ、おかしいよ」
このことが言えず、自分の気持ちを押し込めてしまうのなら、まずは人の顔色をうかがう自分を卒業する必要があります。
- 自分の問題なのか
- 夫の問題なのか
- 自分と夫の問題なのか
そのへんも見極めてみるのをオススメします。
感受性が強いHSPのあったり、育った家庭に問題があったりするのなら、自分と向き合う時間も大切です。
夫に正直に、「ピリピリした空気が苦手。すごく怖い」と伝えてみるのも手です。
夫のイライラが止まらずつらかったら、「ひとまずその場を離れる」といった行動を起こしてみてもいいと思います。
夫が「自分がどんなことをしても受け入れてもらえる」と傲慢になっているのなら、こちらも行動で示す必要があります。
3.感情的にならなくても子育てができるのを夫に理解させる
感情的にならなくても子育てができることを、自分の言動を通して夫に伝えていくのも大事。
自分がおだやかに子どもと接しているのを見て、「こういうやり方もあるんだな」と受け取ってくれる場合もあります。
身を持ってそれを示していく方法もあるのです。
もしくは「その態度って、自分がされたらイヤなんじゃない?」などとやんわり伝えてみるのも手です。
「そういう態度っておうちの外でもやってるの?ちょっと怖い〜」とちょっとおちゃらけながら言ってみる手もあります。
ただし、この方法は夫が「責められている」と感じるとうまくいきません。
4.夫と子どもで年齢差・能力差があることに気づいてもらう
夫の行動を見ていると、「相手は子どもなんだよ」とツッコミたくなることがあります。
30代の夫と5歳(2022年4月現在)のむすめ。
「精神年齢、同じ?」と思うようなケンカをしていることがあるのです。
そんなときは、「まだ5歳なんだよ?大人な対応してあげたら?」とやさしく伝えてみてもいいと思います。
わたしも、夫と子どもがバチバチぶつかっているときに、あきれはてて、
「こっちは5歳!もうパパは32歳だよ!同じ土俵に立たない!!!」
と怒ったことがありました。
さすがに夫も我に返って過激な行動がおさまりました。
5.夫も子どもの頃はできないことがあったことを思い出させる
大人になると、過去には自分も子どもだったことを忘れてしまいます。
自分が、
- 親にされてイヤだったこと
- うれしかったこと
も忘れてしまいがちです。
うちの夫は片づけに厳しいのですが、夫が子どもに厳しくなりすぎているときは、
「お義母さんが〝うちの子たちも小さい頃はぜんぜん片づけができなかったわ〜”って言ってたよ。パパも一生懸命がんばって今につながってるんだね」
と伝えることも。
そうすると、一時的にでも夫の行動がマイルドになったりします。
6.加点主義で物事を見ることの大切さを伝える
「できたこと」に目を向けるように、夫を育てていくのもいいですよ。
これは長期的な目線で取り組んでいきましょう。
- 完璧主義
- 自分にも他人にも厳しい
こんな性格のパパさんでも、妻の影響を受けて変わっていくことが可能。
夫がうまくいかないことで悩んでいるときに、
「うまくいかないことがあっても、これからできるようになればいいじゃん」とか、
「前よりもひとつでもできるようになってることがあればいいんじゃない?」といった言葉をかけていくといいですよ。
完璧主義の傾向はなくならなくても、少しずつ性格が丸くなっていきます。
また、「できなかったことよりも、できたことをほめてらもらえるほうがやる気が出る」などと、気持ちを伝えていくことも大切。
実際にそうしてくれることがあったら、すかさず「できたことをほめてもらえてうれしい」と伝えましょう。
7.お互いのよさを活かすことを意識させる
もし夫が「正しいか、まちがっているか」で物事を見るクセがあったら、日々の会話で、
「まぁいろんな人がいるよね〜」
「基本的にみんなちゃんとしてるから、ちゃんとやれない人って腹が立つんだよね〜」
などと、考え方を変えるきっかけを作っていくといいですよ。
「家族みんな性格が違うし、批判し合わないでなかよくやっていこう」
「せっかくなら、家族みんなのいいところ活かそうよ」
など自分から率先して家族をいい方向に持っていくようにしてみるのもオススメです。
8.自分も子どもも精一杯がんばっていることを伝える
夫にはカンタンにできても、自分や子どもには難しいことがたくさんあります。
夫の求める水準をクリアするのが大変なら、
- もうがんばるのがつらいこと
- もっと水準を下げてほしいこと
などを、その都度、伝えていきましょう。
自分のキャパシティーを超えるがんばりは続きません。
夫と自分の価値観は違うこと。それを理解してもらえるように、努力する必要があります。
できないことをできないと言う。
これがとても大切です。
9.子どもができるようになったことや成長の度合いを伝えていく
子どもの成長をその都度、伝えていくことで、夫が「子どもなりにがんばっているんだな」とわかってくれることも。
また、子どもが夫の求める行動ができない理由を、ちゃんと伝えていく姿勢も大事。
「今日はね、幼稚園ですごくがんばったみたいで疲れちゃってるんだって」など、子どもの気持ちを代弁してみても。
もちろん、それを子どもが夫に直接言えるのが理想ですが、頭ごなしに子どもにイライラをぶつけてしまうようなら、自分を通して伝えていったほうがいいです。
10.夫をコントロールしようとするのを手放す
子どもがパパにコントロールされるのを嫌がるように、夫も人からコントロールされるのは嫌なもの。
やれることをやったら、「夫にこうあってほしい」という理想を手放したほうがいいのかもしれません。
「夫がもし態度を改めてくれたらうれしいけれど、今のままでもいいや」
こう思えると、気持ちが楽になります。
自分自身が「夫の子育てはまちがっていて、わたしの子育てが正しい」という思い込みを手放すのもアリです。
11.夫の厳しさをうまく家庭に活かす
夫が厳しいことにメリットがある場合も。
わたしの場合は、夫が厳しいことでできるようになったことがたくさんあります。
結婚したてのとき、
- 家計簿を先延ばしにすること
- 献立でいつまでも悩んでいること
などについて、いつも注意されていました。
すごくイヤな気持ちにはなりましたが、イヤでも改善しなくてはいけなかったので、主婦としてずいぶん成長できました。
それと、夫の完璧主義な部分が家事や育児に活きることがあります。
我が家の整った収納は、ぜんぶ夫が考えてくれたのです。
「お互いのよさをどう活かすか」
この視点が大切です。
12.その言動が一時的なものなのか永遠に続くものなのかを見極める
子どもに対する言動が一時的なものなのか、永遠に続くものなのか、見極めましょう。
感情的になって怒りをぶつけるのが、何らかの事情があって一時的なものであるなら、関係を続けてもいいと思います。
でも、
- 謙虚さなし
- 素直さなし
- 向上心なし
といった状況なら、関係を考え直したほうがいいです。
今後も、付き合っていくべき相手なのか、考えるいい機会です。
13.夫に心の余裕がないなら自由な時間をプレゼントする
夫のイライラの原因が、心の余裕のなさにあるのなら、心を休ませる時間をとらせるのもいいと思います。
疲れていれば誰でも心の余裕がなくなります。
- 夫の子どもに対する言動が一時的
- 夫の人間的な成長が見込める
こんな条件を満たしているなら、長い目で見て付き合っていくといいと思います。
家族それぞれ少しずつ成長していくものです。焦らず、付き合っていきましょう。
夫を休ませると自分のがんばりが増えてしまうことも。
自分の負担が増えてつらくならないように、自分もしっかり休んでいきましょう。
子どもが幼稚園などに行っているときは、ゆっくり休めるといいですね。
夫との関係をこじらせないためにできること7選
イライラしがちで、子どもをコントロールしがちな夫と付き合っていくにはさまざまな工夫が必要。
家族の関係をかじらせず、よい方向に変化させるためにはどうしたらいいのでしょうか。
そのコツを解説します。
①夫のことを理解するよう努めよう
夫のことを理解するように努力しましょう。
他人に厳しい人間になりたくなくても、家庭環境によって、そうなってしまった可能性もあります。
お互いを理解しようとする姿勢が大事です。
②夫の行動を責めるような態度をとらずに気持ちを伝えよう
どんなに夫の行動がおかしいと思っても、夫の行動を責めるような態度はとらないほうがいいです。
人は非難されればされるほど、かたくなになるもの。
反発をまねくだけなので、責める行動は厳禁です。
③おだやかな空気のときにやんわり明るく気持ちを伝えよう
言いたいことがあるときは、
- おだやかな空気のときに
- やんわり明るく
伝えるのがポイントです。
夫が忙しいときや、ピリピリした空気のときに何か伝えるのはオススメできません。
③子どもの前で欠点を指摘するのをやめよう
子どもの前で欠点を指摘するのは、子どものためにも夫のためにもなりません。
自分の未熟なところを指摘され、その上、人に見られているのは気持ちのいいものではありません。
特に子どもは、その言葉をそのまま受け取り、「パパって人に厳しいよね〜」など何の気なしに言ってしまうことも。
気をつけたほうがいいです。
④お互いの本音を話し合える機会を持とう
お互いに本音を話し合える機会を多く持ちましょう。
人の話を上手に聴くスキルを身につけておくのもオススメ。
「自分の考え方もパートナーの考え方も正しい」
お互いにこう思えるようになると、関係がすごくよくなります。
⑤夫と自分が対等な立場であることを思い出そう
いつの間にか夫が自分より上の立場になっていないか、考えてみてください。
対等な関係でいられていますか。
もし自分だけが我慢している状態なら、対等な立場で接することができるよう、自分の気持ちを伝える練習を始めていきましょう。
夫はやりたいようにやって、妻は我慢ばかり。
その関係を変えていかないと、いつもただ萎縮してばかりになってしまいます。
「自分にはどうしようもできない」という感覚にもなってしまうので、自分の考え方を変えていくことも大事ですよ。
⑥夫が家族にとってどれだけ大切な存在であるかを伝える
夫が家族にとってどれだけ大切な存在であるか、伝えていきましょう。
- 夫がいるおかげで家族がうまくいっていること
- 夫の言動はたくさん家族に影響を与えていること
夫が「よし、家族のためにがんばるぞ!」と思ってくれるような関係を作っていくといいです。
モラハラ夫ならば別居や離婚を考えよう
ここまで
- 子どもにイライラしやすい
- 子どもをコントロールしようとする
- 感情的になりがち
な夫の特徴と対処法を解説してきました。
ですが、もし人間性を疑うような夫だとしたら、夫婦関係を継続するか、考え直したほうがいいでしょう。
- 傲慢
- 自分は変わろうとしない
- 人のせいにする
- 感情的になって怒りをぶつける
- 不誠実
こんな夫とずっと付き合っていきたいですか?
「そんなこと言ったって、カンタンに離婚なんてできないよ」
「シングルマザーじゃ子どもがかわいそう」
こういった思いがわいてくるかもしれません。
でも、モラハラ夫とずっと付き合い続けたら、自分にも子どものためにもならないですよ。
子連れで再婚することもできます。
実際、わたしの母は前の夫と離婚し、わたしを連れて新しい父と再婚しました。
それでもわたしは、ちゃんと育ちました。
そのおかげで、このブログを書くこともできるようになったわけです。
人として尊敬できなくなったら、お別れするという手段もありますよ。
まとめ|夫の人間性を見極めた上で対応を考えよう
もし、今の夫が変わる余地があるなら、家族の関係がよくなるように行動してみてください。
若いうちから、精神的に成熟している人なんてなかなかいません。
特に子育てなんて、ママもパパも慣れないことばかりです。
コツさえつかめば、立派なパパになってくれるかもしれません。
ただ、夫が明らかに子どもに悪影響を与えていたり、成長の余地がないなら、関係の見直しも検討しましょう。
モラハラ夫だったら、関係を絶ったほうがいいです。
幸せな家族であるためには、「お互いに関係をよくしていこう」という意思がそれぞれにあるのが大切。
関係にあぐらをかくようではいけないのです。
自分ばかりが我慢せず、積極的に関係を変えていってくださいね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
夫を育てて人生を変えよう!
子どもが夫にイライラしがち。子どもをコントロールしようとして感情的になることもよくあるし。その場にいると息がつまる…。