子どもと同じテーマの本を複数冊読み聞かせて考える力を育てる

こんにちは、キョロ(→プロフィールはこちら)です。


先日、子どもに「月」をテーマにした絵本を2冊、購入しました。


1冊は月からうさぎがやってくるお話が描かれた絵本。


もう1冊は、月について科学的に説明してくれる絵本です。


ここでは月のクレーターでできた模様について、国によって捉え方が違うことも説明されていました。

(日本ではうさぎですが、他国では、おばあさんやカニにも見立てられているところもあるそうです。)


むすめは2冊の絵本を見てさらに「宇宙」の図鑑まで持ってきて、とても楽しそうにしていました。


読み聞かせが子どもにとっていい影響があるのはわかっている。


でも、どんな本を買うといいのかわからない。


こんな悩みを抱えている人に、今回は、「子どもの考える力を伸ばす絵本選び」について記事にしました。

おすすめする人

・上手な絵本の買い方を知りたい

・絵本の効果を最大限に活かしたい

・子どもの考える力を伸ばしたい

複数の絵本や図鑑は子どもの考える力を育てる


同じテーマの絵本や図鑑をいくつか自宅に用意して、読んだり一緒に見たりすることで、子どもの考える力を育てることができます。


多くの知識を吸収したり、いろいろな考え方があることを知ったり、物事を総合的に把握したりすることで、さまざまな能力が伸びていくのです。


具体的には、


・想像力

・多様性を受け入れる力

・比較検討する力

・情報を取捨選択する力

・要点を理解する力


など。


物事の一部だけを見て判断するのではなく、多くの視点で物事を考え、自分なりの答えを出していくこと。


複数の絵本や図鑑に日常的に触れることで、子どもの能力は飛躍的に伸びていきます。


【同じテーマの絵本を複数冊読み聞かせることのメリット


具体的に、どんな能力が伸びていくのか、いくつか例を挙げますね。

知識の吸収が速くなる


様々な絵本を読むことで知識の量が増えてくると、はじめての出会った知識でも理解しやすくなります。


たとえば、大人であっても、何の知識がない人がお金の勉強をするのと、基礎知識がある人がお金の勉強をするのとでは、大きな差があります。

何もしていないのに突然、膨大な知識が身につくというのはありえないので、積み重ねが大事です。


うちのむすめに読み聞かせをしていたときのことをお話しますね。


『そらまめくんのベッド』という、「そらまめ」や「ピーナッツ」、「さやえんどう」などがキャラクターになって出てくる絵本を読んでいました。


読み終えたあとに、「野菜」に関する図鑑で、本物のそらまめやピーナッツを一緒に見てみました。


そのときのむすめのうれしそうな顔がとても印象的です。


知識と知識が積み重なっていく感覚は、子どもであってもとてもうれしいことなのだと実感した出来事でした。

人それぞれ考え方が違うことを知る


著者が違うだけで、本は内容は大きく変わってきます。


ですので、複数読めば、いろいろな考え方、いろいろな答えがあることに気づくことができます。


ときに混乱することもあると思いますが、複数ある考え方の中から自分に合ったものを探すという作業は、必ず子どもの役に立ちます。


大人でも同じですよね。


「疲れたら休むべき」という本もあれば、「背伸びすることで能力は伸びる」という本もあって、答えは一つではないのです。


それを知れるだけで、他人と不必要に衝突することはなくなりますし、自分もどんな道を選んでもいいのだと自己受容ができるようになります。

物事を総合的に見る習慣ができる


こっちの本ではこう言っている。あっちの本ではああ言っている。


そのテーマについてあらゆる視点で見て、結論を出すことができるようになります。


ニュートラルな視点を持つこともできます。


あるテーマについて、一部分だけ知っているよりも、いろんな立場から見られるほうが、適切な決断をできるようになります。

多くの情報をもとに、自分の頭で考えて、正解だと思うものを選んでいく。


これがとても大事なのです。


それは、自分はどんな生き方を選ぶのかにも繋がっていくとおもいます。


このように、絵本や図鑑を複数冊読むと、知識が増え、今までと違った視点で物事を見ることができるようになります。

同じテーマの絵本を複数冊の買うときの選び方は?


同じテーマの絵本を複数冊と言っても、具体的にどんな基準で購入したらいいの?


そう思うこともあると思います。


わたしのおすすめは、この3つのセットです。


・物語

・専門的な内容の絵本

・図鑑


たとえば、「月」をテーマに選ぶ場合。4歳のむすめが気に入っている本がこれらです。

・『おつきさまのシャーベット』(物語)

・『月のかがく』(科学的な知識)

・「宇宙」の図鑑(さらに専門的な知識)


専門的な内容と言っても、難しいものである必要はなく、内容を簡単にかみ砕いたものでいいです。


また、専門的な知識をすべて理解させる必要はありません。


幼い頃に知識の断片でもいいから身につけていくことが大切なのです。


年齢が大きくなり、「小さい頃、図鑑にこんなことが書いてあったな」と、知識や経験の断片が組み合わさっていくこともあります。


「いろんな見方がある」というのを教え込む必要もありませんし、「このお話とこのお話がつながっているね」などと伝える必要もありません。

ただ一緒に、絵本の時間を楽しむだけでいいのです。

絵本や図鑑に加えて親子の対話も大切にする


絵本さえ買い与えておけば、考える力が育っていく。


そうであれば子育ては本当に楽になると思うのですが、親子の対話なども、やはり大切なのです。


日常生活でも、子どもの考える力が育つような声かけをしていく必要があります。

まとめ|複数の絵本は子どもの考える力が育てる


同じテーマの絵本を複数、読み聞かせるのがおすすめです。


物事の一部だけを見て判断するのではなく、多くの視点で物事を考え、自分なりの答えを出していくことで、考える力が身につきます。


ぜひおすすめ3点セットを自宅に用意して、親子の時間を楽しんでください。


何より、親子の時間を楽しんでください。


最後までお読みくださり、ありがとうございました。

キョロ

子どもの考える力を育てよう!

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