「車を手放そうかどうか迷っている」
「維持費は安くなりそうだけど、車を手放したら不便になるのでは?」
「車を手放して、また買うことになったらもったいない」
こんなふうに悩んでいませんか?
車って高額ですし、一度買ってしまうと手放すことに抵抗を感じますよね。
転勤族の我が家。1年半前の引っ越しをきっかけに、車を手放しました。
車を手放してから、こんな変化がありました。
- お金の節約ができた
- メンテナンスの時間が省けた
- 車酔いがなくなった
- 自由な時間が増えた
- 事故を起こすリスクが減った
- 駐車場代を気にせず出かけられるようになった
- 今まで知らなかったお店に気づくようになった
- 健康的な生活ができるようになった
結論、我が家は「車を手放して正解」でした。
ただし、車を手放さないほうが向いている人も、もちろんいます。
今回の記事では、車を手放すかどうか迷っている人が、後悔のない決断ができるように、こんなことを解説しました。
- 車を手放すメリット
- 車を手放すデメリット
- 車を手放すときの注意点
- 車を手放すのに向いている人
- 車を手放すのに向かない人
- 車を手放すときの注意点
車を手放すことにはメリットがたくさん。ですが、デメリットももちろんあります。
この記事を読んで、しっかり考えてから結論を出せば、気分はスッキリ。
ぜひこの記事を読んで、納得のいく決断をしてみてほしいと思います。
この記事の執筆者キョロは、こんな人です。
- ゆるミニマリスト
- 夫・自分・5歳のむすめの3人家族
- 車を手放して1年半
- 公共交通機関の発達した地域で生活
- 電動自転車を2台所有
車を手放すメリット
まず、車を手放すメリットについて解説します。
我が家で車なしの生活を実践したところ、こんなメリットがありました。
- お金の節約になる
- メンテナンスの時間が省ける
- 車酔いがなくなる
- 自由な時間が増える
- 事故を起こすリスクが減る
- 駐車時間を気にせず出かけられる
- 今まで知らなかったお店に気づける
- 健康的な生活ができる
詳しく見ていきましょう。
お金の節約になる
車を手放したことによって、お金を節約することができました。
我が家では、月々このくらい節約できました。
- ガソリン代:6500円
- 駐車場代:10120円
- 保険代:2250円
- 計18870円の節約
年間226440円の節約!
加えて2年に1回は、車検で10万程度かかっていましたので、そのお金も節約することができました。
車を手放した今、遠出をするときは、電動自転車や公共交通機関、レンタカーなどを利用しますが、上に書いた金額を上回ることはありません。
車を持っていたとき、週に2回くらいしか乗っていなかったんだよね。
そのために高い駐車場代を払って、もったいなかったな。
メンテナンスの時間が省ける
車を手放したことで、メンテナンスの時間を省くことができるようになりました。
洗車したり、掃除機をかけてきれいにしたり。
こういった手間がなくなり、毎週30分から1時間くらい、時間の節約ができるようになりました。
「たかが30分」と思いますか?
たった30分でも、真夏の暑い中や、真冬の寒い中に作業すると、とてもストレスを感じるものです。
真夏の洗車に疲れて、その日はヘトヘトなこともあったなぁ。
お出かけ前にぐったりしてたよね。
パパ、なんで遊んでくれないの〜?
車酔いがなくなる
車を手放してから、車酔いに悩むことがなくなりました。
運転が荒めの夫の車に乗っていると、必ず酔います(笑)。
酔うと、その後しばらく気分が悪いので、げんなり。
毎回、酔い止めを飲んでいたので、あっという間に薬がなくなり、医療費もかかっていました。
車を手放したことで、車に酔う心配もなくなり、気持ちがとても楽になりました。
酔い止めって数回、使っただけでなくなっちゃうよね。
ちょっとした出費も積み重なれば大きなお金になるね。
自由な時間が増える
車の運転がなくなり、自由な時間が増えました。
我が家では、車の運転はもっぱら夫でしたが、運転ってすごく神経を使います。
長距離ドライブでは、夫は疲れ切って、そのあとに休憩が必要でした。
それに運転中にできることはかぎられています。
できるのは話をするとか、音楽を聴くとか、できるのはそれくらいのこと。
車を手放し、公共交通機関や電動自転車を使うようになったことで、移動中の読書や、運動不足解消が可能に。
自己投資のための時間が増えました。
読書や運動の時間って大事!
事故を起こすリスクが減る
車に乗るのをやめたことで、事故を起こすリスクも減りました。
車の事故って怖いですよね。
ちょっとした判断ミスで、相手の命を奪ってしまうことも。
こういったリスクを減らせたこともよかったことの一つです。
駐車時間を気にせず出かけられる
駐車時間を気にせずに出かけられるようにもなりました。
車を持っていた頃、横浜に住んでいましたが、どこに出かけても駐車料金がかかりました。
- 2時間無料
- 1500円以上、購入で1時間無料
ショッピングモールごとにこういったルールがあり、それに合わせて滞在時間を変えたり、使うお金の額を決めたりというのが大変でした。
各ショッピングモールの駐車ルールを調べるのも手間でしたね。
時間を気にせずに好きなだけ過ごしたかったけど、そうするとお金がかさむんだよ……。
「突然、帰るよ」って言われて、「いやだー!」って駄々をこねたこともあった!
田舎だと駐車料金が無料の場所が大半だけどね……。
今まで知らなかったお店に気づく
自転車や公共交通機関を使うようになってから、今まで知らなかったお店や場所に気づくことができるようになりました。
喫茶店や雑貨屋など、車では素通りしていたお店が目に入ってきて、新たな発見があります。
道ばたの花などにも目が行くようになったよ。
チャイルドシートに乗っているよりも、発見がいっぱい!
健康的な生活ができる
車を手放したことで、健康的な生活ができるようになりました。
足腰は強くなるし、運動量が増えることで睡眠の質も上がりました。睡眠の質が上がると、早起きもしやすくなります。
疲れにくくなったため、休日に1〜2万歩を歩いても、次の日はピンピンしています。
また、自転車で出かけるのが面倒で、夜に外食に行くことがなくなったため、ダイエットにもつながりました。
あえて運動の時間をとらなくても運動できるのがいい!
在宅ワークで運動不足になりがちなぼくにもありがたい。
体を動かすっていいこと尽くしだよ!
車を手放すデメリット
車を手放すことには、メリットもあればデメリットもあります。
具体的には、こちらです。
- 雨の日のお出かけが不便
- 重いものや大きいものを運ぶのが大変
- 具合が悪いときに家族に運転を頼めない
詳しく見ていきましょう。
雨の日のお出かけが不便
車を手放したら、雨の日のお出かけが不便になりました。
車を手放してからは、電動自転車で移動することが多いのですが、雨の日はカッパを着なければならず、視界も悪くなります。
「今日はお出かけやめておく?」ということになり、家にいることが多いです。
徒歩でももちろん出かけられますが、子どもが小さいので、ちょっと大変です。
自分から水たまりに入っていくのに、「ママ、靴下ぬれちゃった〜!」なんて言ってくるし……。
ママとパパが傘さしてるなら、ちびキョロも傘つかう!
室内に入ったら、その傘、ママかパパが持つんでしょ……?
重いものや大きいものを運ぶのが大変
車を手放してから、重いものや大きいものを運ぶのが難しくなりました。
電動自転車に乗せることができるものもありますが、あまりにも荷物が重いと自転車が倒れて危険です。
それで、重いものや大きいものはネットで注文したり、レンタカーを借りたときに買ったりするようになりました。
具合が悪いときなどに家族に運転を頼めない
車を手放す前、具合が悪くなると夫に車で病院まで送ってもらっていました。
車を手放してから、それができなくなり、病院へ行くときは徒歩やタクシーを利用するように。
遠いところに病院があると、タクシー代もかさむので、「こんなにお金がかかったの!?」と思うこともあります。
39度の熱が出たときに、「タクシー代がもったいないから」って自転車で病院に行こうとしたことがあったね……。
それは危なすぎ!
でも、ときどきタクシーを使う分なら問題ないね。
車を手放すのに向いている人
この項では、車を手放すのに向いている人について、説明したいと思います。
以下に当てはまる人は、車を手放してもいいと思います。
- 公共交通機関が発達している
- 車を手放すほうが節約になる
- 体に不調がない
具体的に説明しますね。
公共交通機関が発達している
公共交通機関が発達しているならば、車を手放してもさほど不便になりません。
特に、駅近に住んでいる場合などは、手放しやすいかと思います。
あまりにも駅まで遠い場合などは、引っ越しの際に駅に近い場所を選ぶと便利です。
車を手放すほうが節約になる
車か公共交通機関の利用かで、出費の大きさを比べて、車を手放すほうがお得になるなら、手放すのもアリです。
- 駐車代
- ガソリン代
- 保険代
- 車検代
これらを計算し、公共交通機関を使って生活した場合の出費などと比較してみましょう。
我が家では、電動自転車の購入費がかかりましたが、車を手放すメリットのほうが大きかったので、それなりの出費でも納得して購入しました。
体に不調がない
体に不調がないのなら、車を手放してもなんとかなります。
足腰が弱いとか、精神的に弱っていて出かけるときに家族の送迎が必要とか、そういった場合は、車を手放すのは少し考えてからのほうがいいでしょう。
車のなかはプライベートな空間です。その一方で、公共交通機関は多くの人が利用し、お互いに気を遣い合って利用するものです。
「人がたくさんいると、疲れてしまう」といった場合には、車があったほうが楽な場合も。
車を手放した場合の生活をよくシミュレーションしてみましょう。
車を手放したのは、むすめが4歳を過ぎてから。
むすめが小さい頃は、車があったから助かったよ。
車の中なら、わたしがどんなに泣いても大丈夫だもんね。
車を手放すのに向かない人
この項では、車を手放すのに向いていない人について解説します。
車を手放すのに向いていないのは以下の人たちです。
- 車が大好きで生き甲斐になっている人
- 車がないと生活しにくい場所に住んでいる人
- 健康状態がよくない家族がいる人
詳しく見ていきましょう。
車が大好きで生き甲斐になっている人
車が大好きで、生き甲斐になっているような人は、車を手放さず大切にし続けるほうがいいかもしれません。
大好きなことって、どんなに手間や労力がかかってもやりたいものですよね。
- 多少お金がかかっても、触れてる時間が楽しくて仕方ない
- 手間がかかっても、その時間が幸せ
こういった状態なら、手放さないほうが幸せだと思います。
ペットもそうだよね!
育てるのは大変!でも、大切にしちゃうもんね。
誰に何を言われても、自分にとって「大切なこと」は、ちゃんと大切にしたほうがいいですよ。
車がないと生活しにくい場所に住んでいる人
田舎など、車がないと生活しにくい場所に住んでいる人は、車を手放さないほうがいいでしょう
- 電車が1時間に1本しかない
- 車で30分走らないとスーパーがない
- 公共交通機関を利用した出社が不便
こういった状況だと生活が不便になり、ストレスが大きくなってしまいます。
公共交通機関を使うことで、車を持っているときよりもお金がかかってしまいそうなら、なおさら車は手放してはいけません。
健康状態がよくない家族がいる人
家族に健康状態がよくない人がいる場合も、車を手放す前にしっかり検討したほうがいいです。
車を手放すと、こういった状況になることも考えられます。
- 医療機関への送り迎えが大変になってしまう
- 公共交通機関を使うことが本人の負担になる
車を手放すことが、本当に家族の幸せにつながるのか、考えてみましょう。
うちのむすめは、小さい頃、難しい病気で闘病していたんだ。
いつも治療器具をつけていたから、その頃、車があったのはよかったよね。
その状況も卒業したから、車を手放せたんだよね!
車を手放すときの注意点
車を手放すときの注意点について、説明します。
車を手に入れるには、たくさんのお金が必要です。
また、車を手放すには労力がかかる上に、返ってくるお金は、購入したときに比べると大幅に少なくなります。
後悔のないよう、しっかり検討した上で手放しましょう。
家族も車を利用するのであれば、勝手に決めてしまうのではなく、相談した上で、手放すのがベストです。
車を手放すときの注意点について、詳しく見ていきましょう。
結論が出るまで車を使わない生活をしてみる
車を手放そうと思ったら、「車を持っていないもの」として生活してみるのはいかがでしょうか。
期間を決めて、車をいっさい使わない生活をしてみてください。
すると、車を手放したあとの生活が想像でき、車を手放すメリットとデメリットを体感できます。
手放すタイミングを考える
車を手放すタイミングを考えると、より納得のいく決断ができます。
我が家は、引っ越しと車検の前に車を手放しました。
そうすることで、こういったメリットがありました。
- 車検代がかからなかった
- 踏ん切りがついた
- 引っ越し先を選ぶ際に、駐車場のことを考える手間がなかった
- 車がない前提で引っ越し先を選ぶので、車がなくても困らない住まいを選ぶことができた
「よいタイミングが来るまで……」と先延ばしした結果、いつまでも手放せないのは問題ですが、ある程度は戦略を練ったほうが損が少なくて済みますよ。
売るなら、いくつかのお店を検討する
もし車を売るのなら、いくつかのお店を回ってしっかり検討するのをオススメします。
我が家で車を売ろうと決めたとき、1軒目のお店では「3万円です」と言われました。
ところが、2軒目お店で返ってきた言葉は、「23万円」。
もう一箇所、検討したところ、3軒目では「26万円」。
ぼったくられる場合があるので、要注意です。
セカンドオピニオンにも耳をかたむけて!
車を手放す場合と手放さない場合とでかかるお金を計算する
車を手放す場合とそうでない場合で、その後かかるお金をしっかり計算すると損することが少なくなります。
田舎に住んでいて車をしょっちゅう利用する人が、車を手放すとかえってお金がかかってしまうことがあります。
また、電車が1時間に1本しかないような土地で、車を手放せば時間の損失も大きいかもしれません。
その点を考慮しないと、車を手放したことで、生活の質が下がってしまいます。
いつも利用するお店や病院への交通手段を考えておく
車を手放すと、今まで車で行っていた場所に公共交通機関を利用したり、徒歩や自転車で行ったりすることになります。
そのときに不都合がないように、交通手段に配慮しておく必要があります。
車があるときは、あまり利用しなかったベビーカーをたくさん利用することになるかもしれません。
自転車を利用するなら、買い物をしたあとに、荷物を入れる大きなカゴが必要になるかもしれません。
子どもがいる場合は、特にしっかり考えておいたほうがいいです。
かかりつけの医療機関にどうやって行くかも考えておくのがベストです。
利用するネットスーパーなどを探しておく
もし車を手放したあとに、ネットスーパーや宅配などを利用するならば、自宅が配達可能な区域なのかどうか、調べておきましょう。
ネットスーパーのホームページなどのアクセスし、住所を打ち込めば、配達区域かどうかがわかります。
「利用しようと思ったら、できなかった」を防ぐために、前もって近隣の配達サービスを調べておきましょう。
天気が悪い日の過ごし方を考えておく
天気が悪い日に何をして過ごすか、考えておくと生活の質が下がるのを防げます。
天気が悪い日や寒い日は、徒歩や自転車のお出かけが負担になることも多いです。
特に、お子さんを連れている場合の雨の日のお出かけは大変。
「寒い」
「靴がびちょびちょになった」
などと言われると、出先で怒り爆発……ということにもなりかねませんので、どう過ごすか、しっかり考えておきましょう。
ちなみに我が家は、雨の日は「おうちでまったりデー」。
片づけLOVEなぼくは、おうちを整える日に!たこ焼きを焼いたりも。
工作・レゴブロック・ほどよくYouTube!
週末の天気予報を見て、晴れの予報が出ていたら、お出かけの予定を立て、天気が崩れそうなら、家でできる遊びを探します。
YouTubeもルールを決めて利用します。
チャイルドシートは残しておく
車を手放してもチャイルドシートは手放さずに持っていたほうがお金の節約になります。
レンタカーを借りるときに、自分のチャイルドシートを使えるからです。
我が家は、車を手放すと同時に、チャイルドシートを手放してしまいました。
もちろん、レンタカーのオプションでチャイルドシートをつけられます。
なので、困ることはないですが、「持っていたほうがお金がかからずに済んだのにね」と夫とよく話しています。
もし今チャイルドシートを持っているのなら、それだけでもとっておくといいと思います。
車用の扇風機やタブレットホルダーも捨てなきゃよかった……。
電動自転車を購入する
車を手放す代わりに、電動自転車の購入をオススメします。
電動自転車があると本当に楽チン。
お子さんがまだ小さいなら、子乗せを使えるので、便利です。
お子さんを自転車に乗せるときは、安全面をしっかり考慮してくださいね。
ヘルメット(努力義務:2022年12月時点)やシートベルトをつけるなどして、気をつけてあげてください。
子どもを乗せたまま、自分だけほかの場に行ってしまう行為も、本当に危険なので、やめましょう。
荷物の乗せ過ぎにも注意です。
自転車屋さんで働いていたぼくからも、お願いだよ。
「自分は大丈夫」って思わないようにね!
我が家では車を手放すにあたり、わたしの電動自転車に加えて、夫も電動自転車を買いました。
大きめのカゴが取り付けられるもので、オシャレ度よりも、実用性を選びました。
車を手放すと、お店で買ったものなどは自転車のカゴに入れることになります。
あまりにもカゴが小さいと不便ですので、ご注意ください。
まとめ
車を手放すことには、メリットとデメリットがあり、一概に「車を手放すのが正解」とは言い切れません。
- 住んでいる場所
- 家族構成
- 家族の健康状態
このような条件の違いによって、納得のいく答えも変わってくるでしょう。
以下の条件のもとで、車を手放した我が家は、生活の質を下げることなく生活できています。
- 都会に住んでいる公共交通機関が発達している
- 健康状態も良好
- 子どもも今年は小学1年生でひとりっ子
- 夫婦そろってミニマリスト
- お金をかけるなら車よりも旅行や読書などの経験に
大切なのは、自分が納得できる選択をすること。
「YouTuberの◯◯さんが言っていたから」ではなく、人の意見を参考にした上で、自分なりの結論を出していきましょう。
この記事が、車を手放すかどうか迷っている読者さんのお役に立てればうれしいです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
理想の暮らしを思い描いて、人生を変えよう!
お知らせ
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車を手放すメリットとデメリットが知りたいなぁ。