こんにちは、キョロです。
わたしは、HSP(Highy Sensitive Person)という「人一倍、繊細な性質」を持っています。
HSP専門カウンセラーの武田友紀さんは、この感受性の強い性質を持った人のことを、「繊細さん」と呼び、最近は、書店でもHSPに関する本が目立つようになりました。
ざっとわたしが自分の体験から得たものを、この記事に込めますので、詳しい診断方法、特徴などは、割愛しますが、この「繊細な自分」を理解しているか、していないかで、これからの人生は大きく変わります。
ここで一つ、重要なことがあって、それは、「HSPは病気ではない」ということ。
自分の特徴のうちの一つくらいに考えておいたほうがいいと思います。
自分がHSPであることを、マイナスに捉えたり、人生がうまくいかない理由にしたりするのは、とてももったいないことです。
なので、自分がHSPであることがわかったら、それを自分のギフトだと考え、自分の人生に活かしていってほしいなと思います。
HSP(繊細さん)で得られたもの5つとそれを活かす方法
わたしが、HSPとして生きてきたことで得たもの。
それは、自分の宝であり、自分の人生を明るい方向へ導いてくれました。
そこで、わたしが得た代表的なもの5つをこちらに書きます。
これらのポイントは、「気付くこと」にあります。
「人よりも繊細で、気付く」からこそ、得られるものはたくさんあります。
アイデアがほいほい浮かんでくる
まず一つ目は、「アイデアがとにかく湧いてくる」ということ。
わたしは、Instagramやブログでこうやってアウトプットを続けていますが、ネタが思いつかないことは、基本的にはありません。
体調がすこぶる悪いとか、そういったときは、ネタを考えているどころではないのですが、普通にしていれば、とにかく「あれも書ける、これも書ける」とネタが次々に出てきて、書くことが追い付かないほど。
そのおかげで、アウトプットはスムーズにできますし、アウトプットすることで、心も整い、自分も急成長していくので、得たものは計り知れないです。
物事の核心を突ける
気づきが多いHSPの人たち。
そして、気付くだけでなく、それを自分の中に取り込み、咀嚼することで、物事の本質を捉えられるようになります。
ある具体的な出来事から、大切なことを抽出し、抽象化して、それを人生全般に当てはめて、活かしていく。
自分の繊細さな特徴をそんな風に使ってみると、ある出来事を経験しただけなのに、人生が大きく好転していくことがあります。
そして、それを人に伝えていくことで、人の心を動かし、行動を促すということも、ありえます。
わたし自身も、人にものすごい影響を与えるわけではないですが、ときに「勉強になります」とか「すごく気持ちが楽になりました」と、言ってもらえることがあり、それは自分の個性を深めてきた結果、得られたうれしい成果です。
たった1つの事象から100くらいの学びが得られる
「アイデアがほいほい浮かんでくる」に通じるところがありますが、「学ぼうとすれば、とにかく何でも学べる!」というのがHSPの人のいいところ。
「あの人は、こう話しかけると心を開いてくれるんだな」
「こういう工夫をすれば、もっとうまくできるようになるな」
「あの人があんな意見を言うのは、こういう背景があるのかもしれないな」
といった気づき、学びが、普通に生活しているだけでたくさんあります。
何をやっても学ばない人っていますが(笑)、何もしていなくても学んでしまうのがHSPの人なんです。
人に安心感を与えられる
そんなふうに、いろんなことを察知する能力があるHSPの人は、誰かと過ごすときも、たくさんのことに気づきます。
相手の表情を見て、緊張しているのか、それともリラックスしているのか。
今は自分が話すタイミングなのか、それとも、相手が話すタイミングなのか。
もし、相手が話したいけど、話づらそうにしていたら、どんな言葉をかけるべきなのか。
相手の欲求を満たすには、どんな言葉をかけたらいいのか。
ただ対面で話しているだけなのに、一瞬にして、そこまで深く考えることもできるので、相手がほしい言葉をかけたり、相手の気持ちを理解するのは、得意分野です。
もちろん、それがすべて当たっているわけではなくて、「自分の考えすぎ」ということもありますが、鈍感な人に比べれば、人に共感する力が強く、人に安心感を与えられる重要な存在となります。
意外にもリーダーに抜擢されることがある
そして、わたし自身が経験してきている意外な素質。
それは、一見、か弱そうなイメージを持たれそうなHSPの人ですが、「リーダーに抜擢されること」があるんです。
というのも、「気づき」がやはりポイント。
例えば、学びの場(セミナーや勉強会など)に参加したとき。
みんなが1学んでいるときに、100学べる繊細さんは、とにかく思考が深いです。
セミナーや勉強会のあいだに、学んだことを共有したり、発表したりする機会があると、「そこまで考えて…すごい」と一目置かれることが、わりと多くあります。
どの環境にいるかによっても、話は変わるので、みんながみんな、思考が深い人の集まりの場合は別ですが、学びがたくさんあることを周りが評価してくれて、「代表者の方、発表してください」と言われると、指名されることも多いです。
他の人には、なかなかできないことを当たり前にやってのけるHSPの人は、それだけで頭一つ抜けることができます。
それに「個性はなにか?」と考えるまでもなく、自然に個性がにじみ出ます。
HSPであることがマイナスに働いた場合の対処法
「気づき、気づき」と連発して申し訳ないんですが…(笑)
「気づく」ことがプラスになることもあれば、マイナスになることもあります。
それは、「とても疲れやすい」ということ。
スイッチオンの状態で1日を過ごせば、次々に情報が入ってきて、そのたびに何かしら感じ取ってしまう。
でも、何か起こっている限りは、どうやっても何かしらを感じてしまうので、本当に刺激に弱いです。
わたしの場合、あまりにも情報が多くなってくると、興奮状態からなかなか抜け出せず、とにかく延々と頭にアイデアが浮かんできて、「もういい加減、頭を休ませたいけど、止められない」という状況になります。
こうやって、記事を書いている今も、そうです。
情報がいっぱい入ってきた日は、「疲れているのに、眠れない」ということも。
(今がまさにそう)
だからこそ、自分の繊細さと上手に向き合う術を持つことが本当に大事です。
それさえできれば、鬼に金棒。
生きづらさはどんどん解消され、その上、人生が好転していきます。
具体的な方法としては
2、瞑想をする
3、自分の気持ちを書き出す
4、あえて動作を遅くしてみる
5、お気に入りのものに囲まれた生活をする
などが挙げられます。
「安心・安全の場」に身を置き、そして、自分の気持ちと丁寧に向き合ってみること。
そして、刺激を受けて、神経がたかぶり、疲れてしまっている自分を、いかに落ち着かせ、癒すのか。
そのための行動が、とても大事です。
どんなに親しい中であれ、相手の言動に過剰に反応してしまうのなら、積極的に一人の時間をとるようにしてみてください。
そして、瞑想をしたり、とにかく気持ちを書き殴ってみたりするのもおすすめです。
気持ちが落ち着かず、そわそわする場合は、あえて、動作を遅くしてみてください。
ゆっくり、ゆっくり作業することで、気持ちが落ち着いてくることがあります。
最後の一つですが、自分が長く過ごす環境を整えてみてください。
自宅が多いのであれば、お気に入りの家具をそろえ、好きな香りを取り入れ、好きな食器をそろえ…と、心地いい時間が増やせるような工夫をしてみてくださいね。
余談ですが、HSPのママさんは、子どもを2人3人と、無理に増やしていく必要もないと思います。
「兄弟を作ってあげたい」とか、ママさんそれぞれいろんな気持ちを抱えていると思うので、結局は、何人産んでもOKであるというのが大前提ですが、ただ、無理をして、周りのママさんや世間からのプレッシャーに押しつぶされる必要はない、ということです。
わたし自身は、繊細な性格と、それから、子育てだけでなく、自分の夢にも集中したいという思いもあるので、今のところは二人目は考えていません。
自分がしんどくなるのが見えているので。
とにかく、「自分の心地よさ」を追求することが、HSPの人が生きづらさを解消し、人生を好転させるためのポイントになります。
最後に:日本という国ではHSPであることが優位に働くのではないか
日本人は、すごく細やかな感性を持っていますよね。
「察する」とか「空気を読む」という言葉を、みなさん当たり前に使いますし、それがコミュニケーションをする上での暗黙の了解になっています。
「空気を読む」というと、なんだか悪いイメージも湧いてくるのですが、それを前向きに捉えれば、空気を読むのが得意なHSPの人は、とても有能で重要な人物となりえます。
有能で重要な人物を目指す必要もないと思いますが、あえて言うならば、すごくいい人材なのだと思います。
わざわざ「空気を読んで無理をしろ」とも思っていませんし、もしうまくスイッチオフできるのなら、それに越したことはありません。
でも、自分の性質をとことん活かし、自分を伸ばしていく生き方もすごく魅力的だと思います。
「気づく力」の威力は、計り知れません。
そんな力を、もともとそなえ、生まれてきたあなたは、本当に、本当に、魅力的です。
わたし自身も、ずっと生きづらさを抱えて、「なんか人と違うかも…、でもみんなと同じようにがんばらなきゃ」と思い、自分を追い詰めてきました。
でも、今は「これが自分で、みんなと違う自分っていいな」と思えるようになりました。
こうやって思いっきりブログやInstagramに集中できるようになったのも、この気づきのおかげです。
無理して人に会うこともしないし、疲れたら、周りががんばっている最中だとしても、休んでしまう。
たくさんのことには取り組めないけれど、ちょっとしたことからたくさんのことを学べる。
「HSPに生まれてよかったな」と、自分に感謝しています。
自分との上手な向き合う方を身につけるまで、ちょっと苦しい時期が続くかもしれませんが、諦めずに試行錯誤を続けてみてください。
きっと、未来が明るく感じられると思います。
あなたが、日々、満たされた気持ちで過ごせることを願って。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
読んだ本の感想、わたしの思いをInstagramにて発信中
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2. 物事の核心を突ける
3. たった1つの事象から100くらいの学びが得られる
4. 人に安心感を与えられる
5. 意外にもリーダーに抜擢されることがある