こんにちは、キョロです。
今日は、わたしが大好きな「育児・教育」をテーマにしました。
育児には正解がないし、時代によって、教育のあり方も変わってきます。
だから、えらそうに「育児とはこうあるべき!」みたいなことを書くつもりはありません。
ただ、ちょっと気になることがあって、それを書いていきますね。
わたしが最近、心配しているのは、【「ママが幸せなら、子どもも幸せ」という言葉が一人歩きしているのではないか】ということです。
この記事は、すべてのママさんに当てはまる記事ではありません。
どちらかと言うと、子ども目線で書いた記事です。
「そんなこと言ったって、現実無理でしょ!」と言いたくなるようなこともあるかもしれませんが…、
わたしが幼い頃、親との関係で失ったものは多く、できれば、「ママも、子どもも幸せ」という関係を作っていってほしいなと思い、書きました。
もし、理想の状況にまで持っていけなかったとしても、よりよくしようとすることで、きっと親子のいい関係が築けるんだと思うんです。
ぜひ、このテーマが気になった方は、最後までお読みいただけるとうれしいです。
「ママが幸せなら、子どもも幸せ」は単純に「ママが幸せ=子どもが幸せ」ではない
ママが自分を満たして、幸せに生きることは、本当に大事だと、わたしは考えています。
ママが自己犠牲の人生を送り、「わたしは◯◯のせいで、人生がうまくいかなかった」と考えながら生きている場合、子どもにイライラし、夫にもイライラし、その結果、子どもにとって、家庭が安心する場にならないことがあります。
だから、もし子どもの幸せを願うならば、ママができるだけ満たされている状態でいて、心に余裕を持っておくことで、夫との関係も整えていく、といった工夫が大事です。
わたしも、そうやって、自分のやりたいことをやって、自分を満たしていきていこうと思っているし、そのおかげで、育児でイライラすることは、あまりなくなりました。
自分を満たして生きることがとても重要なのは大前提として、ただ、一つ、わたしは「ママが気をつけるべきことがある」と思っています。
それは、「ママが幸せなら、子ども幸せ」という言葉を鵜呑みにしない、ということです。
適切なのは、
「ママが幸せ=子どもも幸せ」というよりは
「ママが幸せ+適切な愛情が伝わる=子どもが幸せ」
ということなのかなと思います。
極端な話ですが、ママが自分の幸せだけを追求した場合、子どもって本当に幸せなのでしょうか?
「休みたいときに休む」とか「やりたいことをやる」という本音を大切にすることって、本当に本当に大切です。
でも、いつもいつも
「ママは疲れているから休みたい」
「ママがこれをやりたいからやる」
というわけにはいかないと思います。
「母としての役割」を手放してはいけないときが、あるのだと思います。
わたしがそう主張する理由、それは子どもは、親に守ってもらわなければ生きていけない存在だからです。
子どもは、基本的には、親に愛され守ってもらえなければ生きていけないんです。
愛されて、おむつを変えてもらい、お風呂に入れてもらい、ご飯を作ってもらい…、愛されることが何よりも重要なんです。
子どもはある程度、大きくなったとしても、無意識に、「愛されたい」と親のために生きます。
子どもの性格や感受性の強さなどもあると思いますが、自由に生きているようであっても、親の人生に左右されていることは間違いありません。
子育てを重く受け止めがちなママさんに言いたいのは、「もっと肩の力を抜いて、自分のためにも生きてね」という言葉ですが、その逆もあって、「あなたは母親なんですよ」と言いたいこともあります。
「いい母をやめよう」といった言葉もたくさん聞かれるようになりました。
でも、「いい母をやめる」のと、「向き合うべきときに向き合わない」というのは、別の話です。
いつもではないと思います。
ただ、「ここは、少々つらくても向き合うべきときだな」というときがあると思います。
そこで、向き合わずに自分のために生きてしまうのは、子どもへの「信頼している」といったことではなく、「放任」であり、「逃げ」なのだと思います。
子どもが本当に幸せに生きられるには、親の愛情がちゃんと伝わっていて、どんな自分も全肯定できるようになっていることが重要です。
そうするために、ママの気持ちが満たされていることが本当に大事だと思うので、「ママが自分を満たす」ことが大事だと何度も、わたしもこのブログで書いています。
「自分のためだけに生きれば、それでいい」という発想になってしまっているママがいるとしたら、悲しいですし、せっかく家族のいる人生なんだから、もっとその醍醐味を味わってほしいなって思います。
「ママも幸せ、子どもも幸せ」を叶える考え方
これは、「ママが幸せか、子どもが幸せか」という0か100の問題ではありません。
大事な考え方は、「ママが幸せ=子どもも幸せ」というよりは「ママが幸せ+適切な愛情が伝わる=子どもが幸せ」です。
子育てで「ママが肩の力を抜いて、楽しそうにいること」はとても大事だと思っています。
叶えたい夢ややりたいことがあるなら、やってほしいし、自分もやっていきたいとも思っています。
ただ一つ、忘れないでいてほしいもの。
それは、「この子の母親は、わたししかいない」ということ。
子どもは、自分の理解者でもなく、カウンセラーでもなく、友達でもありません。
ある程度、大人になった子どもが、親のことを理解するならまだしも、小学生・中学生にして、親の立場になって考えて、自分を抑えて行動するようになってしまうのは、心配です。
改めて言うと、この記事はすべてのママさんに当てはまるものではありません。
子育てをしていて、子どもとの関係が安定していて、かつ、子どもも自分も、ちゃんと自分を大切にできているのなら、それがちょうどいい関係なのだと思います。
ただ、自分か、もしくは子どもどちらかに大きな負担がかかっている状態では、なかなか幸せだとは言えないのではないでしょうか。
いつもは、ママ目線で、「ママ自身のことを満たしていこう」と言っているけれど、それだけでなく、子どもだって満たされている必要があります。
そのためにも「ママは自分を満たす」んです。
だからといって、母としての役割を手放してはならないんですよね。
家庭それぞれ事情があって、家族それぞれの状況があるので、「これだったら正解」というのはなくて、ただ、「家族それぞれが幸せであること」を目指してほしいなと思いました。
いつもいつもちゃんとしていなくてよくて。
ただ、子どもが愛情を求めているときに、愛情をちゃんと伝えることができると、子どもは、もっともっと幸せを感じて生きていけるのだと思います。
なぜわたしがこんなことを書いたのか
それは、自分の実体験が発端です。
うちの母は、自己犠牲が強く、わたしや父に尽くして生きてきました。
いつも不満や愚痴ばかりだったため、「わたしがなんとかしてあげよう」という気持ちで、母にとっての「いい子」を演じてしまっていました。
無理に無理を重ね、わたし自身がうつ病になり、半年も入院し、いわゆる「普通の人生」を生きられなかったことは、ものすごくしんどい経験でした。
今は、その経験を糧にできていて、珍しい経験ができてよかったと思っていますし、体調を崩さなければ、きっと無理をし続けていて、本当の幸せを感じることは、できていなかったと思います。
その経験があったからこそ、このブログも作られました。
それに、その経験がなければ、同じことを自分の娘にもしていたと思います。
だから、子ども時代につらい思いをしてよかったんです。
でも、だからといって、子ども達に、あえて「つらい思いをしてほしい」とは思いません。
できるのならば、「不要な苦労」はしてほしくないなぁと思っています。
子どもにとって「不要な苦労」をなくしたとしても、生きたいように生きる過程で必ず「試練」はあるでしょうから、子どもを甘やかすことにはなりません。
「試練」がやってきたら、親は乗り越えられると信じて、愛情を伝え続けるだけです。
本当は出会う必要もなかった苦労をすることで、自分を自殺にまで追い込む子ども達もいます。
そして、子どもが「不要な苦労」を背負い込む理由には、親との不安定な関係も一つあると思います。
うちの母のように自己犠牲ばかりというのも、子どもとしては気を遣うのですが、
「自分のやりたいことを叶えたい!」という思いが強いばかりに、子育ての時間をうとましく思ってしまったり、日中やりたいことをやって、疲れ果てて帰ってきて、子どもと向き合うことを放棄してしまうことも、あるんですよね。
だから、「子どものためだけに生きる」のではなく、「自分のためだけに生きる」でもなく、家族それぞれの幸せが両立するようにな家族の関係性ができたらいいなと思い、この記事を書きました。
その具体的なやり方はたくさんあると思います。
ちなみにわたしは、幼稚園は年少さんから入れたかったところなのですが、娘は「ママとパパといたい」という気持ちが強いようなので、その思いは聞き入れて、年中から入園する予定です。
その一方で、わたしも「自分の自己実現に向けての努力をしたい」という思いがあるので、児童館の一時預かりを多めに利用することや、実家に月一で帰ることを決めました。
やろうと思えば、方法はたくさん見つかります。
最後に:子育てに迷いが出たらどう判断するか?
幼稚園を継続するかしないかで、迷いが出たときに、いろいろな人からいろいろな意見を聞いて視野が広がる経験をしました。
正解はないんだと思いつつも、きっぱり自分の意見を決めきれませんでした。
でもなんとか結論を出して、そのことをママ友に伝えたときにママ友が言った言葉がこれなんです。
「いろんなこと言われてもさ、育てているのは自分だからね」
今までの心のモヤモヤがすっと晴れました。
「どんなことがあっても自分はこの子の母親なんだ」
その重みを感じながら、葛藤をし、試行錯誤していくのも母親の醍醐味なのかもしれないと考えています。
迷うし、正解はない育児だけれど、もしうまくいってないのかもしれないと思ったら、ただ関係を修正して、家族が笑顔でいられる関係を創り変えていく。
きっとその先には、明るい未来が待っているんだと思います。
是非、家族の関係を見直す機会を持ってみてください。
今回は、「ママと子ども」がメインの記事でしたが、子どもにうまく愛情を伝えていくためには、旦那さんやおじいちゃんおばあちゃんの協力があると、より伝わりやすいと思います。
自分ばかりが抱え込むことのないように。
みんながのびのびと生きられる社会になったらいいなと思います。
最後まで、お読みくださり、ありがとうございました。