こんばんは。
今日は、私が小学生高学年くらいから30歳になる今まで、20年近くずっと苦しんで向き合ってきたことの経験を書いていこうと思います。
もくじ
私を20年苦しめた「ありのままの自分は愛されない」という考え方
20年以上、「自分には価値がない」と思い続けてきました。
そして、今も「自分には価値がない」と思うことが頻繁にではありませんが、あります。
「自分には価値がないから、愛されるためには努力をしなくては」と思い、恐ろしいくらいに努力をしていた時期もあります。
小さい頃から両親に減点主義で育てられ、例えばテストで97点をとれば「3点惜しかったねー」と言われました。
成績表が返ってくると必ず、「◯◯ちゃんは〜点だったらしいよー。すごく頭いいよね〜」と比べられました。
常に比べられたり、できないところを指摘されたりして、私は、テストそのものを頑張った私の姿勢を受け止めてもらったことがなかったんです。
テストに限らず、いつも人と比べられてきました。
今思うと、母は比べているつもりではなかったのかもしれないなとも思います。
噂話などが大好きで、他人のうちのことを知って悪くいうような家庭環境だったので、
そういった行動は母の体に染み付いていたんだと思います。
それが分からなかった私は、他の人と比べてできないところを指摘されるたびに、
「私は母を喜ばせることはできない」
「ダメ人間なんだ」
「だから愛されるわけない」
「愛されるためには頑張るしかない」
という思を強くしていきました。
その思い込みは、私を苦しめ続けてきました。
「母から愛されていない、自分は価値がないんだ」という考えは、
友人や知人、彼氏、夫…と、相手を変えながら、私の生活に侵食してきました。
何をしていても、誰と過ごしていても、「自分って愛されてない」という考えが頭から離れません。
相手のどんな行動も、私が愛されていない証拠になってしまうんです。
相手がちょっと素っ気ないと嫌われているように感じ、「やっぱり私って嫌われてるよね」と早とちり。
テストで思うような点がとれないと、
「やばい!見捨てられる。だって結果を出さない自分は価値がないから。」
ちょっと友達に悪口を言われれば、
「こんな私だから当たり前だよね…やっぱり私は愛されないよね…。」
とにかくどんな行動も、「私のありのままの姿は愛されていなくて、価値がない」証拠にしかならなかったんです。
そんな毎日を送っていて、心が休まるはずもなく、本当は愛されたくて仕方ないのに、
「私がダメだから…愛されなくて当然」と自分を押さえつけてきました。
その積み重ねで、大学時代に私は鬱病になっていまいました。
闘病中は、もっともっと自責の念がわいて、
「自分は価値がない。いなくなってしまえばいい」
のオンパレードでした。
本当に本当にしんどくて、今までただただみんなに受け入れてほしくて頑張ってきたけど、
結末がこんなことになるなんて思いませんでした。
頑張っていたらきっといつか楽になるって思っていたんです。
でも、追い詰められるところまで追い詰められて、しんどくてしんどくて…。
私は変わらざるを得なくなりました。
とってもつらかったです。
でも、この変わらざるを得なくなるまで追い詰められた経験のおかげで、
私の人生が少しずつ、生きやすい方向へ変わっていきました。
ここからは、「ありのままの自分は愛されない」という考えを、私がどうやって変えていったのか、経験談とコツを書いていこうと思います。
「ありのままの自分を愛されない」という考えを変えていくコツ
コツ1 「自分も愛されることはあるのかも」という言葉を自分に何度も言い聞かせる
「自分は愛される価値がない」というつらさを抜け出すには、違った方向にまた頑張っていく必要がありました。
頑張るのはもうやめたかったけど、やめてしまっては今の状態が永遠に続いてしまう。
根本を変えていけなくてはいけないという結論にたどり着きました。
その頃、私が周りの人にかけてほしかった言葉は、
「もう頑張らなくていいよ。ありのままのあなたでいいんだよ」
でした。
それからは、その言葉をできる限り、自分で自分にかけるようにしました。
ノートに、「自分って本当にダメ。いろんなことができなくてムカつく」と気持ちを書いたら、
「ダメでもいいんだよ。できないことがあるのも当たり前だよ」という言葉を書き足すということもやりました。
いつも見返すノートには、自分を励ます言葉をたくさん書いて、書いて、書き続けてきました。
それから、「自分は愛される価値がない」という凝り固まった考えをほぐすために、
「自分も愛されることはあるかもよ?」という言葉もかけました。
急に「自分は愛される価値がある」と言い切ってしまうと、違和感がありすぎて、受け入れられなかったので、
「もしかしたら、100人いたら1人くらいには愛されることもあるのかも…?」
と断定せず、ゆるくして自分に語りかけ続けました。
コツ2 ダメな自分を見せても、人が離れていかなかった出来事を書き出す
それに加えて、ダメな自分を見せても、周りの人が味方でいたくれた出来事も、ノートに書き出すようにしました。
どんなに頑張っていても、理想の状態を保つことができないときはありました。
そんなとき、理想とギャップの間ですごく苦しんだのですが、
それでも離れていかなかった人を書き出してみると、案外、人は離れていかないことに気がつきました。
「この人たちは私のことを嫌っているわけではないのかもしれない」
「こんな私でも受け入れてくれる人はいるのかもしれない」
と愛されない証拠探しをしていた自分を、少しずつ変えていきました。
愛されている証拠探しをしたんです。
コツ3 目印を作って、「愛されることもあるかもよ?」と意識的に考えを変えられるようにする
それでも、「やっぱりありのままの自分は愛されない」と昔の考えに引き戻されることもよくありました。
でも、少しずつは自分が変わってきているのが感じられたので、
「もしかしたら、もう少し変われるかもしれない」と思い、今までの考えを変えようと決意し直しました。
何度も何度も、「無理かも…」と思うことがありましたが、そのたびに「決意する」を繰り返してきました。
あまりにつらいときは、お守りを買って、それを見たら、「きっといいことがあるから!」と自分を励ますようにしました。
「ありのままの自分が愛されることもある」
そんな風に思えるまで、ずっと努力をしてきました。
その甲斐あって、今は随分と自分のことを大切に思えるようになって、人を信用できるようになりました。
「ありのままの自分は愛されない」という思考を1%ずつでも変えていければ、今より生きていくのが楽になることは間違いない!
私にとって、長年、付き合ってきた考えを変えることはそう簡単ではありませんでした。
それに、今でも昔の考え方の癖はよく出てくるので、苦しくなることもあります。
ただ、そこから抜け出す方法も知っているし、「ありのままを愛してくれる人もいる」ということも体感して、
生きるのが楽、どころか、とっても楽しくなりました!
なので、もし「自分ってダメだなぁ…だから、嫌われるんだよなぁ」とか。
「自分が大っ嫌い。こんな自分、誰も愛してくれるわけない」と悩んでいたら、
少しだけ考え方を変える練習をしてみてください。
考え方が変わると、性格まで変わってしまうんです。
一年間で1パーセント変わるだけでもいいんです。
諦めて何にも変わらない一年を過ごしたら、つらさも変わらないけれど、
1パーセントだけ変えられれば、人生って変わっていくんです。
どんどん楽になっていく自分と出会えますよ!
是非ぜひ、つらい人生から、楽な人生に変えていきましょう!
つらかった経験は、絶対、あなたの未来に活きてきます。
あなたの人生がよくなっていくのを、心から応援しています。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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