こんにちは!
週に2〜3本、映画を観るキョロ(→プロフィールはこちら)です。
せっかく観た映画をそのままにしておくのはもったいないと思い、これからはわたしなりの感想をこちらに残していきます。
問題解決のための記事というよりは、エッセイのような感じで、ゆるっとした文章を書いていく予定です。
今回、観たのは『フォレスト・ガンプ 一期一会』です。
ストーリー
ざっくりとしたストーリーを書きました。
(ネタバレなし)
トム・ハンクスさんが演じる「フォレスト・ガンプ」
彼は、知能指数が一般的な人間より低い。
時にバカにされ、多くの屈辱を味わった。
しかし、目の前の出会いを大切にし、人の話をよく聴き、誠実に向き合う彼の姿勢に、心を動かされる人間は多かった。
フォレスト・ガンプの人生をたどることで、見えてくる人生の本質が見えてくる一本。
せっかくなら、映画を観てほしいので、細かい内容は割愛します。
流れゆく運命を受け入れ、目の前の大事なことに向き合い続ける生き方
さて、この映画を観て印象的だったこと。
それは、「あらがえない運命を受け入れる」というフォレスト・ガンプの潔さです。
次々に押し寄せる運命のイタズラに、心を揺さぶれながらも、ただ目の前のことに向き合い続ける彼の姿勢は、見習うべきだと感じました。
人は、「コントロールできないこと」を、どうにか変えようとして躍起になってしまうことがあります。
そして、それ以外の「コントロールできること」に目をくれないことも。
わたし達ができること、そして、するべきことは「コントロールできること」に全力を尽くすことだと、改めて気づかせてもらいました。
彼は、「コントロールできないこと」をそのまますっぽり受け入れ、「コントロールできること」には全力で取り組みます。
とてもすばらしい生き方です。
もしフォレスト・ガンプのような生き方を、自分の人生に取り入れたら?
我が家は転勤族です。
夫への事例も数ヶ月以内に出るでしょう。
いま住んでいる神奈川県には、もう5年近く住んでいます。
娘の生まれた土地で、どこよりも愛着がある土地。
なのに、もうそろそろ離れなければなりません。
転勤に伴う引っ越しのことで、夫と何度もケンカをしました。
転勤を肯定的に考える夫と、否定的に捉えるわたし。
「どうにかしてこの土地に残りたい」
そう思うばかりでした。
でも、今のわたしには、経済力がありません。
転勤族でいれば、家賃補助も出てわたしは当面のあいだ、働かなくて済むので、ぬるま湯に浸かっています。
それなのに、「引っ越したくない」と主張するだけのわたし。
こんなわたしが魅力的だと言えるのか?
そう言えないと思いました。
もしわたしが、彼の生き方を自分の人生に取り入れるとしたら、人生がどう変わるのか、考えてみました。
フォレスト・ガンプ的な人生。
そんな人生を送るとすれば、わたしは「転勤」という運命を引き受けるのだろうと思います。
そして、引っ越した先で、自分にできることに力を注ぎ続けるのでしょう。
今のところ、転勤族をやめるのは、我が家にとって現実的ではありません。
なのに、その運命にあらがい続けるわたし。
コントロールしようとする気持ちを手放すべきなのかもしれません。
この映画を観て、そんな気づきがありました。
自分ができないことと、できることを見極める力。
彼は、それを意識してやっているわけではないでしょうが、いい意味での諦めと、与えられたものに心を尽くす姿勢が、とてもかっこよく、魅力的でした。
わたしも、転勤を肯定的に受け止めて、今の土地でできること、そして引っ越し先でできることに、精一杯取り組みます。
そして、彼のような素晴らしい人生を生きたいと思います。
心があたたまる映画でした。
「映画のどこがよかったと思うのか?」
「この映画に対してどう感じたか?」
「キョロの頭の中ってどうなってるの?」