こんにちは、キョロ(→プロフィールはこちら)です。
むすめがピアノ教室に通い始めることになりました。
夫が昔、趣味で購入した電子ピアノをリビングに出しておいたところ、しょっちゅう弾くようになり、「こんなにハマるならば、習わせてみよう」ということで、習い事に初挑戦です。
ピアノ教室を始めてすに、むすめは先生になつき、「ママはあっち行ってて!!!」と教室から追い出されるようになりました。
30分間の教室なので、玄関のところで読書をしながら、指導が終わるのを待たせてもらっています。
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「こうあるべき」に縛られると苦しくなる
玄関で読書をしていると聞こえてくる、むすめと先生の声。
初日は、むすめもお行儀よくしていました。
ところが、何回か指導を受けると、むすめの「笑いに走るクセ」が出てくるようになりました。
笑ってくれると思って、わざと水筒の水を飲んでみたり、自分が歌うべきところなのに歌わず、「先生が歌ってよ!」と言い出したり……(泣)。
やっと歌ったと思ったら、ごっつい声で、「うぉぉぉぉおーーー」と歌い出す始末。
先生にお任せしようと決めたものの、玄関まで伝わってくるむすめのおふざけにヒヤヒヤ。
「お願いだから、ちゃんとやってくれ……」と思うばかりでした。
(実際、先生も「真面目にやってや(笑)」と本人に笑いながら声をかけていました)
でも、ベテランの先生はすばらしいですね。
むすめがふざけても動じず、うまく乗せてピアノの指導をしてくれます。
特に、むすめのおふざけを悪いとも思っていない様子。
30分経つといつも、むすめは「楽しかった!明日も行く」と目を輝かせています。
(レッスンは、週1ですが)
「こうあるべき」に縛られているのは、わたしだけでした。
感情が揺れたときは心を見つめるチャンス
30分間、ヒヤヒヤするってけっこう疲れるもので、どうしたもんかなぁと思い、自分の心を見つめてみました。
「なんでヒヤヒヤするんだろう?」
考えてみると、わたしには、
「人に迷惑をかけてはいけない」
「人の言うことは聞かなくてはいけない」
「人が言ったことは、ちゃんと完璧にやらなくてはいけない」
という思い込みがあることに気がつきました。
わたしは「こうあるべき」に縛られすぎていたんですね。
わたしがヒヤヒヤするのは、むすめに対して「こうあるべき」という期待をしてしまっていたから。
それに、「むすめがちゃんとしていない=母親のしつけがなっていない」と思われたくなかったのです。
自分に対する期待も大きかったんですね。
ちゃんとしている子ども。ちゃんとしているママ。
「先生からこう思われたい」という無意識の欲求があって、それで、思いどおりにならないむすめにヒヤヒヤしたのだと思います。
それに気づけたことで、「放っておく」ができるようになりました。
むすめが笑いに走っていても、「あ〜、また笑いに走ってる」と思うだけ。
むすめにも、自分にも期待しなければ、「そんなもんだな」と思えるんですよ。
それに、ピアノ教室に関しては、むすめと先生の問題であり、わたしがあいだに入って何かをする必要はないんですよね。
むすめの行動に問題があれば、先生がむすめに伝えてくれるでしょうし、それをどう受け取るかも、むすめ次第。
先生がわたしに「ここはどうにかしてください」と伝えてきた場合には、介入していこうと思いますが、それまでは何もしないことにしました。
何がよくて悪いかなんて、状況次第
今まで「ちゃんと」生きてきた(つもりの)わたしは、人が、自分を自由に表現することに、イラ立ちを思えることがあります。
強く自己主張をする人を見ると、無性に腹が立つんです。
だから、むすめが笑いに走って、ピアノの先生のペースを乱すと気が気じゃないわけです。
でも、こうやって目くじらを立てていても、親子関係が悪化するだけです。
というか、わたしが勝手に、むすめの「笑いに走るクセ」を欠点だと捉えているだけで、実際にそうではないのかもしれません。
むしろ、長所でもあるんですよね。
もっと言えば、わたしの「ちゃんとしようとする性格」は長所でありながら、欠点でもあるわけです。
何がよくて、何が悪いかなんて、そのときの状況でも時代でも変わってきます。
受け取る人が違うだけでも、よしあしが変わってしまうのです。
ですから、子どもの言動にいちいち反応するのをやめて、
「もしかして、わたしのほうがまちがっている……?」
と、謙虚になるといいのかもしれないですね。
「この子を指導してやろう」
「正してやろう」
なんて、傲慢にならずに、
「いろいろ学ばせていただこう」
と思っていれば、本当にたくさんの「学び」があります。
実際、ピアノ教室のおかげで、わたしはまたひとつ思い込みを手放すことができました。
「執着」となっている思い込みを手放せば、生きづらさは解消されていきます。
ぜひ感情が揺れたときは、心を見つめて、いらぬ思い込みを手放してみてください。
自分への期待、他人への期待は、ほどほどに。
「自分ってポンコツだしな」と思っておくとムダにがっかりしなくて済みますよ。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
期待を手放して、人生を変えよう!
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