こんにちは、4歳の女の子を育てているキョロ(→プロフィールはこちら)です(2021年9月現在)。
「本好きな子に育ってほしい」と思い、0歳の頃から、絵本の読み聞かせを続けていますが、ふと疑問に思ったことがあります。
それは、「なぜ、むすめを本好きにさせたいと思ったのか」ということ。
自分の心と向き合ってみると、「ぶつかった問題を自分の力で乗り越えられる子に育ってほしい」と思っているからだと気づきました。
問題解決能力は、読み聞かせでなくても身につけることができます。
そこで、子どもが問題解決能力を身につけさせるために、わたしがどんなことを実践しているかについてを記事にしました。
「子どもが心配症の傾向がある」という方にもおすすめの記事です。
子どもの問題解決能力を伸ばすには「対話」が大切
子どもが自分で問題を解決できるようになるには、親のサポートが大切です。
そのためには、子どもとの「対話」の時間がとても大切にです。
具体的にどんな対話が必要なのか、解説します。
子どもが相談事や心配事を打ち明けてきたら、話をさえぎることなく、最後まで聞き、「子どもの言いたいことは何か」を確認します。
たとえば、「◯◯ちゃん(子ども)は、宿題で難しい問題があったときに、どうしたらいいかわからないってことかな?」というふうにです。
そのあとに、どんな声かけをしたらいいのか。
「じゃあ、どうしたらいいと思う?」
「どうしたらいいか、3つ考えてみて」
というような声かけをします。
そうすることで、子どもは「問題を解決するためにどうしたらいいのか?」を考えるようになります。
質問をされると、脳は答えを見つけるように働くからです。
ここでは、子どもに考えさせるのがポイントです。
2.子どもが考えた解決法を最後まで聞く
子どもが「こうするのはどうかな」と発言をしてきたら、最後まで話を聴きましょう。
そこで、話をさえぎって「それじゃ、うまくいかないと思うよ」というようなフィードバックをしてしまうのは、ご法度です。
子どもが考えた解決法が、誰かに危害が及ぶものでなければ、否定しないようにしましょう。
ママがどんな話でも受け止めてくれるってわかると、素直な気持ちを話すことができるよ。
解決法を自分で考えたことがなく、「わからない」「思いつかない」と言われたら、そこではじめて提案をしてみましょう。
うちのむすめの場合をたとえに挙げますね。
うちのむすめは、「怖い夢を見るのが嫌だ」と寝る前に言い出すことがあります。
そのときに、むすめにどうしたらいいか聞いてみて、思いつかなかったときにわたしが提案した方法です。
「怖い夢を見たあとに嫌な気持ちになったらさ、『1.ママにギューってする』『2.怖くなくなるまでアンパンマンを観る』『3.楽しいことを考える』っていうのはどう?」
こういった具合に、いくつかの提案をします。
これを繰り返していると、ほかの問題にぶつかっても、親が「じゃあ、どうしたらいいと思う?」と聞くと、自分なりの答えを出してくるようになります。
注意すべきなのは、親の提案を強要しないことです。
「ママはこういうのがいいと思ったけど、やるかどうかは◯◯ちゃんの好きにしていいんだよ」
と、念を押すのもおすすめです。
4.何回も同じ話題を言ってきても,その都度考えさせる
うちのむすめは「怖い夢を見たときの対処法」を何度、話し合っても、数日後に同じ話を繰り返すことがあります。
このように、何回も同じ話題をふってきても、その都度、一緒に考える時間をとりましょう。
具体的に行動していなくても、責めないことが大切です。
「何で行動していないの?」と聞いてしまうと、責められていると思い、その話題を避けるようになってしまいます。
ところが、子どもの心の中では問題が解決していないので、一人で問題を抱え込むようになってしまいます。
それに、人は行動するのにタイムラグがあるがあるのは当たり前です。
自分をふり返ってみても、解決法がわかっても、すぐに行動するばかりではないことがわかると思います。
まとめ|子どもとの対話の時間をとろう
子どもが一人でに問題解決能力を身につけられるとは限りません。
子どもが何か問題にぶつかっていると思ったら、積極的に対話の時間をとりましょう。
対話をするときは、片手間で対応するのをやめ、じっくりと向き合うのがいいです。
「じゃあ、どうしたらいいと思う?」と質問を投げかけることで、子どもはじぶんで解決策を考えるようになります。
親が考える前に、意見を押し付けてしまうと、子どもが自分で考える時間を奪ってしまうことになります。
ですので、手間がかかっても、子どもに考えさせる機会を持つことが大事です。
そして、子どもがそれを実践したら、その行動を認めてあげる。さらなる問題が出てきたら、また対話の時間をとる。
そうやって、徐々に子どもの問題解決能力が身についていきます。
子どもが自分の力で生きていけるようになるまで、サポートしていきましょう。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
対話で子どもの問題解決能力を育てよう!
ただし、感情的になっているときは、まず子どもの気持ちを受け止めて落ち着かせるのが先だよ。