こんにんちは、キョロ(@dokusyotoehon)です。
今日は「野菜」がテーマの絵本を紹介します。
「やさいだいすき」の絵本データ
作・絵 柳原良平
出版社 こぐま社
出版年 2004年7月
楽しめる年齢の目安 1歳から
「やさいだいすき」のあらすじ・内容
野菜を使って、数や色、特徴などを学んでいける絵本です。
だいこん、にんじん、きゅうり、かぼちゃ、たまねぎ…と各ページに野菜が出てきます。
まずは数をかぞえるところから。
「だいこん いっぽん」
「にんじん にほん」
「きゅうり さんぼん」
と本数をかぞえていきます。
それから、
「かぼちゃ ひとつ」
「たまねぎ ふたつ」
「トマト みっつ」
と個数をかぞえていきます。
次に野菜の特徴をとらえていきます。
「ながい ねぎ」
「ほそい ごぼう」
「あなの あいている れんこん」
その次は色。
「なすびは むらさき」
「とうもろこしは きいろ」
「ピーマンはみどり」
…(続く)
一つひとつ野菜を見ていったあとは、ママと野菜を買いに行きます。
そして、ママが料理してくれた野菜を食べます。
野菜を食べて元気になった男の子。
男の子は笑顔でいっぱい。
「やさい だいすき だいすき」で終わります。
「やさいだいすき」の魅力の解説
・身近な野菜を使うことで、子どもを惹きつける。野菜に顔が書いてあって、野菜に愛着がわく絵本
・野菜の特徴を活かして、数の数え方、特徴の捉え方、色についてなど、表現の幅が広がる絵本
・一文一文が短く、リズムもよく、聞いているのが楽しい絵本
身近な野菜を使うことで、子どもを惹きつける。野菜に顔が書いてあって、野菜に愛着がわく絵本
野菜は子どもにとって、とても身近なもの。
「この野菜見たことあるなぁ」
「なんだろう?」
と子どもの興味をそそります。
実生活と絵本の内容が結びつくことで、子どもは気づきを得たり、学んだりします。
野菜に顔がついているので、より興味を持って、絵本の世界に入ることができます。
野菜の特徴を活かして、数の数え方、特徴の捉え方、色についてなど、表現の幅が広がる絵本
数のかぞえかたが身につく
この絵本では、
「だいこんいっぽん」
「にんじんにほん」
「きゅうりさんぼん」
「かぼちゃひとつ」
「たまねぎふたつ」
「トマトみっつ」
と順番に、野菜の数をかぞえていきます。
形容詞を覚えることで表現の幅が広がる
「まるいじゃがいも」
「ながいねぎ」
「ほそいごぼう」
「あなのあいているれんこん」
親が日常生活で使う言葉は限られています。
絵本で、「ながい」とか「ほそい」とか、たくさんの形容詞を覚えて、娘も言葉の数が豊富になりました。
言葉を知って、うまく使えるようになれば、コミュニケーションも上手にできるようになるよね!
自然に色を覚えられる絵本
「なすびはむらさき」
「とうもろこしはきいろ」
「ピーマンはみどり」…
と色を覚えることができます。
一文一文が短く、リズムもよく、聞いているのが楽しい絵本
この絵本は、
「ピーマンはみどり」
「キャベツもみどり」
「いんげんえんどうそらまめみどり」
「ほうれんそうもみどりみどり」
と、リズムに乗って読んでいくことができます。
字が読めない子どもは、絵を見て、耳で聞いているだけ。
だからこそ、聞いていて心地いい文章であることが大事です。
簡単な絵本なのに、学びの要素がいっぱいの絵本
この絵本は、学びの要素がいっぱいの絵本。
この絵本を読むことにプラスして、お子さんと一緒にスーパーにお買い物に行ったり、お料理したりするのが、おすすめです。
学ぶ要素がいっぱいの絵本だけれど、学ばせようとしなくていい
ここまで、学ぶ要素がたくさんあることが、この絵本の魅力だとお話してきました。
でも、わたしは、読み聞かせのあいだに、あえてページを止めて、娘に教え込むようなことはしていません。
理由は、
・娘が絵本の世界に入り込んでいるときに、邪魔をしたくないから。
・娘の興味と親が伝えたいことがズレている場合があるから。
親が、絵本の内容を教え込んでしまうと、子どもはそちらにだけ注目するようになってしまうんですよね。
娘の好奇心の芽をつみたくないので、娘が自分から、絵を指さしてきたり、「これ、〜だね」と言ったきたときだけ、娘と対話をします。
子どもが、いま何に興味を持っているのかが、よくわかるよ!
わたしは、昔のような正しい答えを見つけさせるような教育はどんどんすたれていくと思っています。
「親が学ばせる」のではなく、「自然に子どもが自分で学びたい」と思える環境を、作ることが大事なんです。
絵本を通して、娘が興味のあることがわかったら、それについての絵本を追加で買うこともあるよ。
読み聞かせで大事なのは、子ども様子を観察して、子どものペースに合わせること
もう一つ、気をつけていることと言えば、「絵本をめくるペース」です。
これは、娘にゆだねています。
ページの絵に納得すると、娘が「うん」と言うんです。
これは娘が「次のページに進んでほしい」という合図なので、「うん」というまで待っています。
絵本を読みながら、じっくりと娘のことを観察しているよ!一対一で子どもに読み聞かせをすることのメリットだね
おすすめ本の紹介|子育てについて
苦手を克服させるよりも、得意を伸ばすことのほうが、将来、有利なんだって。
「最近の子どもの口ぐせは何か」
「朝起きてから最初にどんな行動をとっているか」
「どんな遊びに熱中しているか」
に目を向けることが大事なんだって!
親に好奇心を認められて育った子どもは、
「自分が興味を持ったことは、いっぱい勉強していいんだ」
って思うようになるんだって!
ぜひ読んでみてね。
家に本がたくさんある子どもは、本に興味を持つし、しょっちゅうクラシックを流している家は、音楽が好きになるって。
そう言えば、先生をやっている友達が「勉強をちゃんとする子は、親も勉強してるよ」って言ってたなぁ。
家族がやることなすことすべてが、子どもにとっては、憧れの的なんだって。
おすすめの絵本の紹介|「野菜・くだもの」がテーマ
(1歳半くらいから)
娘はいつも食べるマネをしていたよ
(2歳くらいから)
最初読んだとき、わたしにもわからない野菜があったよ。
(2歳くらいから)
野菜が一生懸命かけっこするのが楽しいよ
リズムがすごく心地いい絵本だよ!
(2歳くらいから)
肉、にんじん、じゃがいも、玉ねぎを冷蔵庫から出すと、娘が「カレーつくるの?」って聞いてくるようになったよ。
(2歳半くらいから)
トレーニングをしたり、トイレに行ったり。
さつまいも掘りでみんなに食べられてしまうけれど、最後はみんなでプー。くさーいね!
読み聞かせって、自分の子どもと向き合うのに、すごくおすすめです。
興味関心もわかるし、好きなもの・嫌いなものもよく分かります。
小さい頃から同じ本を読み聞かせていれば、成長も実感できます。
ぜひ、今日から絵本の読み聞かせを始めてみてくださいね。
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