こんにちは、キョロ(→プロフィールはこちら)です。
本の虫であるわたし。家事の合間に、育児の合間にと、時間を見つけては読書をしています。
(「読書の合間に家事や育児をしている」のほうが正しいかもしれません……笑)
そんなわたしですが、本を読みすぎると、「さすがにもう活字はお腹いっぱいだ……」となることがあります。
そこで読書をやめればいいものを、習慣ってすごいですね。しんどいと思いながらも、本を読み続けてしまうのです。
でも、これってちょっと危険だと思うんです。
というのも、ほかにも選択肢があるはずなのに、読書を選んでしまうのは、わたしが「これが自分らしい」と思い込んでいるから。
「自分らしさのために、つらい道を選んでしまう」というのは、自傷行為にもつながると思います。
「自分らしさ」にこだわり、自分を痛めつける
「自分らしい」という言葉、いいですよね。
信頼している人から、「あ〜それ、キョロらしい考えだね」と言われると、愛情を感じます。
特に、自分でも「自分らしい」と思ってとった行動に対して、その言葉を言われると「やっぱりそうだよね」とうれしくなるものです。
でも、この「自分らしさ」という言葉が、自分の幅を狭め、ひいては「自傷行為」につながってしまうことさえあるのです。
「知識欲が旺盛で、本が片時も手放せないわたし」
わたしは、自分に対してこんなイメージを持っています。
(いつもこれを意識して本を手にとっているわけではありませんが)
すると、本を手にとらない日ってなんだか落ち着かなくなってしまうんです。
大げさなようですが、「自分が自分でなくなってしまう感覚」があります。
で、疲れていようが、どこにいようが、何とかして本を手にとろうとするのです。
ここまでくると、不健全だと自分でも思います。
心が「今は疲れてるよ」と訴えているにもかかわらず、無理にでも本を読んでしまうのですから。
「自分らしさ」を保つために、自分を痛めつけてしまう。これは、自傷行為であるとも思います。
「自分らしさ」ではなく、今の自分にとっての「心地よさ」を選ぶ
「自分ってこんな人」と決めつけすぎると、選択肢が減り、結果として自分を苦しめることになることがあります。
もちろん、「自分らしさ」がプラスに働くこともあります。
たとえば、「自分は努力家だ」と思うことで、がんばるべきときにしっかりがんばることもできます。
ただ、問題なのは、その「自分らしさ」が自分を苦しめているときです。
「自分は強くて泣かない人だから」
「自分はひとりで何でもできちゃう人だから」
こんな言葉を自分にも他人にも言い聞かせて、どんなにつらいときも、ひとりで果敢に闘っていたら、いつか心がポキンと折れてしまいます。
「それ、あなたらしいね」と言われると、相手が自分のことをわかってくれている気もするし、「自分の行動はまちがっていない」という安心感を得られる気もします。
でも、その「自分らしさ」を保つために苦しんでいるのなら、そのこだわりを手放すときだと思うのです。
さて、そんなときに大事になってくるのは、自分の「心地いい」という感覚だと思います。
「これを選べば、心地いい」
「これを選ぶと、納得できる」
「これなら、気持ちがスッキリする」
こんな感覚を基準に、選んでみるのはいかがでしょうか。
「自分らしさ」ではなく、「心地よさ」や「納得感」、「スッキリ感」を選んでみてほしいと思います。
他人の評価に惑わされない
「それって◯◯ちゃんらしいね」と、友人が言ってくれたとします。
その友人は、どこまで自分を理解してくれているのでしょう?見ているのは、ほんの一部ではないですか?
相手が見ているのは、自分のほんの一部で、それに対してひとこと、「あ〜それ、◯◯ちゃんらしい」と言われただけで、未来の行動まで決めてしまうのは、本当にもったいないことだと思います。
そもそもわたし達は毎日、変化しているのですから、「自分らしさ」だって変化していくものなんです。
実際、わたしは昨日と今日で、まったく正反対の考えをしていることがあります。
周りの人の「キョロはぜんぜん変わらないね」なんて言葉は、まったくアテにならないものなんですね。
(見た目に関して言われたら、有頂天になりますが……笑)
誰にも「ここは相変わらずだなぁ」と思う部分も、もちろんあると思います。
でも、「自分らしさ」にこだわって物事を判断するよりも、「そのときの自分にとっての正解」を選ぶほうがいいと、今のわたしは思っています。
それが周りをガッカリさせるかもしれなくても、ガッカリさせておけばいいと思います。
脱皮した自分を楽しんでくれる人と付き合いを続けていけばいいし、新しい自分には新しい仲間ができるものです。
「自分らしさ」は変わっていいんです。
今の自分を信じて、未来を切り開いていきましょう。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
「自分らしさ」を手放して、人生を変えよう!