こんな人のための記事です。
「友人が仕事で昇格してエネルギーにあふれている」
「知人が二人目を妊娠して幸せそう」
「ママ友の夫婦仲がよくていつも楽しそう」
こういった状況を目の当たりにして、苦しくなっていませんか?
相手が自分の努力で今の状況になったのはわかっていても、相手の活躍や幸せを素直に喜べず、自己嫌悪してしまう。
自己嫌悪ってイヤですよね。「こんな感情、味わいたくない」と思う人も多いのではないでしょうか。
でも、相手の幸せを喜べなくても自分を責めなくていいのです。
今回の記事では、「人の幸せを素直に喜べず、自己嫌悪に陥ったときの対処法」について解説します。
この記事の概要はこちらです。
- 人の幸せを素直に喜べなくても自分を責めなくていい
- 人の幸せを素直に喜べない理由5選
- 人の幸せを素直に喜べないときの対処法8選
- 人の幸せを素直に喜べないときに思い出してほしいこと4選
人の幸せにモヤモヤしたら、ぜひこの記事に書いてあることを実践してみてください。
この記事を読んでくださったかたの気持ちが、少しでも楽になるのを祈っています。
お知らせ
キョロが所属する【習慣化オンラインサロン】で活動してみませんか?
月額5,500円(税込)で毎日が充実します!
「習慣化オンラインサロン」のご案内
人の幸せを素直に喜べなくても自分を責めなくていい
人の幸せを喜べず、ねたましい気持ちがわいてくるとき、
「自分ってダメだなぁ」
「性格悪いなぁ」
などと自分を責めていませんか。
正直に言ってしまうと、わたしも人の幸せな話を聞くと素直に喜べないことがよくあります。
わたし自身は、「そんなもんかな」と思っています。
友人の幸せを素直に喜べず、ねたましい気持ちがわいてきても、「こんな自分でもまぁいいか」と開き直ってしまいます。
ねたましい感情をイヤな感じで相手にぶつけたり、誰かを傷つけたりしなければ、問題ないのではないでしょうか。
みんな心のうちは見えません。
ネガティブな気持ちを抱えながら、そう見えないようにふるまっている人だっています。
問題が起こらなければ、いいのです。
むしろ「人の幸せを喜べないなんてダメだなぁ」と思うのは、やさしい心を持っている証拠。
そんな自分をもっと肯定してあげてください。
腹黒くてもいいじゃん!
そんなにいい人じゃなくたっていいの、いいの!
自分を全肯定したら、今度はネガティブな気持ちを自分の人生をよくするための起爆剤に使いましょう。
転んでもただじゃあ起き上がらない!
人の幸せを素直に喜べない理由5選
さて、なぜ人の幸せを喜べないのでしょうか。
その理由はこちらです。
- 今うまくいっていないことがある
- 自分ももっと活躍したい・目立ちたい
- 自分の人生に納得がいっていない
- 自分の人生に自信がない
- 自分にとっての「幸せ」がわからない
「いいなぁ、自分だって幸せになりたいのに」
「自分だって精一杯、生きているのに!」
人の幸せを目にしたとき、こういった怒りや悔しさもわいてきているのではないでしょうか。
こういった気持ちが、人の幸せを素直に喜べないことにつながっているのだと思います。
ひとつずつ見ていきましょう。
今うまくいっていないことがあるから
人の人生がうらやましく感じる理由のひとつに、自分の人生がうまくいっていないことが挙げられます。
- 家族の仲がよくないのに、友人は家族で仲よく生活している
- 夫とうまくいっていないときに、ママ友は夫とラブラブ
こういった状況であれば、人の幸せを喜べないのも当たり前。
自分がうまくいっていないのに、周りの人を祝福するなんて、そうカンタンなことではありません。
わたしは両親と不仲の時期が長かったんだけど、そのあいだは友人が家族の話を楽しそうに話すことがつらかった。
家に帰って泣いてたんでしょう?
何年も泣き続けたよ。だからって、そのつらさを友人にぶつけるわけにもいかないし、つらかったなぁ。
自分ももっと活躍したいから・目立ちたいから
「自分ももっと活躍したい」
「自分のがんばりも認めてほしい」
こんな理由から、人の幸せを喜べない場合もあるのではないでしょうか。
- 負けず嫌い
- 目立ちたがり
こういった性格によって、人の幸せな話を聞いてモヤモヤしてしまうのかもしれません。
わたしも、負けず嫌いだから、この気持ちわかる〜。
でも負けず嫌いってうまく使えば努力のきっかけになるよね!
そうそう、負けず嫌いなのも自分の個性だし、うまく活かしたいよね。
自分の人生に納得がいっていないから
自分の人生に納得しているかどうか。
もし納得できていないとしたら、それも人の幸せを喜べない理由のひとつになるでしょう。
- なんとなく毎日を過ごしているけれど、パッとしない日々
- 「こんな人生でいいのかなぁ」と思いながら過ぎる日々
こんな毎日に、突然、人の幸せな話が舞い込んできたら、ますます「これでいいのかなぁ」と迷うものです。
目標もなく漂流するように生きていたときの、知人の結婚話はきつかった……。
自分の人生に自信がないから
自分の人生を「これでいい」と思えない。
自分の人生に自信がないことも、人の幸せを喜べない理由です。
周りから見たら、とても幸せな人生を生きているはずなのに、自分は自分の人生にOKを出すことができない。
「これでいいのかな?これってみんなから見たら幸せ?」
「わたしの人生って、周りから認められている?」
このように、自分の幸せが他人軸になってしまうと、いつまでも自分の人生を楽しむことができません。
すると、人の幸せ話を聞いたときに、モヤッとしてしまうんですね。
自分軸ってこういうときに大事なんだね!
自分にとっての「幸せ」がわからないから
自分にとっての「幸せ」がわからなければ、納得する人生を手に入れることができません。
人が喜ばしい報告をしてきたときに、「わたしの人生はこれでいいの?」という不安ばかりが募ってしまいます。
- 周りの人が結婚すれば、「わたしも結婚したほうがいい?」と心が揺れる
- ママ友が二人目を産めば、「自分も産むべき?」と悩む
人が幸せそうな報告をしてきても、自分がどんな人生を歩めば幸せなのかがわかれば、ブレることはありません。
もし心が揺れたとしても、「これでいい」と思えるものです。
わたしはひとりの時間が大好きだから、「子どもはひとりでいい」って決めているよ。
でも、ママ友が出産するたびにちょっと心が揺れているでしょ。
もちろん揺れるよ。でもその都度、自分にとっての幸せを見つめ直すの。
人の幸せを素直に喜べないときの対処法8選
さて、ここからは、人の幸せを素直に喜べないときの対処法について詳しく解説します。
具体的な対処法はこちらです。
- あまりにつらいときはネガティブな感情がわくものから離れる
- 理解してくれる相手なら本音を伝えてみる
- 信頼できる人に話を聞いてもらう
- 「うらやましい」と悶々とするだけで終わらせない
- 「うらやましいと思う人生」を本当に生きてみたいか、考えてみる
- 何がうらやましいのか明確にする
- 自分にとっての「幸せとは何か」を考えてみる
- 自分にとって「幸せ」を叶えるための努力をする
ネガティブな感情をそのままためておくのではなく、それをうまく活用して自分を成長させるきっかけにしていきましょう。
では、詳しく見ていきます。
つらいときはネガティブな感情がわくものから離れる
人の幸せを素直に喜べなくてつらいとき。
あまりにネガティブな感情が大きくなったときは、一時的にでもその環境から離れることをオススメします。
- 原因となったSNSから離れる
- 一時的にその友人と距離を置く
こんな行動をしてみるのもアリだと思います。
今まで親密な関係だったとしても、その関係のせいで自分がつらくなってしまうのなら、距離を置いてもいいんです。
わたしは、人間関係にはタイミングがあると思っています。
どうしても、波長が合わない時期ってあるよね。
だからといって、ずっと疎遠になるわけではありません。
「一時避難」をして、元気になったら関係を再開すればいいのです。
理解してくれる相手なら本音を伝えてみる
幸せそうな友人を見ていてつらい。でも、距離を置くほどではない場合。
もしその相手が、自分に共感を示してくれるタイプの人なら、本音を伝えてみるのはいかがでしょうか。
相手を責めるのではなく、
「うらやましいなぁ、もう最近それがずっと悩みなんだよ〜」
などと話してしまうのです。
この場合は、
- 明るく
- 相手を責めずに
伝えることが大事。
もし相手がその気持ちを理解してくれたら、モヤモヤの原因となる話をやめてくれるかもしれません。
ただ、これはそれなりに勇気がいる方法ですし、相手に共感力がなければうまくいかないかもしれません。
ひとつの方法として参考にしてみてください。
わたしは原因がわからないまま、友人に距離を置かれるよりも、「悩みすぎてつらい〜」って言ってもらったほうがうれしいかなぁ。
直接言うのが怖かったら、メールでもいいしね!
責められるのはイヤだけど、真剣に悩んでいるなら、わたしもちゃんと向き合いたい。
信頼できる人に話を聞いてもらう
モヤモヤの原因の相手に直接、言うのははばかられる。その人が幸せなら、その幸せを存分に味わってほしい。でも、つらい。
こんな状態なら、信頼できる人に話を聴いてもらうのはいかがでしょうか。
どんな話でも否定せずに聴いてくれる人がいいと思います。
アドバイスをするのが好きな人よりも、共感するのがうまい人がオススメだよ。
共感力の低い人に話すと、ますますネガティブになっちゃうからね。
話をするだけで、気持ちがスッと楽になることもあります。
自分だけで抱え込まずに、ネガティブな気持ちを吐き出していきましょう。
「うらやましい」と悶々とするだけで終わらせない
「うらやましい」と悶々とするだけで終わらせないことも大切。
- うらやましい
- ねたましい
こういった気持ちをうまく使って自己成長につなげるのもオススメです。
うらやましいと思ったら、何らかの行動をひとつでもいいから起こすのです。
「悩むだけでおしまい」なんて、もったいないよ!
「うらやましいと思う人生」を本当に生きてみたいか、考えてみる
周りの人が幸福に満ちているとき、「うらやましい、ねたましい」といった気持ちがわいてきますが、よく考えてみてください。
その人生が自分の人生だったら、自分は本当に幸せになれるのでしょうか。
その人の人生の一部がうらやましいだけであって、決してその人の人生をそっくりそのまま、同じように生きたいわけではないんですよね。
いまわたしは結婚もしていて子どももいて、満足度の高い人生を生きられているけれど、20年以上は「生きているのがつらい」と思う日々だった……。
出会った頃はネガティブのかたまりだったよね。
生きてきた人生は⅔はどん底だったからなぁ。
何がうらやましいのか明確にする
人の幸せ話を自己成長につなげたいのなら、相手の人生の「何がうらやましいのか」を明確にしてみてください。
たとえば、こんなことが挙げられるのではないでしょうか。
- まわりに祝福されていること
- 認められていること
- 楽に生きていること
- 無条件に愛されていること
うん、相手がこんなふうに見えたらたしかにうらやましい!
あくまで、「そう見える」っていうだけだけどね。
実は、陰でものすごく努力してるかもしれないもんね。
相手の何がうらまやしいのかを明確にしたら、そのうらやましさを解消するためにできることを、考えてみましょう。
無条件に愛されていることがうらまやしいとしたら、どうしてその相手が愛されるのか、分析して自分もやってみる。
楽に生きているように見えるのがうらやましかったら、自分も楽に生きられるように工夫してみる。
こんなふうに、自分の理想の人生に向けて努力をするのです。
でも、実際、これが難しいんですよね。
こういったことを実践するには、自分を変えなくてはいけないからです。
その努力をするよりずっと、人の人生をねたんでいるほうが楽かもしれません。
わたしも、楽に生きるコツを身につけるには10年以上かかっているよ。
そのために本を何百冊も読んでいたよね。
自分にとっての「幸せとは何か」を考えてみる
そもそも、自分にとっての「幸せが何なのか」がわかっていないと、本当に自分の人生に納得することはできません。
自分が求めていることは、自分の心と向き合わなければ見つからないのです。
- 自由
- 達成感
- お金
- 名誉
- 肩書き
- 成長
- 愛情
このように、みんなそれぞれ、求めているものが違うのです。
自分の人生にとって大事なものを明確にして、その価値観を優先して生きるようにすると、人の人生に影響されにくくなります。
わたしは「お金」よりも「自由」が大事。そのために、節約には力を入れないと。
ぼくは「楽な人生」よりも、「多少つらくても達成感のある人生」がいいなぁ。
「うらやましくはなるけれど、やっぱり自分の人生がいちばん」
こう思えるようになると、うらやましさやねたましさを上手に解消できるようになりますよ。
自分にとって「幸せ」を叶えるための努力をする
自分にとっての「幸せ」が明確になったら、その価値観を優先するために何ができるか、考えてみてください。
その価値観を大切にできれば、人生の満足度が高くなってきます。
そうやって自分の人生をカスタマイズしていくと、自分の人生に納得がいき、人生が愛おしく思えてくるものです。
- どんなときに幸せを感じるのか
- どんなときにつらいのか
こういったことに目を向けると、自分がどんな人生を求めているのか、わかるようになります。
人の幸せを素直に喜べないときに思い出してほしいこと4選
人の幸せを喜べないときに思い出してほしいことがあります。
それが、この4点。
- 人生にはよいときと悪いときがある
- 人生は不公平なもの
- 被害者意識を手放す
- コントロールできることに注力する
人生には波があり、不公平。でも、被害者意識を持ち始めると苦しくなるばかりです。
結局、自分がコントロールできることに注力するしかないのです。
詳しく見ていきましょう。
人生にはよいときと悪いときがある
人生には、よいときと悪いときがあります。
がんばってもうまくいかない時期はあるし、楽に生きていてもうまくいく時期もあります。
「努力したら、結果は必ず出るもの」と思っていると、「なんでわたしだけがそこんな目に合わないといけないのか?」と怒りがわいてきます。
でも、「わたしだけ」がひどい目に遭うことも、ときにはあるのです。
「ただ、忍耐せよ」というのが言いたいわけではありません。
うまくいかないときは、環境を変えたり、努力の方向を変えたりするのはとても大事です。
ただ、正しい方向に努力しても、うまくいかないときはもうしょうがないのです。
「今はうまくいかない時期なんだ」と受け入れた上で、地道な努力を続けていく必要があります。
人生は不公平なもの
「人生は不公平なもの」だと、わたしは思っています。
だから、つらいことばかりがふりかかる人生もあれば、そんなに苦労せずにうまくいく人生もあると思います。
わたしも、若い頃は、人と接していて「どう考えてもわたしのほうが大変な人生だよね?」と思う場面が多々ありました。
でも、その不公平さに不満を持つだけでは、自分の人生は変わらないのです。
人生は不公平。それを理解した上で、正しい方向に適切な量の努力をしていく。
これが大切なのです。
正しく努力するのは大切だよ!
がんばっていても、成果の出ない努力をしていたら意味がないもんね。
被害者意識を手放す
人生には波があるし、不公平でもあります。
でも、被害者意識を持つと、うらみ・つらみが大きくなっていきます。
自分のつらいところにしか目がいかなくなります。
「わたしはこんなに大変なのに、あの人はあんなに幸せそうにして腹が立つ」
こんな気持ちでいっぱいになると、まちがった方向への努力につながってしまうことも。
たとえば、
- その相手を追い越すための努力
- 見返すための努力
など。
これでは「自分の幸せ」のための努力から離れてしまうよね。
どんなにつらい人生でも、できるかぎり被害者意識を手放して行動していくことが大切なのです。
コントロールできることに注力する
どんなに人の人生がうらやましくても、できるのは自分がコントロールできることに注力することだけ。
大切なのは、自分の人生を変えるためにできることに、集中することなのです。
自分が気にしても仕方のないことを気にし続けて過ごすよりも、今日1日をもっと楽しく過ごすためにできることに集中したほうがいい。
誰かの不満やグチを言って過ごすよりも、今週1週間で何を成し遂げるのか考え、行動するほうがいい。
こんなふうに、自分がコントロール可能なことに力を注いでいくことで、少しずつ毎日の充実度が変わっていきます。
まとめ
誰かの人生を「うらましい」という気持ちは、消せないかもしれません。
人生には、よいときと悪いときがあり、不公平です。
でも、自分の人生をよくするための行動なら、まだやれることがあるのではないでしょうか。
「うらやましい」という気持ちをうまく活用して、自分の人生をもっともっと充実させてください。
自分ができることに集中していった先には、きっと今よりも素敵な未来が待っていますよ。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
うらやましさを起爆剤にして、人生を変えよう!
エッセイブログ『キョロの生きる知恵』もどうぞ!
エッセイブログも書いています。よかったら、遊びに来てくださいね!
→『キョロの生きる知恵』
人の幸せを素直に喜ぶことができない。こんな自分がイヤになる。