【5歳からの金銭教育】お小遣いを渡すメリットとオススメの方法を解説

「子どもにお金について学んでほしい」

「お小遣いって何歳ごろから渡したらいいんだろう?」

「どうやって渡すのが効果的?」

子育て中のママさん、パパさん、子どもの金銭教育に悩んでいませんか?

今回は、子どもにお小遣いをあげるメリットやオススメの方法を解説した記事を書きました。

我が家では、5歳になってからお小遣い制を開始。半年ほど試行錯誤して、なんとかしっくりくるやり方が見つかりました。

お小遣い制を取り入れてみた感想は、「やってみてよかった!」です。

お小遣い制を取り入れると、子どもの思考力や金銭感覚が育ちます。

お買い物のときの「ママ、これ買って!」も減るので、とても楽になりま

ぜひこの記事に書いてあることを、試してみてくださいね。

お小遣いのメリット

まずは、子どもにお小遣いをあげるメリットから見ていきましょう。

「ママ、これ買って!」に悩むことがなくなる

子どもにお小遣いをあげることで、買い物に行ったときに、「ママ、これ買って!」と駄々をこねられることがなくなります。

「お小遣いを貯めて買ってね」

この一言で完了です。

子どもの「好き」がわかる

子どもにお小遣いを与え、自分で買いたいモノを選ばせると、子どもが何が好きなのかを知ることができます。

親が選ばなかったようなおもちゃを選んだり、「え?こんなのがいいの!?」というモノを選んだりします。

子どもが好きなこと、ハマっていることを知れると、その個性を伸ばすお手伝いができます。

子どもを知るための手がかりにもなるのが、お小遣いです。

子どもが自分でほしいものを考えるようになる

お小遣いをあげると、子どもはかぎられたお金で何を買うのか、考えるようになります。

お小遣いをあげたばかりの頃は、思いつきでバンバン買い物をしていたむすめも、最近は、何を買うべきか、しっかり考えるようになりました。

親があれこれ口を出さなければ、子どもは自分で考えるようになります。

子どもの考える力を伸ばすためにも、お小遣いはオススメです。

子どもがお金の使い方を学べる

子どもにお小遣いを渡せば、子どもは、実践を通してお金の使い方を学ぶことができます。

お金を使いすぎて、本当にほしかったモノが買えなかったり、本当はたいしてほしくなかったモノを買ってお金を無駄にしてしまったり。

こういった経験を通して、自分なりのお金の使い方を身につけていきます。

お小遣いのデメリット

次にお小遣いのデメリットについてお話します。

お小遣いをあげることには、デメリットももちろんありますが、わたしの意見としては、お小遣いをあげるメリットのほうが大きいと思います。

詳しく見てみましょう。

親から見てどうでもいいものを買おうとする

子どもにお小遣いをあげて、好きなモノを買わせるようにすると、親から見て「どうでもいいモノ」を選んでくることがあります。

「そんなモノにお金を使わないで、もっといいモノを買ったらいいのに!」

こんなふうに思うこともしばしばあります。

衝動的に、ガチャガチャをやってしまったり、たいして興味のないおもちゃを買ったり。

家に帰って、ゴミと化したおもちゃを見ると、「は〜、もったいないお金の使い方」と思うこともあります。

子どものお金の使い方にイライラする

どうでもいいことにお金を使う子どもの様子を見ると、イライラすることもあると思います。

わたしも、お小遣い制に慣れるまでは、イライラすることがありました。

今は、「これも子どもの成長のために必要なんだ」と割り切れるようになったため、おだやかな心で見守っています。

お金の数え方などを教えるのに手間がかかる

お小遣い制にすると、お金の数え方や使い方を教える必要があります。

特に、お金の区別がつかなかったり、数の数え方がわからなかったりすると、手間ヒマがかかります。

5歳のむすめも、やっと1円玉、10円玉、といった区別がついたところ。

1円玉は1ずつ数が増えるだけですが、10円玉は、「10、20、30…」と増えていくので、時間があるときに、数え方を練習中です。

キョロ

子どもは覚えるのが早いから、助かってる……!

5歳にオススメのお小遣いのあげかた

ここからは、5歳児にオススメのお小遣いのあげかたを紹介します。

子どもがまだ幼いと、先のことまで見通しを立てるのは難しいので、マメに少しずつお小遣いをあげるのがオススメです。

詳しく見ていきましょう。

10円玉であげる

お小遣いは10円であげるのがオススメです。

500円、100円、10円など、いろいろなお金があると計算が複雑になってしまい、子どもが混乱します。

まずは、10円だけでお金の使い方を学ばせ、慣れてきたら、100円なども混ぜていくようにします。

1〜3日でお小遣いをあげる

お小遣いは、1〜3日に1回あげるようにします。

子どもは先の見通しが立てられないことが多いので、まとめて一気にあげると、すべてどーんと使い切ってしまうことが(笑)。

お小遣い制を始めた頃、月のはじめに1500円を渡したところ、うちのむすめは1日で使い切ってしまい、お小遣いのあげかたを変えました。

今は、毎日50円ずつ(10円玉を5枚)渡しています。

買いたいモノが見つかったら「10円玉が何枚必要なのか」を伝える

子どもが買いたいモノを見つけたら、「10円玉が何枚必要なのか」を伝えます。

「500円だよ」と言っても、ピンと来ない子も多いかもしれませんが、「10円玉が50枚だよ」と言うと、それなりにお金が必要なことがわかるようです。

数の数え方を教える

お小遣い制にするにあたり、数の数え方は教えておいたほうがいいですよ。

まず、1から100まで。

そして、「10、20、30……」や「100、200、300……」といった数え方も、いずれできるようになるとよいと思います。

おうちでお金の使い方を学ぶ

時間があるときに、ごっこ遊びで、お金の使い方の練習をしておきましょう。

おもちゃのお金を利用するのがオススメです。

店員さんと買い物に来たお客さんにわかれて練習すると、少しずつお金の感覚を身につけていくことができます。

10円でやりとりするのが上手になったら、50円、100円なども入れて、少しずつレベルアップしてみてください。

何にお金を使っても文句を言わない

お小遣いをあげたら、そのお金を何に使ってもいいことにします。

はじめのうちは、特に失敗が多いですが、これも勉強のうちです。

大きな失敗にならない程度の金額を渡すのがオススメです。

お金の使い方に慣れてきたら、少しずつお小遣いの金額をあげていきましょう。

5歳児の金銭教育のNG行為

すでに、お小遣い制の注意点についてお話してきましたが、改めてNG行為について、お話していきます。

NG行為①お札など大きなお金で渡す

子どもがお金の使い方に慣れていないうちは、お札など、大きなお金でお小遣いを渡すのは控えましょう。

できれば10円、大きくても50円か100円で渡すのがオススメです。

 NG行為②一気にまとめてわたす

子どもは、先の見通しを立てるのが苦手です。

月に1回、まとめて渡すのは控えて、マメに少しずつお小遣いを渡しましょう。

はじめてのお小遣いなら、1〜3日に1回程度がオススメです。

買い物に行くときのポイント

子どもとお買い物に行くときのポイントがありますので、お話させていただきますね。

駄菓子屋さんがオススメ

お小遣いを使ってお買い物をするのにオススメなのが、「駄菓子屋」です。

数十円から、数百円で買える商品が並んでいるため、10円を使ってのお買い物にピッタリ。

できれば、混み合っているところは避けるのがベター。

大型ショッピングモールなどに入っている駄菓子屋さんは、休日に行くと混み合っている場合が多いので、平日のすいている時間などを選びましょう。

キョロ

10円玉で払ってもイヤな顔をしないお店を見つけられるといいね!

パパ

地元で子ども達が利用する評判のお店はオススメだよ!

商品が豊富で価格に幅があるお店はNG

逆に、大型のスーパーなどは、あまりオススメできません。

というのも、商品がありすぎて、子どもが決断できなくなるからです。

しかも、商品の価格に幅があるため、大人も説明するのが大変。

「それは、10円玉が66枚も必要だよ」

などと、毎回、説明しないといけないのが一苦労です。

商品が豊富だと、おもちゃ付きのお菓子なども多く、子どもはそれにメロメロ。

貯めたお金をパーっと使ってしまいます。

小さな失敗で済ますためにも、まずは、少額で買い物ができるお店を選ぶのが理想です。

駄菓子屋さんがなければ、ダイソーなどの駄菓子コーナーもアリです。

まずは少額を持ってお店へ行く

まずは、少額を持ってお店に行きましょう。

駄菓子屋さんなら、100円から150円程度でOK。

100円均一に行くなら、消費税を踏まえて、110円〜220円程度。

慣れてきたら、お金を増やしてOKです。

お小遣いをあげるときのルール

お小遣いをあげるときの我が家のルールについて、お話させていただきますね。

お小遣いのルールには正解がないので、お子さんの成長に合わせて変更するのもOK。

ここで紹介するルールは、参考までにどうぞ。

お小遣いの額は?→「年齢×10円」を毎日

我が家のお小遣いのルールは、「年齢×10円を毎日あげる」です。

いま現在(2022年)、むすめは5歳なので、毎日50円をあげています。

毎月1500円程度ですね。

5歳にしては、ちょっと多めの額かもしれないですね。

お手伝いは必要か?→家庭それぞれで決めていい

我が家では、お手伝いをしてもしなくても、お小遣いをあげるようにしています。

子どもが「お小遣いがほしいから、お手伝いをしたい」というときに、サポートするのが大変なこともあるので、今のところは、ただあげるだけです。

今はお小遣いの有無に関係なく、「お手伝いをしたい」と言ってくれる時期なので、あえてお小遣いをご褒美にしなくてもいいかなと思っています。

「お金を稼ぐには働かなくてはいけない」ということを、経験させるために、お手伝いをさせているご家庭もあるようです。

お手伝いをさせるときの親の負担が減ってきたタイミングで、やり方を変更するかもしれません。

そのときは、改めてこちらでお伝えしようと思います。

何をお小遣いで買わせる?→おもちゃ、おやつ、日用品など

お小遣いが多めの我が家ですが、お小遣いでは、おやつやちょっとしたおもちゃ、日用品などを購入させています。

ヘアゴムなどをなくしてしまい、足りなくなった場合は、100円均一で、自分のお金で買ってもらっています。

その他、のりや文具、ねんど、折り紙、ノートなどもです。

自分で買うことで、モノを大切にしてほしいという思いがあっての取り組みです。

毎日50円をあげて、かなりお金を貯めないことには、大きなおもちゃは買えません。

今のところは、駄菓子屋さんの100円のティアラや、50円の指輪などを買って満足そうにしています。

自分で管理できる範囲が広がったら、お小遣いの額をあげる予定です。

ゆくゆくは、学用品や日用品もすべて、自分で管理させたいと思っています。

まとめ

お小遣いをあげるようになってから、「ママ、これ買って!」がなくなり、買い物がとても楽になりました。

「10円が◯◯枚いるよ」と言えば、自分なりに決断してくれるので、親があれこれ悩む必要もありません。

ときどき、やっと貯めたお金をパーっと使ってしまうこともあり、あとでほしいモノが買えないこともありますが、これも勉強のうち。

あたたかく見守りましょう。

確実に買わなくはいけないモノがあるときは、子どもと話し合って、お金を確保しておきます。

お子さんの成長段階に応じて、いくらお小遣いをあげるのか、どこまでお小遣いで買わせるのか、というのは変わってくると思います。

お子さんの様子を見て、臨機応変に対応してあげてくださいね。

5歳からのお金の勉強で、育児を楽にしていきましょう!

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

キョロ

子どもにお小遣いをあげて、人生を変えよう!

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