「大人はよくて子どもはダメなのはなぜ?」大人の自由な行動に子どもが疑問を持ち始めたら伝えたいこと

こんにちは、4歳女の子を育てるキョロ(→プロフィールはこちら)です(2021年10月時点)。

最近むすめが、パパとママの行動に疑問を持ち始めるようになりました。


たとえば、パパが3時じゃないのに、お菓子を食べているとき。


「なんでパパはおやつじゃない時間にお菓子を食べてるのに、わたしはダメなの?」


あるときは、パパが好き放題YouTubeを見ているのを見て、「なんでわたしはYouTubeをいつも見ちゃいけないのに、パパはいつも見てるの?」という疑問をぶつけてきました。


おそらくむすめの心の中では、「ずるい!わたしだって好きなときにお菓子を食べたい!」「YouTubeも好きなだけ見たい!」という不満がわいているのだと思います。


このように、子どもが自由な行動を制限されることに、疑問を持ち始める時期があると思います。


こんなときにどうしたらいいのか、我が家の例を用いて、記事を書きました。


育児の参考に、ぜひ最後まで記事を読んでみてくださいね。

大人と子どもでは知識や考える力に圧倒的な差がある


そもそも、大人は自由に行動できて、なぜ子どもは自由な行動を制限されてしまうのか、その理由について考えてみましょう。


子どもは、幼ければ幼いほど、持っている知識が不十分であり、考える力もまだ未熟です。


ですから、ある程度は親が子どもを危険な状況から守っていく必要があります。


小さな子が一人で出かけたら、たくさんの危険がありますよね。一人で出かけられるようになるまでは、親がついていかないといけません。


子どもが好き放題、お菓子を食べていたら、肥満になってしまうかもしれません。


だから、親は健康的な食事を一生懸命作って、おやつの時間と量を決め、「食べすぎちゃダメだよ」と指示します。


YouTubeにしたって、どんなにいい動画がアップされているからと言って、好きなように見せていれば、悪質な動画を見てしまう可能性だってあるわけです。


こういった危険から守るために、親はあれこれ子どもの行動に口を出すんですね。


ですから、逆に言えば、子どもが十分な知識を持ち、考える力が育ってきたら、ある程度、親のコントロールを手放してもいいと言えます。

やみくもに「ダメだから」では子どもは納得しない


親は子どものためと思って、子どもに指示を出しているわけですが、子どもからしたら、うらやましく思うし、ずるいとも思うかもしれません。


子どもが大人の行動に疑問を感じ、不満を感じるようになったら、ちゃんと理由を説明してあげましょう。


パパやママのお話をしっかり聴けるなら、「ダメだから」と言い続けるより、ちゃんと丁寧に説明してあげるほうが、子どもも納得しやすくなります。


すぐにすべてを理解できなくても、子どもの心にちゃんと親の言葉が届いていれば、いずれ理解できるようになります。


我が家のお菓子問題の場合は、こんなふうにむすめに話をしました。


「パパは、自分の体のこともいっぱい勉強したし、栄養のこともたくさん知っていて、自分で元気になるご飯の食べ方ができるから、好きなときに好きなようにお菓子を食べてるんだよ」


こんなふうに伝えたところ、むすめは納得したようです。


おそらくちゃんとは理解していないと思いますが、「大人が好きなようにお菓子を食べてもいい理由」を知れたことで、「パパはずるい」という気持ちは消えたようです。


これだけの話を聴けるようになるまでは、時間がかかります。


2歳、3歳のお子さんには「ダメだよ」としか言いようがないこともあるかもしれません。


ですが、ある程度、大人の話を聴けるようになったら、ちゃんと説明するのがおすすめです。

子どもが自由に行動するための条件を提示する


うちのむすめの場合、大人が好きなようにお菓子を食べたり、YouTubeを見たりしていいのには理由があることは理解しました。


ですが、それでも、お菓子を好きなように食べたいし、YouTubeも好き放題みたいわけです。


そこで、むすめに自由に行動していい条件を話しました。


お菓子を好きに食べてもいい条件は、


「お勉強をして、ママが勉強している体と栄養の本の内容がちゃんとわかるようになってから」


です。


YouTubeを好きなように見てもいい条件は、


「自分で考えて、見る時間を決めたり、勉強になるYouTubeかどうかわかるようになったりしてから」


にしました。


むすめがママやパパの自由な行動に疑問を投げかけてきたら、その都度、ちゃんと説明しています。


自分を律して、「ママもおやつは15時」ができれば、それはそれでいいのかもしもれませんが、わたしはそんな意志力を持ち合わせていません(笑)


いま理解できなくても、いずれは理解してくれるという期待を持って、むすめに話をするようにしています。


余談ですが、食事の勉強をしていると、血糖値の急な変動を防いだりするために、間食をマメに勧めているお医者さんや書籍が結構あります。


ですので、「おやつは15時」というのも、子ども時代にはそうしていても一生そのままのルールでいる必要はないのです。


だからこそ、ちゃんと説明することが大事なのだと思います。

親子の信頼関係がなければ親の言葉は子どもの心に届かない


親の言葉をしっかり子どもの心に届けるには、親子の信頼関係が大切です。


日々の生活で、子どもとの約束を守ったり、理不尽なことで怒りすぎない、といった行動の積み重ねが大事だと言えるでしょう。


おすすめなのは、絵本の読み聞かせの時間を取り入れることです。


読み聞かせを続けることで、子どもの「聴く力」は育ちます。


また、なかなか親子の時間が確保できなくても、その時間だけはママとパパを占領できる時間になりますから、信頼関係も育ちます。


信頼関係が築けるような習慣を日々の生活に取り入れて、大切なことをちゃんと伝えられる関係を作っていきましょう。

まとめ|一定条件を満たしたら自由になれるとわかれば子どもの好奇心が育つ


さて、このような取り組みをしてみて、むすめがどうなったのか。


これらの行動の結果、むすめの心に好奇心と向上心が芽生えました。


「体と栄養のお勉強して好きなようにご飯食べる!」


「いっぱいお勉強して、自分でちゃんと考えられるようにする!」


おそらく完全には意味が分かっていない状態で、わたしが話す言葉を見よう見真似で使った発言です(笑)


ですが、意気揚々として、からだに関する図鑑や絵本を寝る前に読んでほしいとせがむようになりました。


わたしが最近読んでいる、大人向けの栄養素に関する本にも興味を持つように。食べ物の写真がたくさん載っているので、むすめなりに楽しんでいるようです。


体や栄養の勉強をしっかりしてくれたら、必要以上に体によくないお菓子を食べなくなるのではないか。


そんな思惑がありますが、これはむすめが大きくなってからでないと、わかりません。


むすめがちゃんと自分で考え、知識を吸収し始めたら、自由に行動させようと思っています。でないと、今度は自立できない子どもになりかねません。


大人になることに対して、心をワクワクさせているようなので、ちゃんと説明してよかったと思っています。


なかなか手間のかかる方法ではありますが、もし時間と心に余裕があったら、ぜひ試してみてください。


やみくもに「ダメ」と言うよりも、簡単に納得してくれるかもしれません。


最後までお読みくださり、ありがとうござました。

キョロ

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