こんな人のための記事です。
こんにちは、読書をこよなく愛するキョロ(→プロフィールはこちら)です。
読書家にとって、本は「なくてはならないもの」。
でも、読書が苦手な人にとっては、本は読むのに一苦労。理解するのにも、一苦労なんですよね。
「本を読みたい気持ちはやまやま」
「でも、読み始めると挫折してしまう」
「本を読み切れた試しがない」
「読みたいと思う本ばかりが家にたまっていく」
今回は、こんな人のために記事を書きました。
この記事の概要はこちらです。
- 読書が苦手になる理由5選
- 苦手な読書を克服する方法15選
- 読書が苦手な自分を変える本の選び方
- 本を選ぶのに失敗したくない場合の対処法
執筆者キョロは、こんな人です。
- 毎年100冊前後の本を読破
- 読書歴は20年以上
- 夫は読書が苦手な人
- 夫はお風呂で読書に挑戦中
本を読めるようになることで、達成感を得るだけでなく、自分の成長も感じられるようになります。
読書に再び挑戦して、自分を成長させていきましょう。
本はかなりコスパのいい自己投資!
読書が苦手になる理由5選
読書が苦手になる理由について、考えてみました。
具体的には、こんな理由が考えられます。
- 本の難易度が高い
- 本の内容に興味がない
- 本を読む時間がない
- 本を読む目的がない
- 完璧主義になっている
詳しく見ていきましょう。
本の難易度が高い
本の難易度が高すぎると、なかなか本が読み進まず、挫折してしまいます。
読書家やネット情報が勧める本が、自分のレベルに合った本とはかぎりません。
読書を始めようとすると、なぜか小難しい本を選びがち。
でも、読書の習慣が身につくまでは特に、自分に合った本を読むようにすることが大切です。
本の内容に興味がない
本の内容に自分が興味がないことも、読書に挫折する理由の一つです。
「みんなが読んでいるから読んでみよう」と選んだベストセラー本。
でも、そのテーマに興味がなければ、読書が苦痛になってしまうでしょう。
本を読む時間がない
そもそも、本を読む時間を確保できなければ、読書の習慣が身につくことはありません。
読書の優先順位が低ければ、後回しになりますから、「いつになっても本が読めない」という状態に。
読書をしたいと思うのなら、読書の優先順位を上げなくてはいけません。
今までテレビにあてていた時間を読書にあてるなど、工夫が必要です。
本を読む目的がない
読書が身につかないのは、目的がないからかもしれません。
読書が苦手な人が、目的なしに本を読むのはなかなかハードな作業です。
「仕事に知識を活かしたい」
「リフレッシュしたい」
「家族関係をよくしたい」
こんな目的があってこそ、本の内容が吸収できるのです。
読書好きは目的がなくても、本を読んでしまう……。
完璧主義になっている
完璧主義になると、本を読むのが苦痛になります。
「すべての内容を理解しよう」
「一言一句、見逃さないようにしよう」
こんなふうに考えてしまうと、
- なかなか読み進まない
- 思考力を消耗する
といった状況におちいり、本を読みたくなくなってしまいます。
読書家のわたしでさえ、一回、読んだだけでは理解できないことってたくさんあるんだよ。
苦手な読書を克服する方法15選
ここからは、苦手な読書を克服する方法について、お話します。
苦手な読書を克服する具体的な方法は、こちらです。
- タイマーを測って読む
- 少しずつ読み進める
- 読書する時間と場所を決める
- 隅々まで読まなくていい
- すべてを理解しようとしない
- 大切な部分をかいつまんで読む
- 読書記録をとるならざっくりと要点だけ
- 読書家の書評を読んだ上で読む
- ドラマ化・映画化されている本を読む
- 「聞く読書」をする
- 図書館で本を借りて読めそうなものから挑戦する
- 読了した本の冊数を記録する
- SNS・ブログを上手に活用する
- 子どもと一緒に読書を楽しむ
- 読書の目的を明確にする
詳しく見ていきましょう。
タイマーを測って読む
本を読むときに、時間を決めて読むのがオススメです。
読書が苦手な人にとって、終わりの時間が見えないのは負担になると思います。
「15分だけ読む」
こう決めれば、延々と苦痛な時間が続くわけではなくなります。
毎日15分でも、読み続けていれば、いずれ大きな変化が訪れます。
もし15分間、負担を感じることなく読書できるようになったら、回数や読む時間を変えていってみてください。
タイマーをかけての読書、オススメです。
少しずつ読み進める
本を読み慣れていないときは、毎日、数ページだけ読み進めていくのもアリです。
「毎日、5ページ読めばOK。さらに読み進めてもいいけれど、無理はしない」
たとえば、こんなルールを設けてみてはいかがでしょうか。
ポイントは、「できなかった」よりも、「できた」という感覚を味わえる工夫をすること。
人は苦痛を感じると、その習慣を継続するのが難しくなります。
大きなストレスを感じずに、読書を続ける工夫をしてみましょう。
トイレに偉人の名言集を置いておいて、一項目ずつ読んでいくのもオススメ。
読書する時間と場所を決める
読書をする時間と場所を決めるのも、オススメな方法のひとつです。
漠然と読書の予定を立てるのではなく、
「通勤の時間に10分間、◯◯の本を読む」
といったように、詳細に行動を決めることが大切です。
読書習慣が身につくまでは特に、一日のTodoリストに読書の時間を組み込むことを優先していきましょう。
隅々まで読まなくていい
本は、すべてを読まなくても大丈夫。
読み飛ばすことがあってもいいのです。
「すべて読まなくては」と思い込んでしまうと、ますます読書が苦痛になってしまいます。
まずは、読みたいところを読むのでもOK。
完璧主義にならないようにしましょう。
すべてを理解しようとしない
内容も、すべてを理解しようとしなくても大丈夫です。
まずは要所を押さえる。
細かいところの理解は、ゆっくり時間をかければいいのです。
それに、本で大切なことはほんの一部であって、残りはそれを理解しやすいように解説を加えているだけの場合も。
まず大切にすべきは、要所を押さえることです。
大切な部分をかいつまんで読む
本を読むときは、「この本で言いたいことは何か」を考えながら、読み進めていきましょう。
ちなみに、
- はじめに
- おわりに
- 表紙
- もくじ
- 章ごとのまとめ
などに、目を通せば、ざっくりと言いたいことがわかる場合も多いです。
読書が苦手な場合は、要点が書かれている部分を探し、まずは大枠をつかむこと。
それから、本文の理解に進みましょう。
時間がないときも、これらの場所に目を通すことで、効率よく読書することができます。
どんな行動を起こせばいいかについて、どの章に書かれているのかを把握して、まずそこから読むのもアリ!
読書記録をとるならざっくりと要点だけ
せっかく読書をするならと、本の内容をメモにとる人もいると思います。
でも、すべてを詳細に書き写そうとすれば、時間ばかりがかかってしまいます。
書くのが好きな人ならまだしも、「読むのも書くのも苦手」という人は、要点を絞って読書メモをとりましょう。
「とてもいい本で、たくさんメモをとりたいところがある」
こういった場合は、手元に本を置いておくのがオススメです。
何度も読み返すことで自然と知識が定着していきますよ。
覚えておきたいポイントに、ラインマーカーを引いたり、付せんを貼ったりしてみてね!
読書家の書評を読んだ上で読む
「読書が苦手すぎて、何が大切なのかもわからない」
こんな状況になってしまったら、わかりやすく書かれている書評を探し、まずそれを読んでから、本を読み始めてみてはいかがでしょうか。
もしくは、YouTubeの動画で本の要約をしてくれているチャンネルを探してみるのもオススメです。
要点はわかっているので、まっさらな状態から読書をするよりは、ハードルが下がります。
ただし、書評や動画で内容がわかったからと言って、「読書をしなくていい」というわけではありません。
自分で本を読み、想像を深め、思考力を磨くことも大切だからです。
要点をつかみ、行動に移すだけでも、人生に変化はあると思いますが、さらなる成長を目指したいなら、ぜひ読書も進めてみてほしいと思います。
ドラマ化・映画化されている本を読む
ドラマ化・映画化・ドキュメンタリー化されている本を読むと、すんなり内容を理解することができます。
あらすじもわかりますし、本に書かれている詳細な部分を想像しなくても、映像で理解することができるので、読書へのハードルは下がるでしょう。
読書が苦手なら、映像の力を借りるのもオススメです。
ただ、その分、自分の頭で想像する機会や要点をつかむ力を鍛えることができにくくなります。
今の自分に合った本を選び、できるだけ自分の想像を膨らませて読むことも大切ですよ。
読書に慣れてきたら、映像の力に頼らず、自分の力でイメージする努力もしてみてくださいね。
ドラマ化・映画化されている小説があっても、わたしは本で読んでから観るようにしているよ。
「聞く読書」をする
Audibleなどを利用し、耳で読書する方法もあります。
移動しているときや家事をしているときにも聴けるので、よりカンタンに読書することができます。
わたしは、子どもとの遊びにうんざりしているときに、遊びながら聞いていることも……。
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図書館で本を借りて読めそうなものから挑戦する
読書が苦手でも、得意な分野や好きな分野であれば、すんなり内容を理解できることも。
また、同じテーマの本でも、著者が違うだけで、読書の進捗状況は変わってきます。
つまり、選ぶ本によっても、読書ができるかどうかは変わってくるのです。
そこで、うまく活用してほしいのが、図書館。
図書館で同じテーマに関する本を複数冊借りて、読みやすいものから読んでいくのです。
そうすることで、買い物の失敗を防ぎ、その上、読書習慣を身につけやすくなります。
読了した本の冊数を記録する
達成感を感じ、やる気を上げるために、読了した本の冊数やタイトルを記録しておくのをオススメします。
わたしは、Excelに、
- 読んだ冊数
- 本のタイトル
- 読了した日づけ
- 評価(◎、△、×)
といったことをカンタンに記録しています。
少しずつでも、読書した本が積み上がっていくと、自信がついてきます。
5冊が10冊になり、10冊が50冊になり……、100冊に達した頃には、ずいぶんと読書への抵抗がなくなっているはずです。
積み重ねが大切!
SNS・ブログを上手に活用する
読了した本の写真や感想をSNSやブログに投稿していくと、読書をより楽しめるようになります。
読書仲間が見つかることで、モチベーションも上がります。
特に、負けず嫌いな人には、SNSで読書好きと仲よくなるのがオススメ。
「自分にだってできる」
「きっと追いついてやる」
こう思わせてくれるような人を探して、フォローしてみましょう。
子どもと一緒に読書を楽しむ
子どもと一緒に読書を楽しむのもよい方法です。
大人向けに書かれている本を読むのが難しければ、児童書などを利用するのもよし。
子どもと一緒に本を楽しんでみてください。
子どもが大きくなれば、読む本もレベルアップしていきますから、我が子のお手本になるつもりで読んでみてはいかがでしょうか。
ライトノベルも読みやすいよ!
読書の目的を明確にする
読書において何より大切にしてほしいのは、読書の目的を明確にすることです。
リフレッシュのために読むのなら、内容を理解するよりも楽しむことが優先。
ビジネスで活かしたいのなら、読んで行動を変えることが優先です。
なぜその本を読むのか。
これを明確にすることで、いらない努力を手放すことができ、読書で最大限の効果を発揮することができます。
行動を変え、人生を変えることが目的なら、まずは「行動にフォーカスされている章」のみを読むだけでもいいのです。
「読書で人生が変わる」ということが理解できれば、読書に対する姿勢はおのずと変わってきます。
まずは、読書の目的を明確にして、それを達成することから始めてみましょう。
読書が苦手な自分を変える本の選び方
苦手な読書を克服するために、読む本の選び方にも力を入れていきましょう。
どんなにやる気があっても、選ぶ本を間違えると読書の習慣は身につきにくくなります。
自分に合った本を探し、自己成長につなげていきましょう。
オススメの本の選び方はこちらです。
- 自分の知識がどれくらいか把握し、読みたい本のレベルを明確にする
- 本のレベルと自分のレベルが合っているか確認する
詳しく見ていきましょう。
自分の知識がどれくらいか把握し、読みたい本のレベルを明確にする
本を読もうと思ったら、まず自分の知識がどの程度あるのか、把握しましょう。
- 基礎は習得できているのか、できていないのか
- 応用を理解できるか、できないか
など。
もし基礎ができていなければ、読むべき本は基礎が書いてある本。
基礎が網羅できているなら、応用の本を読むべきです。
読書に苦手意識ができてしまうのは、自分に合わない本を選び続けているからかもしれません。
そのテーマについて、初心者なのに、応用の本を読んでいたら、なかなか読み進まないのは、当たり前なのです。
必要としている知識がどの程度なのかを把握することで、こういった失敗を防ぐことができます。
本のレベルと自分のレベルが合っているか確認する
自分がほしい知識が基礎なのか、応用なのかがわかったら、書店で自分のレベルに合った本を探しましょう。
どのページを開いても、理解できそうにない本は、まだ難しすぎるでしょう。
カンタンすぎる本も、時間の浪費になってしまう可能性があります。
オススメは、少し背伸びをすれば理解できそうな本。
自分の知識をおさらいしつつ、さらに知識を増やしていくことができます。
ついやってしまいがちなのが、張り切って、難易度の高い本を選んでしまうこと。
「せっかく読むならベストセラーを読もう」
「この本を読んでおけば、読書家っぽい」
こんな安易な考えで、難易度の高い本を選べば、本を読みきれないのも当然なのです。
書店で本の内容を確認して、本を選ぶことから始めましょう。
本を選ぶのに失敗したくない場合の対処法
本の上手な選び方について解説してきましたが、失敗を防ぐためにできることが他にもあります。
それは、試し読みをすること。
購入する前に本に目を通すことで、余計なお金を使わずに読むべき本を見つけることができます。
具体的には、以下の3点です。
- 図書館で本を借りてみる
- Kindle Unlimitedを利用する
- ブックカフェを利用する
詳しく解説します。
図書館で本を借りてみる
あるテーマについて読書で学びたいと思ったら、図書館でそのテーマの本を複数冊、借りてみてください。
その際には、予約サービスを使うのがオススメです。
ネット上でオススメされている本や、店頭に並んでいる本をとりあえず借りてみるのです。
借りられたら、それらの本にざっと目を通します。
読まなくてもいいと思った本は返却し、少し学びがあると感じた本は、その部分をカンタンにメモします。
これが読むべき本だと思えるものがあったら、そのまましっかり読み込んでメモをとるのもいいですし、購入し直すのもアリです。
読書メモが膨大な量になってしまうのなら、効率よく学ぶために購入をオススメします。
わたし自身、学びの多い本は購入し直しているよ。
Kindle Unlimitedを利用する
Kindle Unlimitedを利用し、定額でさまざまな本にあたってみるのも手です。
すべての本を網羅しているわけではないですが、気軽に本に触れることができます。
選んだ本にざっと目を通し、読むべき本と読まなくていい本をはっきりさせていきましょう。
200万冊以上が読み放題!
ブックカフェを利用する
ブックカフェを利用するのもオススメです。
コーヒー片手に店内にある本に目を通してみる。
自分に合った本が見つかったら、ぜひ購入して読み込んでみてください。
しっかり読み込むには、借りるよりも購入をオススメします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、「読書が苦手」を克服する方法について解説しました。
読書が苦手な人にとって、読書の優先順位は低くなりがちです。
本を読まなくても、仕事や家事をすることはできるし、読書以外にも大切なことはたくさんあるからです。
でも、わたしは、ほかに大切なことがあったとしても、それと並行して本を読むのをオススメします。
本を読むことで、時間を節約できたり、今よりも知識やスキルを増やしていったりすることができます。
結果的に、大切なことに割く時間を増やすことができるでしょう。
時間がないからこそ、本を読む。
大切なことに時間を割きたいからこそ、本を読む。
こういったことを続けていくと、いずれ人生は大きく変わっていきます。
「読書をすれば人生が変わる」
これはわたしが常々、感じていることです。
ぜひ読書に対する苦手意識を克服し、毎日の生活を楽しんでください。
心から応援しています!
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
苦手な読書を攻略して、人生を変えよう!
読書が苦手。成長のために習慣づけたいけれど、読み切れた試しがない。