こんにちは。
今日は、私が大好きな漫画「3月のライオン」で、心に響いた言葉の紹介をします。
3月のライオン9巻での出来事と祖父・相米二(そめじ)の言葉
この漫画の主人公は、高校生にして、将棋のプロである桐谷零。
零は家庭の事情で一人暮らしをしていました。
ある日、先輩棋士に無理矢理、お酒を飲まされた零。
それを助けたのは、和菓子屋「三日月堂」の娘・川本あかり。
彼女との出会いで、零は、川本一家と仲よくなっていきます。
そこには、あかりの妹「ひなた」と「モモ」も住んでいました。
あかり、ひなた、モモは、母を病気で失い、父も自分達のことを置いて出て行ってしまいます。
そのため、祖父である川本相米二(そめじ)が三日月堂を経営して、彼女達を支えていました。
次女のひなたは、しっかり者で、よく気がつく子です。
中学校生活も楽しんでいるはずでした。
でも、ひなたのクラスで、いじめが起こっていたんです。
はじめの標的はひなたではありませんでした。
標的は、ひなたの大事な親友でした。
でも、親友を庇おうとしたひなたが、次の標的に…。
それから、いじめの事実が表立ってきて、学校側も問題を深刻に受け止め、事態は解決に向かっていきます。
今までひなたを無視してきた友達も、いじめのリーダーが怖かったと謝り、またいい関係に戻ることができました。
でも、ひなたの心の傷は癒えていなくて。
ひなたは、また知らない人たちの中に入っていくのが怖くなっていたんですね。
高校もどこに行きたいのか分からなかったんです。
でも、零が高校で楽しそうに笑っている姿を見て、「私ここ受けてみようかな」っていう言葉がポロって出てきたんです。
でも、その高校は、私立・駒橋高校。
それに、行きたい理由が「楽しそうだから」。
和菓子屋で働くおじいちゃんは、私のためにどれだけ和菓子を作ってお金を稼がなきゃいけないんだろう?
そう考えたひなたは、駒橋高校を受験するのを躊躇います。
そこで、おじいちゃんがひなたに向かって言った言葉がこちらです!
「楽しそうだと思ったから」いいじゃねぇか!!
理由なんてそれ1コでOKだじいちゃんはな
お前が楽しく過ごしてくれるのが
一番なんだ「3月のライオン」9巻より
おじいちゃんのその言葉を受けて、ひなたはその高校を受験。
受験まで一生懸命、勉強をしたひなたは、合格。
そして、「楽しそう」という理由で入学した駒橋高校で、ひなたには素敵なお友達ができて、とても楽しい生活を送ります。
こんな言葉をかけてくれるおじいちゃんが家族にいたら、とっても幸せですね。
私は、おじいちゃんの、
「楽しそうだと思ったから」いいじゃねぇか!!理由なんてそれ1コでOKだ」
という言葉に強く感動しました!
「楽しそう」という理由を受け止めて、応援してくれるおじいちゃん。
しかも、「お前が楽しく過ごしてくれるのが一番」と言ってくれるおじいちゃん。
なんて素敵なおじいちゃんなんでしょう!
私が進路に迷っているときに、こんな言葉をかけてもらえたら、自信を持って、自分の行きたい道に行けたかもしれないなって思います。
さて、皆さんは、進む方向に迷っているとき、どの道を選ぶか、どうやって決めていますか?
これからは私の経験談と、進路に迷ったときのおすすめの決め方をお伝えします。
ワクワクのかけらもない私の学生時代
3月のライオンのひなたのように、中学時代の私にも、行きたい高校がありました。
私の大好きな英語と音楽が盛んな学校でした。
もちろん、他の学校にもいいところはあったのですが、
高校見学に行ったときに、ピンと来たんです。
見学中は、常にワクワク。
その場にいるだけで楽しくて、「ここに行きたい!」って思ったんです。
「楽しそう」
「ワクワクする」
そんな気持ちがとても強くなって、どうしてもその高校に行きたくなりました。
でも、その高校は音楽が強いだけあって、部活動の練習がかなりハードだったんです。
朝練もあるし、夜遅くまで練習もしていて、年間通して休みはなし。
しかも、私の家から、片道1時間半以上かかる距離にあったんです。
でも、どうしても、どうしても、どうしても行きたかったんです!
それで、母にその話をしたら、猛反対されてしまいました。
受験の申し込みのギリギリまで、迷ったけれど、母の賛成を得られなくて、結局、私は諦めてしまいました。
行きたくない高校に進学してからの私は、目標を見失って、英語も音楽も諦めてしまいました。
詳しくはプロフィールに書いていますが、
その後、自分の「楽しそう」「ワクワク」を無視して、周りの望む生き方をしていたら、うつ病になってしまったんです。
それからは「楽しそう」って思っても、「どうせ私にはやれない」って思いながら過ごすようになっていました。
でも、しばらく経って、「やりたいことをやってみたい!」っていう気持ちがわいてきたんです。
それが、コーチングを受けることと、自分もコーチングを学ぶこと、です。
自分の中の「これ、楽しそう」「やってみたい」というワクワクを無視した結果、うつ病にまでなってしまった私。
そんな自分を変えたくて。
今までのまま、自分の気持ちを無視していたら、人生が楽しくなるなんてことはきっとない。
そう思った私は、
漫画のひなと同じく「楽しそうだから」という理由で、進む道を決めました。
コーチングを受けつつ、同時にコーチングを学ぶ過程で、私の人生はどんどん良い方向に変わっていきました。
自分の心と向き合い、「自分はどうしたい?」と常に考える。
「ワクワク」や「楽しそう」という感情になったら、行動してみる。
そうしたら、いろんな人との出会いがあって、どんどん道が開かれていって、自分に自信もついたんです。
今まで、人の期待に応えるばかりだったときは、どんなに頑張っても、満たされることはなかったのに、
「楽しそう」、ただそれだけの感覚に従っただけで、すごく幸せな気持ちになれたんです。
「楽しそう」
それだけの理由で、その道を選んでいいの?と思うかもしれません。
でも、情報が入り乱れて、自分の本音と向き合うことが難しくなっている今の時代にこそ、
頭でっかちにならずに自分の気持ちに素直になれることが大事なんだと思うんです。
この決断は「得なのか、損なのか」、「うまくいきそうなのか、そうじゃないのか」、
いくらでも頭で考えることはできます。
でも、私は、「楽しそう」で進むべき道を決めるようにしてから、明らかに人生が明るいものになりました。
行きたかった高校に行けなかったことをきっかけに、母との関係は悪くなり、うつ病にまでなってしまった私ですが、
人生を変えるきっかけをもらえたことに感謝しています。
きっと追い詰められる経験をしなければ、頭でっかちのまま、自分の気持ちに素直になることはできなかったと思います。
あの経験があったからこそ、自分の心の「楽しそう=ワクワク」という感覚に従う勇気を持つことができたんだと思います。
そんな経験をしてから、「3月のライオン」を読むと、おじいちゃんの言葉が、心に響くんです。
何かをやるとき、「楽しそうだから」っていう理由でもう十分。
その気持ちは、あなたを幸せに導いてくれる、心の羅針盤になんです。
ここからは、「楽しそう=ワクワク」の道を選ぶと、どんなメリットがあるかを書いてい
こうと思います。
ワクワクの人生を選ぶメリット
メリット1 出会いがある
「楽しそう」という自分の気持ちに従ってみると、たくさんの出会いがあります。
人、イベント、情報、仕事など、たくさんのものに出会えるんです。
私自身も、コーチングを学び始めたり、受けるようになってから、
たくさんの人との出会いがあり、今まで参加したことのない種類のイベントに参加してみたり、
出会った人とイベントを開催したりすることにもなりました。
そしてそこで得られる情報が、今の自分にすごく必要な情報だったってこともよくあったんです。
出会うのは、「これ、楽しそう」って思って集まった人たちなので、自分と共通するところがあるからかもしれません。
その人たちが「これいいよー」って言ってくれるイベント、情報、おすすめの本に触れてみると、さらに「楽しそう」な出会いがあるんです。
「ワクワク」の連鎖が起きるんです!
常識や世間の目を気にせず、自分の心の感覚に従うことは、怖いことかもしれません。
それに、先が読めないことも多々あります。
でも、だからこそ、意外な出会いがあり、自分の世界が広がっていくんです。
メリット2 自分の理解が進む
メリットの2つ目ですが、「楽しそう」という気持ちを大切にすると、自分への理解が進みます。
あなたは、普段生活していて、「これ楽しそう!」とか「やってみたい!」ってすぐに思える方ですか?
それとも、あんまりピンと来ない方ですか?
まず、「楽しそう」と思うことができなければ、そちらの道に進むことはできないですよね?
自分が心の羅針盤を大切にしていなければ、「楽しそう」な何かと出会うこともないし、選ぶこともできないんですね。
だから、まず、自分の心と向き合う必要が出てきます。
自分にとってワクワクするものなのか、そうでないのかという判断は、日頃から自分の気持ちを大切にしていなければ、できません。
だから、
「今日は何食べたい?」
「どんなことがやりたい?」
「本当はどうしたいの?」
って自分に問いかけたときに、素直に自分の思っていることを吐き出せることが大事です。
これって自分のことを分かっていないと出てこないですよね。
自分の気持ちに素直でいないと、「楽しそう」という感覚は出てこないし、大切にすることもできないんです。
「こういうことを楽しいって思うのが私なんだなぁ」っていう経験を積んでいるうちに、どんどん自己理解が進んでいきます。
メリット3 自信がつく
「楽しそう」で選ぶ道は、自分だけの道です。
「みんながそうするから」選んだ道ではないので、それから先も、自分の心の羅針盤に沿って生きていくことになります。
自分で選んだ道を生きるということは、自分で選んで、行動して、責任をとる必要が出てきます。
「◯◯ちゃんが言ったから、こうしたのに!!!」という言い訳は通用しません。
でも、そうやって自分が選んだ道をいくことは、すごく気持ちいいものです。
例え困難に遭ったとしても、それを乗り越える過程で、あなたは大きく成長します。
達成感があったり、爽快感があったり、それだけでなく、たくさんの感情を味わうことになると思います。
それらと向き合いながら、自分の道を進んできたことが、あなたの自信になるんです。
自信は人がつけてくれるものではなく、自分で身につけるもの。
本当の自信を身に付けたいのなら、自分の思うように行動して、自分で考えて、解決する。
そうやって、目の前の物事に向き合っていくことが大事なのだと思います。
なので、「楽しそう」という心の感覚を大切にして、自分の道に進んでいくことは、自信をつけるためには、かなり重要なことだと、私は考えています。
自分らしく満たされた人生を生きたいのなら、自分の素直な気持ちを大切にしよう!
3月のライオンのおじいちゃんの言うように、何かに取り組むときの理由は、「楽しそうだから」で十分なんだと思います。
きっと自分は心の底から、その経験を欲しているけれど、はっきりとした理由が出てこないこともあると思います。
そういうときこそ、「楽しそう」っていう、素直な気持ちが大事になってきます。
そうやって選んだ道は、素敵な出会いがあり、自分の理解も進むし、自信もつきます。
自分らしい道に進みたいのなら、自分の心の感覚を大事にすることが大事なんです。
自分の心の声を無視した人生は、冷たくて、悲しいです。
あなたには、常識や世間の目を気にすることなく、堂々と、その道に進んでほしいんです!!!
今日からあなたも、「楽しそうだから」で進むべき道を決めてみませんか?
それだけで、あなたは、自分らしく、満たされた人生を歩むことができるようになりますよ。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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