先週、むすめと一緒に実家に帰省をしました。
むすめは、終業式までまだ時間があったのですが、わたしが育児疲れでヘトヘトだったので、実家に帰るのを早めました。
実家に帰って1週間。
あれだけダラダラしたかった自分が、「物足りなさ」を感じていることに気がつきました。
「問題がないこと」が悩みになった
ご飯は作らなくても出てくるし、どこへ行くにも車で送ってもらえる。
むすめのお世話も、大部分は両親に任せることができる。
「“何もしなくていい”って、本当につまらん……」
贅沢な悩みですが、「問題がないこと」が悩みに変わってしまったんです。
物質的には満たされている。なのに、心は満たされない。
なんだか、この状態って、「お釈迦さま」が出家する前の状態に似ているように感じました。
お釈迦さまって、もともとは王族だったのに、裕福な生活を捨てて出家したようなんですよね。
普段、いろいろな問題に悩まされていると、
「早く楽になりたい」
「問題がなくなったらいいのに」
と思うもの。
でも、いざ向き合う問題がなくなってしまうと、心にぽっかり穴があいたような感覚になってしまいます。
「何も問題が起こらない=幸せ」というわけじゃないみたいです。
問題が起こるから、達成感や解放感を感じられる
それどころかわたしは、「問題が起こるから、毎日が楽しい」とまで思ってしまいました。
(あえて問題を起こす必要はないですが)
というのも、問題がなければ、達成感や解放感を味わうことができないから。
問題に直面して、努力してそれを乗り越えた先に、のほほんと生きているだけでは得られない快感があるんです。
もちろん、ダラダラしたり、ゴロゴロしたりすることでも快感は得られると思います。
でも、ダラダラすることに幸せを感じるのって、普段がんばっているからこそ、だと思うんですよね。
うちのむすめも、ずっと学校を休んでいると物足りなさを感じるようです。
数日経つと「つまんない……」とうんざりしています。
(でも、学校はつらすぎるので休むのですが)
人って、何もしなくていい時間が長くなると、「不快感」が強くなってくるんですね。
「やらなくてはいけないこと」は、実は「やりたいこと」だった!
それに、体や頭、心をしっかり動かしておかないと、人の体ってどんどん衰えていきます。
日頃、「やらなくてはいけないこと」があるのは、自分の健康のためにはとても重要なことなんです。
駅まで歩けること。ご飯を作ること。子どもを学校まで送迎すること。掃除ができること。片づけできること。
やらないといけないことがあるって、幸せなんですよね。
実家に来て、「やらないといけないこと」が、実は「やりたいこと」だったことが判明しました。
そう、今のわたしは、自分の力でやりたいんです。
掃除がしたい!片づけがしたい!歩きたい!努力したい!
「苦しみ」があるから、「喜び」がある
「自由」を感じるためには、「不自由」を体験する必要があります。
でなければ、「自由」というのがどういう状態なのか、わからない。
「不自由」な時間があるからこそ、「自由」という喜びを感じることができる。
「問題が起こる」から、「問題を解決した瞬間」の喜びがある。
実家でダラダラしながら、そんなことを思う今日この頃です。
毎日やることがあるって、とっても幸せなことなんですね。
(ただ、「どれだけがんばるか」は、ちゃんと調整しないといけません。がんばりすぎても体調を崩すので)
ハングリー精神を養うために、甘えを捨てる
その点、「がんばって困難を乗り越える」という経験をしていない人は、本当にもったいないことをしていると思います。
壁を乗り越えた先にある「快感」を得たことがないのですから。
「毎日、物足りない」「つまらない」と思っているなら、多少、大変な思いをしてでも、何かに挑戦してみたほうがいいと思います。
荒れた環境で育ったわたしは、「温室育ち」の人をうらやましく思ってきました。
でも、「どん底から這い上がる経験ができてよかった」と思います。
このハングリー精神は、わたしにとって、何にも変えられない宝物。
「自分でどうにかしないといけない経験」はなるべく早い段階で、経験しておいたほうがいいです。
たとえ、何でもやってくれるパートナーがいても、ご両親がいても、自分でできることは、自分でやること。
子どもに接するときも、子どもが自分でできそうなものまで取り上げないことです。
問題を解決していく経験を、楽しんでいきましょう。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
キョロのプチ日記
金曜日は、地元のお気に入りのカフェで1年のふり返りと、来年の目標を立てました。
帰りにTUTAYAで漫画レンタル。『ミステリと言う勿れ』をはじめて読みましたが、すっごくおもしろいです!どんどん読み進めてしまう……。
土曜日は、地元の図書館やショッピングモールへ。夜は実家でクリスマス会。みんなケーキを食べていましたが、わたしはおせんべいをいただきました(笑)。
甘いものがあまり得意でなく……、ケーキに代わるものってなんだろうと考えた結果の、おせんべいでした(笑)。
日曜日は、おいしいラーメン屋さんに行ったあと、プールへ。
いくらでもダラダラできる実家ですが、今回は、気を引き締め、ピシピシと動いています。
noteでも執筆中
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複雑性PTSDとともに生きる。「怒られるんじゃないか」という不安、恐怖心をうまくやり過ごす
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