こんにちは、キョロ(→プロフィールはこちら)です。
我が家は旅行が趣味で、2ヶ月に1回、遠出をします。
親の趣味を子どもにも共有する
先日は、2泊3日で長崎県へ。ハウステンボスや、出島、軍艦島、長崎原爆資料館などにも行きました。
「大人向けの旅になっちゃったかなぁ。むすめは楽しめたかな」と少し心配だったのですが、どうやら杞憂だったよう。
むすめはむすめなりに、楽しんでいました。
「出島」で昔、使われていた古時計を見て、「これ、何?どうなるの」とじっくり観察したり、「踏絵」を見て興味津々だったり。
「長崎原爆資料館」でも、戦争の恐怖をむすめなりに感じたようです。
「軍艦島」でも、「え、こんなところに人が住んでたの?なんでいなくなっちゃったの?」と疑問を持つなど、好奇心いっぱいな様子が伺えました。
興味を持つたびに、「これ、何?どういうこと?」と聞かれるので、わたしと夫は必死に掲示物を読み、噛み砕いてむすめに説明しました。
おかげで、わたしは新しい知識がしっかり定着。アウトプットって本当に大事ですね。
子どもが楽しめる旅行の計画をするのも大事。
でも、主に大人が楽しむような観光地でも、子どもなりに学んでいくのだと知りました。
親が楽しんでいる趣味を、子どもにも共有してみてはいかがでしょうか。
(最近、わたしはむすめとカフェに行くのも楽しんでいます)
「経験>学校」という捉え方
我が家では、旅行や博物館、図書館、科学館、絵本展など、さまざまなところにむすめを連れて行っています。
学校に通うことよりも、こういった場に連れていくことを優先する場合も。
旅行のときは、数日、学校を休ませることもあります。
夫は、「旅行のためにやむをえず」という感覚で休ませているようです。
でも、わたしは「お出かけ>学校」という優先順位で考える場合も、多々あります。
というのも、「たった一度の経験」が人生を変えてしまうことさえあると思うからです。
高校時代わたしは、学校に行っていない時期があって、そのあいだ、ずっと図書館で過ごしていました。
その間に読み漁っていた心理学の本が、今の人生に大きく影響しています。
今思えば、学校で教科書を読んでいるよりも、心理学の本に没頭していた時間のほうが有益だったと思うんです。
学校で読み書きを学ぶことも、大事だと思います。
基本的なことを学んでいなければ、将来、苦労することもあると思います。
ですから、「学校に行かなくても、ぜんぜん問題なし!」と言い切れるほどの自信はありません。
でも、学校とその他の経験のバランスを取りながら、子どもたちにさまざまな学びを提供することは、とても大事なことだと考えています。
(うちのむすめは、学校を休んだり、早退したりすることが多いため、スマイルゼミで読み書きの知識を補っています)
子どもにとっては何でも学び
そう言えば、旅行中に、夫がトビに襲われるという事件がありました(笑)。
夫がチョコパンを食べていたところ、ものすごい勢いでトビがやってきて、パンを奪っていきました……。
夫は鼻の横にちょっとしたケガ。
「あれは、トビだったのか、タカだったのか」という疑問が生まれ、
「どうやってエサを奪っていたのか」という話で盛り上がり、
「長崎のいくつかの場所で、トビの被害に遭った人がいる」ということも知りました。
旅行から帰宅してすぐ、むすめは「鳥」の図鑑を開き、「トビ」をチェックしていました。
それをノートにまとめ、「新しい漢字も使ってまとめてみよう」と新たな挑戦をしていました。
トビの被害に遭ったあと、わたしと夫が「ビックリしたけど、いい経験になったね」と話していると、むすめはこのことにも疑問を持ったよう。
「なんで、怖い思いしたのに、いいことなの?」と。
わたし達が、
「だって、こういう怖い体験とか、失敗したこととかって、ずっと覚えているじゃん。だから、家族でずっとこの話で盛り上がれるんだよ。
テストでも、正解できた問題よりも、まちがった問題のほうが覚えてたりするでしょ?
それに、はじめて会う人に話しても、“あ、トビに襲われた人だ”って覚えてもらえるし(笑)。
トビとタカの違いもわかったしね」
すると、
「そっかー、怖いとか悔しいとかイヤだけど、そしたらずっと覚えていられるんだ」
と、むすめも腑に落ちた模様。
学ぼうと思えば、いくらでも学べる。
そんなことに改めて気付かされた経験でした。
子どもの好奇心を育てる
大切なのは、好奇心。
好奇心さえ失わなければ、いくつになっても人は学んでいけるんですね。
だから、大人は子どもの好奇心をつぶしてはいけません。
「そんなくだらないこと、やめなさい」なんて言葉は禁句です。
どんなにくだらないと思えることでも、子どもにとっては大事なことかもしれないので、否定しないことです。
親自身が楽しむこと
親自身が楽しんで学ぶことはとても大事だと思います。
今回、旅行で行ったのは、夫とわたしが興味を持っていた場所。
子どもや自分たちの「学び」のためだけに行っていたら、苦痛でしかなかったと思うんです。
「遊びながら学んでしまう」というのは、とても強力な力を持っています。
わたしにとっては、「学ぶこと=遊ぶこと」。
だから、資料館や出島も楽しめました。
そう考えると、勉強(学ぶこと)を好きになるメリットは大きいですね。
教科書を読むことばかりが勉強ではありません。
図鑑や辞書を読む。道ばたの花をGoogleレンズで調べてみる。友達とケンカをする。忘れ物をする。
何もかもが勉強です。
ゲームのように学んでいけると、毎日、楽しいことがいっぱいになります。
自分も子どもも、学ぶことが楽しくなるように、工夫してみることが大切です。
そのために、絵本を読み聞かせたり、自分自身も読書を楽しんだり、日記を書いてふり返りをしたりするのもいいですね。
興味のある分野からでいいので、ぜひ学ぶ楽しさを実感してみてほしいと思います。
学ぶことは、人生の楽しみを増やすことにつながります。
ぜひ、今回の記事を参考に、親子でさまざまな学びをしていってほしいと思います。
勉強って、めちゃくちゃ楽しいんですよ。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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