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[正しい絵本の読み聞かせ方法]絵本の読み聞かせは表紙から始まり裏表紙まで

こんにちは、絵本講師のキョロ(→プロフィールはこちら)です。


むすめに読み聞かせた絵本はのべ20000冊に近づいてきました(2021月10月時点)。


絵本を読むのは当たり前な我が家ですが、絵本講師の勉強をして知ったことがあります。


それは、読み聞かせのはじまりは本文からではないということ。本文さえ読んでいればいいわけではないのです。


今回は、正しい読み聞かせの方法について、盲点になりがちなことを含めて解説しました。


「読み聞かせをしているけれど、本当にこれで合っているのか不安」


「これから読み聞かせをしようと思っているけれど、正しい読み方が知りたい」


こう思っていたら、ぜひ最後まで読んでみてださいね。

絵本は表紙から裏表紙までが一連のストーリーになっている


絵本は本文を読みさえすればOKと思いがちですが、盲点があります。


それは表紙や裏表紙を見せずに終わってしまいがちということです。


実は、絵本は表紙から裏表紙まで、絵で物語が表現されています。


自分が読み聞かせをしていると、どうしても文字に目がいってしまうので、絵を読むというのを忘れてしまいがちです。


ですが、時間をとって絵だけを眺めてみると、表紙から裏表紙までが物語になっていることに気づけると思います。


特に、字が読めない子どもは物語の流れを、絵とお母さんの口から発せられる言葉からつかんでいくので、文章だけでなく、絵も大切な要素なのです。

表紙の絵からストーリーが始まる


絵本の正しい読み方について、具体的に、『いただきまぁす』(福音館書店/わたなべしげお文・おおともやすお絵)という絵本を例に挙げて説明しますね。


『いただきまぁす』は、くまの子がお母さんに作ってもらったスープやスパゲッティーやをうまく食べられず、どうすればいいかを考えて試行錯誤する物語です。


結局、くまの子はスープにスパゲッティーをかけ、サラダを混ぜ、手で食べてしまいます。


本文を読むと、「すーぷをのもうっと。」というところから始まり、くまの子はもうまもなくごはんを食べるところです。


ですが、物語の本当の始まりは、ここからではないのです。表紙からすでにお話は始まっています。


表紙は、くまの子がご飯の支度をしているところが描かれています。


文字をメインに読むわたし達は、表紙に書いてあるのはタイトルと作者に目が言ってしまいますが、ぜひ読み聞かせされる子ども達の目線で、絵をじっくり眺めてみてください。


文章では表現されていなくても始まっていなくても、表紙から物語はスタートしているのです。


タイトルと作者の名前を声に出して聞かせながら、表紙もしっかり見せましょう。

2度目のタイトル部分もストーリーは続いている


表紙を開くと、またタイトルが書かれたページが現れますよね。ここにも、絵でストーリーが描かれてるのです。


表紙を見せたし、タイトルももう伝えたし、このページは飛ばしてしてしまおうと思いがちですが、ここでもちゃんと絵を見せることが大切です。


『いただきまぁす』では、くまが食事を食べようとしている様子が描かれています。


表紙でお母さんがご飯を用意してくれて、いよいよ食事を始めようとするシーンです。


お母さんがご飯の準備を終え、いよいよくまの子がご飯を食べ始めます。

裏表紙にもストーリーがある


タイトル部分を読み終え、本文も読み聞かせます。そして、絵本を読み終えたら、裏表紙もしっかり見せてあげましょう。


『いただきまぁす』では、くまの子が食い散らかした食べ物がテーブルの上に置かれ、くまの子の姿は見えません。


もう食事を終えたのでしょう。


読み聞かせるほうは、文字を読めば物語は終わると思いがちですが、子どもはしっかりと絵を読んでいます。


絵とお母さんの言葉が合わさって、子どもは絵本の理解を深めていくのです。

まとめ|お母さんも絵本の絵を読んでみよう


お母さん側からすると、文字で表現される物語がよければそれでいいと思いがちですが、子どもにとっては、絵で表現される物語も重要です。


ぜひ絵本を購入するときは、ぜひ文字を追うだけでなく、絵をしっかり眺めてみてください。


どんなことがわかるでしょうか?文字ではわからないことがたくさん見えてくると思います。


『いただきまぁす』では、絵だけ見てみると椅子に座っていたくまの子が、最終的にテーブルの上に座り込んでいます。


いつの間にか、テーブルの上に移動してご飯を食べていた、ということなのでしょうか?間違いのない答えは、わたし達にもわかりません。


文章で表現されていないので、それぞれの想像によるのです。子どもは絵をじっくり見て、頭の中で想像を膨らませるでしょう。


文字を追っているだけではわからないことが、絵本には表現されています。


お母さんも、ただ読み聞かせるだけでなく、時間に余裕があるときに絵を読んでみてほしいのです。


「気づいていなかったけれど、こんなことが描かれていたんだ」という気づきと発見があるはずです。


ぜひ絵と文章、どちらもしっかり味わって絵本を選んでみてください。


絵本を読むことは、子どもだけでなく、大人にも多くのメリットがあります。絵本で子育てを楽しんでいきましょう。


最後までお読みくださり、ありがとうございました。

キョロ

ママも絵本の世界にどっぷり浸かってみよう!

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