子どもの登校拒否。どこまで子どもの気持ちを尊重する?

こんにちは、キョロ(→プロフィールはこちら)です。

小学1年生の女の子を育てています(2023年)。

入学のときから、「学校に行きたくない」を連発するむすめ。

最近は、

「学校が爆発したらいいのに」

「明日、病気になりますように」(実際に、次の日に家族全員コロナ発症……笑)

「日に日に、学校がイヤにになる」

という発言が増えました。

そこで、担任との話し合い、教育相談の利用、小児科での相談……など、対応に追われています。

やっぱり「みんなと同じ」を求められる学校生活

先日、担任と話をしました。

むすめの言い分や事情を話すと、

「配慮はしますが、みんなのペースに慣れてもらったらいいと思ってます」との返事。

それから、

「うちのクラスは、元気な子が多いんですが、ちびキョロ(むすめ)ちゃんはマイペースなので、しんどいのかなと思ってます」

「慣れていくしかないと思います」

とも。

元気な子たちに合わせられないむすめ。だから、みんなのペースに、むすめが合わせていくしかない、とのこと。

正直、「こりゃ、むすめにはしんどいだろうな」と思わざるを得ませんでした。

むすめが、「みんなと同じ」を求められているように感じて、今のむすめには、ハードルが高いんだろうな……と思いました。

もちろん、ガマンしたり、その環境に慣れたりする必要はあると思います。

でも、学校に行きたくない気持ちが強くなり、実際に休んでしまうむすめの状況を見ると、「対応策はそれだけでいいのか?」という疑問がわいてきます。

「慣れること」ばかりでいいの?

学校側で、ある程度の配慮はしてくれるようです。

マメに話を聴くなどの対応です。

ただ、「慣れる」ことばかりが強調されていて、むすめの苦痛がいつ緩和されるのかが心配だなーと思っています。

しかも、むすめ曰く、お隣の席の子が、すごく気の強い子で、かなりつらいそうなんですね。

そのことも担任に伝えたところ、

「みんなと仲よくすることが大事だと思っているので、席替えはせずに、慣れていってもらったら……」

とのこと。

わたしも、与えられた環境のなかで、がんばっていくことは必要だと思っています。

でも、大人だって、苦手な人や大嫌いな人と関わるのって、かなりの負担になりませんか。

ましてや、隣の席に常に座らないといけないと思ったら、その場に行くのは憂鬱になるはず。

小学一年生には、さらにしんどい状況になっていると想像できます。そもそも、学校に行くこと自体、がんばっているので……。

「みんなと仲よく」という考え方も、むすめには大変なのかな……とも思っていて、それに「本当にそれって必要なことなのかな?」と疑問にも思っています。

どんなにがんばっても相性の悪い人って、わたし達にもいますよね。

そういう人と、無理して仲よくなろうとするのって、つらくないですか。

わたし達だったら、「距離置く」という対応ができます。

でも、むすめは、その子と距離を置くことができない。

学校に行くのもつらい、しかも、隣はすごく嫌いな子……それはつらいなと、むすめが不憫になってきました。

目的は「子どもの幸せ」

学校生活で、困難なことを乗り越えていくのは大事だと思っています。

ただ、学校に行けない日があるむすめを見ると、「もう少し柔軟に対応してもらえたらいいのに」と思わざるを得ません。

毎日、むすめの話を聴いていますが、グチは30分から1時間に及び、わたし自身の疲労感も募っています。

しかも、ときどき学校を休むので、わたしも息抜きの時間が減ってしまっています。

子育ては一時的なものとは言え、やはりちょっと大変。

むすめも学校生活で揉まれ、わたしも、学校関係者との対応に揉まれ、試練のときです。

でも、いちばん大切なことは、「子どもの幸せ」だと思うんです。

わたしは、「むすめの幸せ」のためのサポートをしているんです。

だとすれば、むすめとの対話が何より大事で、むすめの気持ちを尊重することが大事。

子育ての目的を忘れると、親や担任の意見ばかりが尊重されてしまい、子どもの気持ちがないがしろになってしまいます。

「子どもが納得しているか、安心できているか、その行動が子どもの成長につながるのか」などなど、視点を「子ども」に合わせていく必要があると思います。

道は無数にある

「学校に行きさえすれば大丈夫」とか、「不登校になっても大丈夫」とか、そういう話ではないと思っています。

「◯◯をしたら大丈夫」という、絶対の答えはないのではないでしょうか。

子どもの話を聴き、その都度、対応を考えていく。

それが大事なのかなと。

子どもが小さいときは、ある程度、親が導いていく必要はあると思いますが、それがすべてではないはず。

子ども自身が、決断をしていく必要だってあるんです。

むすめはときどき、学校を休むときがありますが、休んだあとのどうなるかは、むすめ自身が経験していくことです。

その行動を起こしたら、どんな結果が待ち受けているのか。

それを経験するだけでも、むすめの成長につながると考えています。

道は無数にあります。

ときどき学校を休むという方法もあるし、学校に行かないという選択もある。

その代わりに、習いごとをしてもいいですし、フリースクールに行ってもいい。

子どもが安心して登校できるように、親子の時間を増やすもよし。

いろんな道があるんですよね。

「学校に行くか、行かないか」だけの問題ではないはずです。

教育学部出身で、育児や教育について、たくさん考えてきたわたしでも、正しい答えは見つかりません。

というか、正しい答えがないからこそ、視点は高く、視野を広げ、さまざまな可能性を探っていくことが大事なんです。

ただ、学校へ行かない道を選ぶことで、今後は、選択肢が狭まる可能性があるのはたしか。

むすめが学校にうまく適応していける可能性も、存分にあるので、本当につらそうな日を除いて、登校はさせています。

まだ一年生ですし、新しい環境に戸惑っているだけの場合もありますしね。

むすめは、「学校を休ませてくれた」という日は、とても満足度が高いようで、ママにべったり、ニコニコな一日を過ごしています(笑)。

ママのメンタルの安定は欠かせない

こんな状況ではありますが、ママのメンタルの安定は欠かせないと思います。

学校を休ませることで、先生の目が気になってしまったり、「子どもの将来は大丈夫なのか……」と不安になってしまったり。

不安や焦りに押しつぶされそうになることもあるでしょう。

実際、わたしがそうなんです(笑)。

でも、子どもにとって「ママが幸せ」なのはとても大事なこと。

だから、まわりの意見を、うまくスルーしたり、リラックスできる時間をとったりするのは、とても大事だと思います。

育児って、奥が深いですね〜。

「同じ状況だよ〜」というママさんは、子供だけでなく、親も成長するチャンスだと思って、なんとか乗り切っていきましょう。

まぁ、「なるようになる」です!

明日は明日の風が吹く!

そんな心意気で、自分を追い詰めないでいきましょうね。

ママのメンタル安定に役立つ本も、今後は紹介していきたいと思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

キョロ

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