こんにちは、整理収納アドバイザー2級を取得したキョロ(→プロフィールはこちら)です。
現在、1級の試験に向けて勉強をしています(2021/07/22時点)。
我が家は、夫婦そろってミニマリストです。
部屋はスッキリと片付いているのが好きで、夫婦でせっせと家を整えてきました。
ですが、以前は片づけても片づけても散らかったまま。
統一性のない多くのモノに囲まれ、おしゃれとも言えない部屋に住んでいました。
片づけに関する本を何冊、読んだことか。
そんな経験をしてきたわたしが、この記事で書いたのは、「片づけができるようにするために、最初にすべきこと」です。
こんな人におすすめの記事です。
・片づけが苦手
・いつも片づけをしている気がする
・モノが散乱している
・モノを買うのが好き
・モノが捨てられない
片づけが上手になりたいのになれずに悩んでいるのなら、最後まで読んでみてくださいね。
片づけができないのはモノが多いから
片づけができない理由の一つとして、「モノの多さ」が挙げられます。
モノが多ければ、収納場所に戻す手間が増えるので、片づけのための時間が増えます。
その時間をちゃんと確保したり、高い収納技術を持ってたりしなければ、散らかる一方です。
それに、そもそも収納場所に収まりきらないほどのモノを持っていたら、収納しきれないモノたちが、部屋中に散乱してしまいます。
どんなにすばらしい収納技術を学んで、おしゃれな収納グッズを用意しても、入りきらないのであれば、おうちの中がきれいに片づくはずはありません。
ですので「モノが多くて片づけができない」という場合は、モノの定位置決めをしたり、収納技術を学んだりする前に、モノを減らしていく必要があります。
モノを厳選するプロセスが自分にいい影響を与えてくれるよ!
心と向き合い、モノを片づけに適した量に減らす
「片づけができない原因がモノが多いせいだ」と気づいたら、取り組んでほしいことは、モノを片づけに適した量に減らすことです。
具体的には、この2つです。
・モノが必要以上に入ってこないようにする
・モノを積極的に減らしていく
入ってくるモノが、処分するモノよりも多くならないようにします。
「入ってくる量<処分する量」にすれば、自然とモノは減っていくよね。
収納場所に収まる量にまで、モノを減らしてやっと、キレイな部屋への第一歩を踏み出したことになります。
モノを増やさず、減らしていくプロセスで味わう痛み
さて、モノの量を「入ってくる量<処分する量」にすれば、片づけがしやすくなると説明しましたが、これがなかなか難しいから、モノが増え続けてしまうわけです。
なぜでしょうか。
モノを増やさないようにするときに味わう痛み
モノが必要以上に入ってこないようにするためには、「買わない」「もらわない」ということが重要になのですが、それには苦痛が伴います。
たとえば、「買わない」という行為を選ぶ時。
これらの行動が必要になるかもしれません。
・衝動的にほしいと思ったモノを購入せずに自宅で検討し直す
・買い物以外のストレス解消法を探す
・みんながほしがるモノをほしがるのをやめる
ほしいモノと出会ったとき、悩むことなく、ささっと買ってしまえば、こういった時間や手間は必要ありません。
ですから、買ってしまったほうが、楽な場合があるんですね。
また、「もらわない」という行為を選ぶとき。
そのときも、このような苦痛を伴うことがあります。
・断って申し訳ないと思う気持ちと向き合う
・「断ったら嫌われるのでは?」という不安と向き合う
こちらも、もらってしまったほうが、気持ち的には楽な場合があります。
ほしいものがあれば、買ってしまう。
くれる人がいるなら、もらってしまう。
そうしたほうが、余計な葛藤をすることもないので、いつの間にか、家の中にモノが侵入してきてしまいます。
モノを積極的に減らしていくときに味わう痛み
また、モノを積極的に減らしていくにしても、痛みを伴うことがあります。
・「モノがないと不安」という自分と向き合う
・もったいない精神を手放す
・見栄を手放す
・心配性の自分と向き合う
モノを減らす過程で、こういった葛藤と向き合う必要が出てくるので、モノをため込んだままにしてしまうことが多いです。
特に、今まで「ほしいと思ったら買う」、「もらえるならもらう」という選択をしてきた人にとっては、至難のわざ。
モノがたくさんあることで、「何かあっても何とかなる」って安心する気持ちも、わかるよ。
モノが必要以上に増えないようにするために考えるべきこと
モノを増やさず、少しずつ減らしていく。
そのために、大切にすべきなのは、「自分にとって本当に大切なモノや価値観は何か?」を考えておくことです。
そして、自分にとって本当に大切なモノでなければ、「買わない」「もらわない」「手放す」という決断を繰り返していくと、今の自分に必要なモノだけが残っていきます。
「自分はこんな人でありたい」
「自分にはこれが大事」
こういった自分軸がないと、周りからおすすめされたモノがどんどん増えていき、自分にも部屋にも、個性がなくなっていきます。
「もらうのを断ったら嫌われるのではないか?」
「これがなくなったら、困ることがあるかもしれない」
こういった不安や心配などの負の感情が頭を占めていると、いらぬモノまでコレクションしてしまいます。
逆に、必要以上のモノを手放していく過程で、自分の負の感情を手放していくことができます。
「たくさんのモノに囲まれていなくても、自分は自分だ」と自信を持っていられるようになることで、さらにモノを手放していくことができます。
「モノが多くて片づけができない」
こういった場合は、自分と向き合うことが大事なんです。
そして、自分と向き合いながら、モノを減らしていくことで、「自分はどんな人生を生きていきたいのか」も見えてきます。
部屋の状態は、自分の心の状態を表しているとも言えるね。
まとめ|片づけができない理由を見極め、自分の心と向き合う重要性
「片づけても片づけても、片づかない」
そんな悩みを抱えていたら、まず、片づけができない理由を考えてみましょう。
もし、モノが多いことが理由なのであれば、収納技術を学ぶ前に、モノを減らすことから始めるのをおすすめします。
持っているモノの量が、収納できる量を上回っていたら、いつになっても片づくことはありません。
モノの量は、収納の8割くらいまでに収まるくらいにしておくと、出し入れがスムーズです。
モノを必要以上に増やさず、不要なモノを手放す作業は、心と向き合う作業です。
モノを減らすプロセスの中で、自分の大切にしたいことや、理想の生き方が見えてきます。
自分と上手に付き合えるようになると、モノは必要以上に増えなくなり、大切なモノだけが残っていきます。
大切で、お気に入りのモノに囲まれた生活を、ぜひ想像してみてください。
今よりも、生き生きと生活している自分が見えてきませんか?
ぜひ、この機会に、必要以上にモノをコレクションしたい心の奥底に、どんな感情が潜んでいるのか、考えてみてください。
片づけが、冴えない人生を変えるきっかけになるかもしれません。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
心と向き合って、片づけ上手になろう!
ちょっと散らかったら、ささっと片づけているよ!