こんにちは。
今日は私の「苦手なこと」を告白します。
それは、
「人の話を聴くこと」
です。
どうしても、人が話していると、自分も話したくなってしまって、気付いたら、相手よりも話をしてしまうんです。
頑張って、意見を挟まないようにして、話を聴くようにすることもできるのですが、苦痛で苦痛で仕方ないんですよね。
数年前まで、私は「話を聴くこと」について、深く考えていませんでした。
意識するようになったのは、主人と生活をするようになってからです。
「◯◯(私)って話が長いよね」
「俺の話も聞いて」
そう言われることが増えて、「あ、私って話しすぎなんだ」「もっと話聴かなきゃダメなんだ」って思ったんです。
その後、コーチングを学ぶことになって知ったのは、「傾聴」の大切さ。
「聴くことって大事なんだなぁ…」
と改めて再認識。
それと同時に、「話したがりな自分はダメなんだ!」と思うようになりました。
極め付けは、私が大好きな読書から得た学び。
「人は自分の話を聴いてもらうのが好き」
「話を聴いてくれた人に好意を持つ」
ということ。
これらの出来事から、
「話を聴ける人は素晴らしい」
「話してばかりの人はダメ」
という私のルールができてしまいました。
そこからはずっと、自己否定ばかり。
「話す」「聴く」って生活をしている上で、欠かせないものですよね。
でも、「話してしまう自分」に許可を出せていない私は、話を相手より多くしてしまうたびに、自分を責めていました。
「ちゃんと聴かなきゃ!!!」
そう思うのに、話をしたい自分がいるんですね。
それからは、「話を聴くのが苦手な自分はダメ」ってずっと思ってきました。
でも先日、「そんな自分でもいいのかも」って思える出来事があったんです。
イベントでたまたまでお話をした方が、
「僕、話すより聴く方が好きなんですよね〜」
「だから、どんどん話しちゃってくださいね」
「気にしなくて大丈夫なので!!!」
って言ってくれたんです。
「話すより聴く方が好きな人もいるの?」
「話をしたい人ばかりではないの???」
それで、私のルールがガラッと変わったんです。
苦手は苦手のままでいいのかなぁって。
「話したい自分」「他の人よりもちょっと話すのが得意な私」が自分らしくできる仕事をしたり、環境を選んだりすればいいのかな、って思えたんです。
それをきっかけに、「苦手」との付き合い方について考えてみました。
「苦手」は「得意」を知るチャンス
私のように、あなたにも「苦手」もあれば、「得意」もあるのではないでしょうか?
自分が普段、「苦手意識」を持つことなく、当たり前にやれていることを考えてみてください。
あなたには「得意」もちゃんとあるし、それが際立つのも、「苦手」があるおかげなんです。
「得意」が分からなくても、「苦手ではなくて、ちょっとだけできる」っていうこともあると思います。
それを育てていけば、個性が磨かれていくんです。
「苦手」が「得意」を教えてくれるんです。
大勢の中で活動するのが嫌いな自分は、一人で行動するのが得意なのかもしれない。
深く考えるのは苦手だけれど、幅広く考えることは得意かもしれない。
しっかり考えて行動するのが苦手、でもだからこそ、素早い行動ができるのかもしれない。
そういう風に、「苦手」の逆を考えてみたらいいんです。
そうすると、あなたの「できること」や「得意」が見えてきます。
「苦手」を公言しよう
メリット1 補ってくれる人と情報が必ず出会える
ここで、私からのお勧めです。
思い切って、「苦手」を公言してみましょう。
そうすると、私のように、「苦手」を補ってくれる相手が見つかります。
できるフリをしていては、いつになっても自分も生きづらいままです。
でも、「実は、◯◯が苦手なんです」と私のように告白をすれば、
「全然、問題ないですよ」っていう人とも、案外出会えるんですよね。
それに、「苦手」を正直に告白することで、今の自分に必要な情報にも出会えるようになります。
「そういうことが苦手ならこうしてみるといいよ〜」
とか、
「こういう仕事なら向いていると思いますよ」
っていう、「苦手なことがある自分」でも楽に生きるための情報が回ってくるんです。
「苦手なことがないフリ」をして必死に努力するより、ずっと楽に生きられるようになるんですよ。
ただ、注意した方がいいのは、欠点を指摘したり、あら探しをするような人には、相談しない方がいいかと思います。
お話をする相手は、選んだ上で、「苦手」なことを告白してみてください。
メリット2 「苦手」で悩んでいる人の励みになる
もう一つ、苦手を公言するといいことがあります。
世の中には、自分の「苦手」で悩んでいる人がたくさんいます。
「苦手な自分はダメ」って、誰にも言えず、悩んでいる人がいるんです。
でも、あなたが「私は◯◯が苦手なんです!」と言えば、
「私も◯◯が苦手!同じことを考えている人がいた!」
「ダメなことだと思ってたけど、苦手ってあってもいいんだ。」
と人を安心させることができるんです。
人は、自分一人で悩みを抱えるから、つらくなってしまうんですね。
でも、分かってくれる仲間がいると思えれば、すっと楽になれるんです。
だから、あなたが「苦手」を公言することで、元気になったり、励まされる人もいるかもしれないんです。
それに、あなたにも、仲間が見つかるんですよ。
すごく心強くないですか?
ずっと胸のうちに閉まって悩んでいないで、伝えてみるのもお勧めです。
「苦手」がある自分を人と比べて、否定するのをやめよう
「苦手」があることは、まったく悪いことではありません。
周りから見て分からないだけだったり、その人がうまく「苦手」と付き合っているだけで、
「苦手」なことがない人はいません。
ただ、「苦手」の種類が違うだけなんです。
その苦手が目立ちすぎたり、人と大きく違っていたりすると、余計に、「苦手をなくさなきゃ」と思うかもしれません。
でも、それはただの「違い」であって、何にも悪いことではありません。
人はそもそも、人と違っているのが当たり前です。
それなのに、それをすっかり忘れて、みんなと同じになろうとします。
でも、それでは生きづらくなるばかりです。
「できること」「できないこと」が人それぞれ違っていて、お互いに補い合って生きていけばいいんです。
だからもう、人と比べて、違っている自分を否定する必要はないんです。
どれだけ「苦手」なことがあっても、あなたは大切にされるべき存在なんですよ。
あなたがどんな「苦手」を持っていたとしても、あなたは100点満点の存在
あなたが何かできないからと言って、離れていってしまう人間関係を、あなたは大事にしたいですか?
あなたは、大事な人に、何かできないことがあったら、離れていきますか?
お互いを大事に思っていたら、「苦手」なことがあることなんて、どうでもいいことなんですよ。
もう「苦手」を隠そうとしたり、無理に克服しようとしなくてもいいんですよ。
「苦手」はあなたの「得意」を知るチャンスであり、あなたの個性や自分らしく生きる方法を見つけてくれます。
そして、あなたが「苦手」をありのまま打ち明けることで、ちゃんと補ってくれる人も現れるし、励まされる人も、たくさんいるんです。
自分を否定するのをやめて、「苦手なことがある私」をありのままに受け止めてあげましょう。
そうすると、すごく生きるのが楽になるし、人生が楽しくなってきます。
気持ちが満たされる時間も増えてくれると思います。
「幸せ」になるための鍵は、苦手を克服することではなく、考え方をほんの少し、変えてみるだけでいいんですよ。
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