こんにちは、ミニマリストのキョロ(→プロフィールはこちら)です。
今でこそ、モノは少なく、シンプルな暮らしをしていますが、以前は直感で「かわいい!」と思ったらすぐ買ってしまう浪費家でした。
買い物って楽しんですよね。
好きなものを買う喜び、所有する喜び、よくわかります。
ですが、好きなものを際限なく買い続けていたら、出費は跳ね上がるばかり。
今回は、直感で「いいな」と思ったらすぐモノを買いものをしてしまい、気づいたらお金が貯められていないという人に向けて記事を書きました。
直感で買い物をして、お金が貯められないなら、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
どうしても譲れないものを明確にする
まず自分の人生にとって、なくてはならないものを考えてみましょう。
学ぶこと、旅行に行くこと、映画に行くこと、かわいい文具をそろえること、おしゃれをすること。
それぞれが大切にしているものがあると思います。それを明確にしましょう。
そして、それ以外のことにお金をかけるのをやめるのです。
わたしの場合は、学ぶこと。
好きなときに、好きなだけ学びたいという欲求がとても強いです。
ですので、書籍にかけるお金や学びのためのお金を節約すると、心が貧しくなるように感じてしまいます。
逆に、学びのために使うお金が確保されていれば、幸せを感じられるということでもあります。
ですので、学びのために書籍を購入するのはよしとして、その代わりにそれ以外のことにかけるお金を節約しようと決めました。
書籍で直感的に「いい!」と思ったものは購入しますが、それ以外のモノは、決めた基準を満たさなければ買わないことにしました。
重要なことだけにお金をかけても人生の満足度は変わらない
「重要なことにしかお金をかけない人生って楽しいの?」
「なんか窮屈な感じがする」
そう思う方もいるかもしれませんね。
結論ですが、重要なことだけにお金をかけても人生の満足度は変わりません。
むしろ、満足度が上がることのほうが多いかもしれません。
重要でないことにお金を使うのをやめることで、重要なことに使えるお金が増えます。
「どうでもいいことにお金を使ってしまった」と後悔するよりも、「これはいい買い物だった」と思えるほうが、いいと思いませんか?
買い物の基準を作る
次に、自分にとって重要なことにお金を使うために、重要度の低いモノの購入基準を決めていきます。
わたし自身が具体的に決めた基準を紹介しますね。
たとえば、ハンカチ。基準は以下です。
・落としても、泥のついた手で触っても汚れが目立たないもの
・白やクリーム色は排除(汚れたときに手洗いする手間を省くため)
・子どもの幼稚園にも持たせられるもの(兼用するため)
・低価格
・5枚まで同じモノを購入
このように決めることで、白を買いたくなっても、汚れやすさという点でよいとは言えないので、買いません。
次に靴下の購入基準です。
・脱げづらい
・汚れが目立たない
・いつも同じメーカー
・5足まで同じものを購入
さらに、ボールペンの購入基準です。
・油性
・多色
・シンプルな見た目
・同じものを2本だけ
このように基準を決め、まったく同じ種類のモノを必要な分、買います。
消耗しても、また同じモノを追加します。
このように、こだわりのない部分の買い物の基準を作りました。
まったく同じ種類のモノを買うのは、いろんな種類を買ってもいいと思うと、「あれも、これも」と買いたいモノが増えてしまうからです。
「1種類に統一する」と決めてしまえば、買っても買っても同じ種類しか使えないので、必要な枚数だけ買えばいいということになります。
以前は、ハンカチもかわいいと思うと勢いで買ってしまい、必要な枚数がそろっているのに、持っているモノよりもかわいいのがあると買ってしまっていました。
好きなものを好きなように買ってもお金の管理が上手にできる人や、収入が多い人は、好きなように使ってもいいかもしれません。
ですが、「いいな」と思うと、際限なく買ってしまう人は、買い物の基準を作るのがおすすめです。
直感でほしいものが出てきたときの考え方
ここまで、重要なことにお金を使い、それ以外の出費を小さくする工夫について解説してきました。
ですがわたしは、「重要なことでなければ買ってはいけない」ということを言いたいのではありません。
直感でいいと思ったモノを買うのも、買い物の一つの楽しみ方であると思っています。
なので、わたしも「これは買いだな!」と思ったモノにはお金をかけます。
ただ、直感で買い物をしたくなったときに、思い出してほしいことがあるのです。
それは、本当はどうでもいいことにお金や時間をかけることで、大切なものにかけるお金と時間がなくなってしまうこと。
直感で買いたいモノが出てきたときに、わたしが自分に問いかける質問がこれです。
・これを買わなかったら、大好きな本を何冊買えるだろう?
この「大好きな本」を自分の大切なモノに置き換えて、自分に問いかけてみてください。
「大好きな洋服」でも、「大好きな文房具」でもかまいません。
それでも「これがほしい」と思うのなら、それは買っていいと思います。
新しいお金の使い方に慣れるには時間がかかる
理屈でわかったとしても、買い物の仕方をすぐに変えることが難しいことも多々あります。
慣れ親しんだやり方を手放すには、時間がかかることを頭に入れておきましょう。
重要なことにお金をかけ、それ以外は最小限にすることを頭の隅に置いて、少しずつお金の使い方を改善していきましょう。
それから、こういうお金の使い方を目指したとしても、完璧主義になりすぎないようにしましょう。
たまには、どうでもいいことにお金を使ってもいいし、勢いで買い物をしてもいいのです。
そのおかげで、新たな趣味や目標ができることもありますから。
ギスギスした気持ちにならない程度に心がけてみるのをおすすめします。
まとめ|大切なものに好きなだけお金をかける喜び
大切なものだけにお金を使うスタイルに変えることで、人生の満足度が上がり、お金の無駄づかいもなくなっていきます。
そのために、自分の買い物の基準を明確にしましょう。
ただし、完璧主義に陥らないように注意が必要です。
買い物の基準を決めるのは、あくまで自分の人生をよくするため。
自分の心がギスギスしてしまっては、意味がありません。
また、買い物の基準を決めることで、お金が貯まるほかに、統一感のある部屋になったり、決断疲れがなくなったりするメリットもあります。
ぜひこれからは、買い物の基準に合うかどうか見極め、お金と上手に向き合ってみてくださいね。
買い物上手になって、大切なことにお金を使えるようにしよう!
・直感で「いいな」と思うとつい買ってしまう
・際限なく好きなモノを買いがち
・気づいたら統一感のないモノが部屋にあふれている
・買い物の基準がない