こんにちは、キョロ(→プロフィールはこちら)です。
我が家は夫婦そろってミニマリスト(本だけは、好きなだけ買っているので、おうちの中は本だらけ……)。
夫は、しっかり調べてからモノを買うタイプ。
わたしは、直感で「これがほしい!」と思ったら、すぐ買って使ってから考えるタイプです。
自分がどんなタイプかにもよりますが、ミニマリストをめざしていたとしても、「ほしい」と思ったモノは、いさぎよく手に入れて、試しに使ってみてほしいなと思います。
「とにかく減らせばいい」と思ってしまうミニマリストの問題
ミニマリストをめざし始めるとぶつかる問題が、「とにかく減らせばいい」と思ってしまうことです。
- いま使っていないモノ
- 役に立たない(と思われるモノ)
- 実用性がないモノ
- 効率が悪くなるモノ
- 使い続けるとお金がかかるモノ
こういったモノたちをどんどん捨ててしまうんですね。
生活がシンプルになるのはとても素敵なことだと思います。
ただ、あまりにも極端な捨て方をすると、自分らしい幸せさえも、手放してしまうことになるんです。
もし、わたしがモノを減らしたいがために、今ある本をぜんぶ処分してしまったら?
モノが減り、掃除が楽になり、おしゃれな空間ができ……、でも、幸せじゃないと思うんです。
たとえ効率が悪くなっても、大切にしていきたいモノ。
他人から見て役に立たないかもしれないけれど、自分にとってはとても大切なモノ。
お金はかかるけれど、大好きなモノ。
こういったモノは、手放さず、大切にしてあげてほしいと思うんです。
回り道やムダを排除しすぎないで
ミニマリストをめざしていると、「とにかくムダをなくさなくては」と思いがちです。
でも、わたしは、ミニマリストであっても、回り道やムダな行為をする時間は大切だと思っています。
「編み物をしてみたいなぁ。でも、時間のムダだし、毛糸も買わないといけないし」
「このノートを使ってみたいけど、今あるノートでもなんとかなるし」
「このレストラン、気になるなぁ。でも、失敗してムダなお金を使いたくないし」
こんなふうに、自分の欲を抑えつけていくと、「本当に大切にしたいこと・好きなこと」が見えなくなってくるのです。
わたし自身のことを言えば、最近ずっと新しいノートがほしくて、うずうずしていました。
でも、
「家にあるノートでもなんとかなるし」
と気持ちを抑えつけていたんですね。
でも、毎回、頭に「あのノート、ほしいなぁ」という気持ちがチラつくんです。
そこで、思い切ってそのノートを買って、使ってみたんです。
すると、そのノートが自分の用途にピッタリで、使うことが幸せで、生活の質も向上して。
「もっと早く買えばよかった〜」とちょっぴり後悔しました。
理屈で納得しているはずなのに、それでも「あれ、やりたいなぁ」と思うことがあるのなら、「ミニマリスト」という肩書きにこだわらずに、行動にうつしてみてほしいなと思います。
ミニマリストは「目的」ではなく、「手段」です
なぜ、わたしが「ミニマリスト」になったか。
それは、「シンプルな暮らしをすることで、“大切にしたいこと”を大切にしたかったから」です。
いらないモノを削ぎ落とし、大切なモノを残す。
モノを減らし、管理の手間が減ったことでできた時間を、大切なことに使いたかったからなんです。
ミニマリストになることは、「目的」ではなく、幸せになる「手段」だったんですね。
だから、もし幸せになるために、たくさんのモノが必要なら、わたしはスパッとミニマリストをやめてしまうと思います。
実際、本に関しては、「ミニマリスト」とは到底、言えないくらいの量を持っています。
(わたし用の書籍は500冊以上、むすめの絵本は1000冊くらいあります)
「自分にとって何が幸せなのか」を明確にしなければ、ミニマリストという肩書きがあだになってしまうことも。
自分にとって「大切なもの」を見極めることは、とても大事なことなんです。
逆説的ですが、「モノを捨てていく過程で、自分の大切なことに気づく」ということもあります。
わたしは、「欲を持つこと」も大切なことだと思っています。
ミニマリストになっても、自分の欲求を大切にし、もし気になることがあったら、ササっと挑戦してみてほしいです。
すぐに挑戦してしまえば、気持ちがスッキリするし、すぐに気づきを得ることができます。
人生にはかぎりがあります。
肩書きに縛られて、自分の人生の幅を狭めてしまうなんて、とてももったいないです。
生活をシンプルにしつつ、人生を大いに楽しんでいきましょう。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
ミニマリストにこだわらず、人生を変えよう!