こんにちは、キョロ(→プロフィールはこちら)です。
今日は、『日日是好日』(著・森下典子/新潮文庫)を読んだ感想について、お話したいと思います。
著者である森下典子さんが、ひょんなことから茶道を始め、長い年月のなかで得た知恵について書かれた本です。
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どんな日だって楽しめる
著者が茶道に通うなかで、出会った言葉のなかに「日日是好日」という言葉があります。
タイトルのとおりですね。
茶道を始めた頃は、この言葉の真意がわからなかったそう。
でも、数十年の月日を経て、この言葉の意味を知ることになります。
本文から引用します。
人間はどんな日だって楽しむことができる。そして、人間はそのことに気づく絶好のチャンスの連続のなかで生きている。
『日日是好日』(著・森下典子/新潮文庫)
雨の日も、雪の日も、悲しい日も、うれしい日も。
過去を悔やむでもなく、未来に待ち受けているである困難を恐れるでもなく、今この瞬間に生きること。
こんな気づきがあったそうなんです。
今この瞬間を生きる
今この瞬間を生きる。味わう。
これはカンタンなようでいて、とても難しいことであるのを日々、実感しています。
わたしは今年になって、瞑想を始めて、マインドフルネスを意識して過ごすようになりました。
気づいたのは、わたしは途切れることのない煩悩にふりまわされているということ。
「ただ感じる」ということが、どれほど難しいことか。
未来の心配は止まらず、過去を悔やみ続ける。
無意識に、これを繰り返してしまうんです。
マインドフルネスを意識していたある日のこと。
煩悩がふっと消えた瞬間がありました。
自分の足音。
サワサワという、木の葉が鳴らす音。
車の「ぶうーん」という音。
こういった音が鮮明に聞こえて、心地よく吹く風を感じる瞬間があったんです。
そのときは、いっさい心配事が頭から消え、「無」の境地に。
ふと我に返り、「これが今この瞬間を生きることなんだ」と気づきました。
特別なことは何も起きていないのに、心が満たされ、おだやかな気持ちになれた時間でした。
茶道を通して生き方を学ぶ
茶道を通して学べること。
それは、お作法だけでないのだと気づいたのは、このエッセイを読んでからのことです。
わたしが卒業した高校には茶道部がありました。
一体、何が楽しいのか、ただお茶を飲んで和菓子を食べるだけじゃないかと見向きもしなかった茶道。
でも、茶道ってとても奥が深かったんですね。
長いこと日本人に愛される理由がわかりました。
茶道にかぎらず、何かを深く学び、追究していくことで、自分の生きるべき道を見つけることができる。
こんなことも考えました。
これまで、今この瞬間をただ感じることに、人生を変えうる力があるなんて、これっぽっちも考えていませんでした。
これからは、今を感じることを意識して生活していこうと思っています。
今を感じて生きれば、毎日がよい日なんだ。
日日是好日。
淡々とつむがれる文章。でも、とても奥深く、学びの多い本でした。
ちなみに、わたしはこちらのKindleで読書をすることが多いです。便利ですよ〜。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
今日もよい一日を!
「日日是好日」で、人生を変えよう!
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