夏休みに映画「国宝」を観て、いたく感動した私。
10月に、歌舞伎を鑑賞すべく、市川團十郎特別公演に行ってきた。
「国宝」で演じられていた、「二人藤娘」を観て、役者さんがかわいらしくて、好きになりそうになった(笑)。
公演の途中、市川團十郎さん本人が出てきてくれて、質疑応答の時間があった。
そのなかで印象的なやりとりが。
それが、
「團十郎さんが、好きな演目はなんですか?」
というお客さんの質問に対する、團十郎さんの答え。
「好きとか、嫌いとかじゃなくて、責任ですね」
はぁ~、そうか、重い……。
次元が違う。
「好き」だろうが、「嫌い」だろうが、やらないといけないんだもんね。
自分のことに置き換えてみると、「子育て」がそうなのかもしれない。
子どもを産んだら、「育てるのが好き」とか、「嫌い」とか、そんなの関係ない。
子どもを育て上げるという「責任」がある。
好きとか、嫌いで、「やる、やらない」を選択できるうちって、気楽だなぁ……。
逆に、この「責任」をポジティブに活用する手もあるなと思った。
「私は、生涯、健康に生き、人様に迷惑をかけないよう、筋トレをする責任がある」みたいな……(笑)。
「筋トレって好きになれないから、やめちゃおうかな」
という考えを捨てて、
「私には、生きるために筋トレをする責任がある!」
と決めてしまう。
そうすれば、ジムに行くのに迷わない自分になれるのだろうか……?
團十郎さん、気迫というか、オーラというか、すごかった。
人生初の歌舞伎体験。
「好きか、嫌いか」で考えているあいだって、まだまだ発想が幼稚で、甘いんだなと気づけた。
私は、何の責任を果たそうか?
新しい視点を得られたことに感謝。
というわけで、今週も、責任を持って、ちゃんとジムで筋トレしてきます。









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