普段、あなたはどんな服装で過ごしていますか?
「悪い印象は持たれたくないし、できるだけオシャレでいたい」
こう思ってクローゼットの前でうんうん唸っている人も多いのでは?
でも実は、華美な服装ではなく、地味な服装が人間関係を円滑にすることもあるんです。
あえて「地味な服装」をする
わたしが通っている水泳教室は、平均年齢が60歳超えという、高齢者が多い教室です。年金暮らしの女性も多い。かぎられたお金でやりくりをしているわけです。
「歳をとって欲がなくなった」
「最近、新しい服は買わないなぁ」
「服を増やしても、子ども達の負担を増やすだけだし」
という声もちらほら。
華やかな服装をしている女性、いかにも高級そうな服装をしている女性は、ほとんどいません。
まぁ、あえて言うなら、「地味な服装」をしている女性が多いんです。
水泳教室のとき、わたしは、あえて「地味な服装」をしていきます。
そのほうが、好感を持ってもらえるし、気軽に話しかけてもらえることに気がついたから。
人間関係を円滑にするために、あえて「目立たない」という選択をしているんですね。
よくも悪くも、日本社会は、異質なものを排除する傾向にあります。
もしかしたら、若い世代は少しずつ変わってきているのかもしれないけれど、年配の女性はまだ「仲間意識」が強い人も多い。
だから、地味な服装を戦略的に選ぶことで、「親しみやすさ」を演出しています。
オシャレかどうか以前に、清潔さや品のよさが大切
オシャレするのは、とてもいいことだと思います。
わたしも大好きです。
でも、オシャレかどうかよりも重要視すべきは、清潔さや品のよさだと思うんですね。
そりゃあ、オシャレでいるに越したことはないかもしれません。
でも、年配の女性を見ていて思うのは、
「着ている服が高いか、安いか」
とか、
「白髪か、白髪じゃないか」
ということよりも、放つ空気が心地よかったり、笑顔がよかったりといったことのほうが、好印象につながっていると感じます。
「オシャレする必要がない」と言っているわけじゃないですよ。わたしも、TPOに合わせて服を選んでいるので。
ただ、いつでもどんなときも「スキのないオシャレ美人」でいる必要はないと思うんです。
注意すべきなのは、「地味」はよくても、「だらしない印象」や「不潔な印象」を与えてはいけないということ。
「何も気にしなくていい」というわけではありません。
シンプルな装いをすることで、人間性をしっかり見てもらえる
「地味」と言うとあまりいいイメージがわかないかもしれないので、「シンプルな服装」と置き換えてみようと思います。
シンプルな服装でいることで、人間性をしっかり見てもらえることもあります。
あえて極端な例を挙げてみます。
「露出がめちゃくちゃ激しくて、胸の谷間がチラチラ見えてしまう。香水の香りもムンムン漂ってくる。メイクもバッチリ。カラコンに、マツエク、ネイルもバッチリ。金髪に、高級アクセサリーを身にまとっている」
こんな人が目の前に現れたとして、相手の言葉って、すんなり耳に入ってきますか?
自分もそういう世界に住んでいたら、すんなり入ってくるかもしれません。
でも、凡人のわたしは、きっと服装のほうに意識が行ってしまい、「話を聴きたいのはやまやまだけど、聴けない状態」になりそう。
こんなふうに、服装が過激だったり、華やかすぎたりすると、相手の意識がそちらに行ってしまうこともあると思うんですね。
本当に、極端な例ですが。
シンプルな装いにも、メリットがあるんです。大事なのは、メリハリですね。
ぜひTPOに合わせて、自分を変身させてみてほしいと思います。
あえて地味を演出するのもよし。しっかりとオシャレしてみるのもよし。
自分なりのスタイルを探してみてくださいね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。