こんにちは、キョロです。
シンプルな生活に憧れ、昨年頃から、モノの断捨離をしてきました。
モノが減ったことで、部屋の散らかりは解消し、不要なモノを買うことも減りました
「ミニマリストの生活って快適!」と気づいたところではありますが、一つ、注意すべきことに気が付きました。
それは、自分の欲求(=自分のやりたいこと)を無視して、切り捨てることです。
モノを減らし、自分の欲求を抑えることで、出費も減り、お金は貯まるし、余計な手間もなくなる。
そんなふうに思ったことがあります。
でも、この考えでは、人は本当の幸せを感じられません。
自分が本当に求めていることを否定したり、かき消そうとすると、生きる楽しさが失われてしまいます。
実際に、わたしは自分の欲求をできるだけ抑えて生活してみた時期があったのですが、何の楽しみもなくなり、無駄を楽しめなくなってしまいました。
「ミニマリスト」という言葉を使う以上、極限まで不要なものを削ぎ落とさなくてはというこだわりに縛られ、人生がつまらなくなりました。
ミニマリストが注意するべきこと|自分の欲求までミニマルにしない
「こうしたい」という希望を持つのを忘れた人生はとてもつまらないものです。
人が行動する原動力も、自分の欲求が元になっていることが多いですよね。
憧れの職に就きたいから、がんばる。
スタイルをよくしたいから、ジムに行く。
そんなふうに、やりたいことやなりたい姿があるからこそ、目の前のことをがんばれます。
それから、一見、無駄なように見えることでも、その人にとってはとても大切なこともありますよね。
ある人にとっては、お風呂上がりのビールかもしれませんし、気分転換の銭湯、マッサージかもしれません。
そういった出費や時間を、なくそうとしてしまうと、途端に心が貧しくなります。
ミニマリストだからといって、すべてを最小限にする必要はないんです。
自分の欲求は、幸せな人生の道しるべです。
どんなに小さいやりたいことだったとしても、自分の気持ちに素直になることは、とても大切なことなんです。
自分の価値観を明確にし、ミニマルにすべきこと・すべきでないことを見分ける
ミニマリストになろうと思っている人がやりがちなのが、ミニマルであることにこだわりすぎて、人生を豊かにしてくれるものまで、排除してしまうことです。
だからこそ、大切なのは、「自分の価値観を明確にすること」です。
自分にとって、優先順位が高いもの、低いものを仕分けして、優先順位が低いものはミニマルのまま、優先順位が高いものはミニマリストであることにこだわらず、好きなように時間もお金もかけることが大切です。
完璧なミニマリストにこだわることはありません。
生活をシンプルにして自分の欲求に全力投球できることが理想
ミニマリストのメリットは、生活をシンプルにすることで、自分にとって大切なことに時間やお金をかけられるようになることだと思っています。
自分のやりたいことをはっきりさせ、その欲求に全力投球できるように、生活をシンプル化する。
それができると、幸せなミニマリストなのではないかと思います。
わたし自身は、どうやっても本に関してミニマリストになれません。
読みたい本は、次々に本屋さんに並びますし、いま読む本だけを手元に置いておくより、いつか読む本や昔、大好きだった本もコレクションしておきたいんです。
ミニマリストにこだわることで、本も読み終わったらすぐ手放さなくてはと強迫観念に縛られてしまったこともありますが、そうすると読書の楽しみが薄れてしまいます。
本に関しては、ミニマリストになれないなと、開き直りました。
みなさんは、自分にとって大切なこととそうでもないことを、見極められていますか?
もし、何が大切なのかわからないとしたら、まず自分の価値観や大切なことを見つけることから始めてみてください。
なんでもかんでもミニマルにすればいいということではありません。
せっかくの人生ですから、自分の心を豊かにしてくれるものには、思う存分、お金と時間をかけてあげてくださいね。
それが日々の幸福感につながります。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。