子育てをしていると、自分の未熟さを痛感して、
「自分って、本当にダメなママだな……」
と思うことがあります。
でも、どんなに未熟で「ダメなママ」でも、そこが出発点。
「ダメなママ」から始めていくしかないんです。
自分を責めて空回りするのをやめよう
いつもご機嫌なママ。
いつもやさしいママ。
こんなママでいることは、とても難易度が高いです。
というか、不可能です。
理想がひとり歩きしてしまっている状態ですね。
わたしは基本的に、ご機嫌でいるよう心がけていますが、どんなに注意していても、感情が乱れる瞬間はあります。
「ママが笑顔なら、子どもものびのび育つ」
こんなメッセージの書籍も多いですし、わたし自身、このブログで発信し続けています。
でも、やはり、「いつもどんなときも、ご機嫌」は現実的ではない。
ママが不機嫌になることだってあるし、泣きたいときだってあるし、つい怒ってしまうときもあるんですね。
でも、理想が高くて自分に厳しい人は、育児でうまくいかないことがあるたびに、
「自分ってダメなママ」
と自分を責めてしまいます。
自己嫌悪した結果、ますます感情が乱れて、家庭内がピリピリした状態に。
そして、さらに自分を責めるんですよね。
「自分ってダメすぎる。育児、向いてない……」
これ、やめたほうがいいと思うんです。
自分にもそう言い聞かせています。
感情が乱れてしまっても、自分を責めない。
「あ〜やっちゃった!」
「次は注意しよっ!」
で、切り替えるんです。
うまくいかなかったことから、目をそらすのではありません。
切り替えて、具体的な対策を考えることにしています。
子育てで後悔しないなんて無理!
子育てをしていると、
「もっと、わたしが◯◯をしていれば……」
「△△をしなければよかった」
と、後悔をする瞬間があります。
そのときはベストだと思った行動が、あとになって、後悔の種になってしまうんですよね。
それで、どんどん肩に力が入っていきます。
「もっと、ちゃんと育児しないと」
「いい母親にならないと」
そうするともう、「育児って地獄」という感覚になっていきます。
育児をすればするほど、「自分の無能さ」が目についてしまうから。
でも、思うんです。
「子育てで後悔しないなんて、無理」だって。
わたしも、「もっとこうしておけばよかった」と思うことばかりですよ。
どっちみち後悔するものなら、もっと気楽にいきたいもの。
「間違えないように」と思えば思うほど、つらくなる。
だから、真剣に考えたあとは、「なるようになるさ」と自信を持って行動に移せばいいと思うんです。
どんなに未熟なママであっても、そこから始めるしかない
「毎日、子どもを怒鳴ってしまう」
「いつも、子どもをコントロールしようとしてしまう」
「忙しい日が続くと、子どもをほったらかしにしてしまう」
もし、こんなお悩みがあったとしても、ここから始めていくしかないんです。
「今の未熟な状態」が出発点。
ここから少しずつ、子どもとの信頼関係を育てていくしかありません。
「理想の母親像」に縛られないことも大事です。
「理想の母親像」に縛られて、自分を責めてしまうくらいなら、手放してしまったほうがいいかもしれません。
「今この自分」ができることから始めて、小さく小さく改善していくので十分。
昨日より今日をよくすること。
一つひとつ積み重ねていけばいいと思います。
余談ですが、感情的になってしまうクセは、一朝一夕に手放せるわけではありません。
「3歩進んで、2歩下がる」のような変化だと思います。
理想の母親像に縛られることなく、「今この自分」からスタートし、一歩一歩、歩みを進めていく。
そんな心づもりで育児をされてみるのはいかがでしょうか。
学校嫌いのむすめは、週の半分以上、家にいるので、わたしも「いつもご機嫌」というわけにはいかなくなってきました。
ひとりの時間もかぎりなく少ないですし。
こうなると、
「できることをやって、それでもうまくいかないことは、しょうがないよね!」
と割り切るようにしていかないと、身が持ちません。
ま、みなさんも(わたしも)深刻になりすぎず、「なるようになるさ」の精神でいきましょう。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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