子どもが学校からいい成績をとってくること。
他者から評価されやすい道へ向かっていくこと。
こんな理想の子ども像に縛られて、子どもにガミガミ言ったり、思い通りにしようとしていませんか。
子どもに干渉しすぎて、うっとうしがられている。
そんなときは、「子どもの成長」以外の楽しみを持つことをオススメします。
「子どもと自分は一心同体」という感覚は危険
「子どもと自分は一心同体」
こんな感覚を持っていると、
「子どものことは、いちばん自分がよくわかっている」
「子どもには、こっちの進路のほうが絶対いいはず」
「子どもは、わたしの言うことさえ聞けば、必ず幸せになれる」
という思い込みが強くなります。
すると、無意識に、子どもをコントロールし始めます。
「自分が〇〇と思うのだから、子どもも〇〇と思うに違いない」
と本気で思い込んでしまうんですね。
うちの母が、こういった状況だったんです。
わたしの未来を、母が一生懸命、考えて、その通りに育てようとしていました。
わたしが思い通りにならないと、母のグチと不満は止まらず、
「わたしって、母親のお飾りだよなぁ」
と何度思ったかわかりません。
「子どもの成長」以外の楽しみを持つ
わたしの母は、「子どもの成長」が何よりの楽しみな人でした。
最優先事項は、育児。
わたしがよい成績をとってくること。母の期待する未来に向かっていくこと。
これが、何よりの楽しみだったんです。
受験する高校、高校卒業後の進路、わたしに子どもが生まれたときにどう生活するか、老後のことなど、すべて指示されていました。
高校生の頃、束縛に耐えられなくなったわたしが、母に反抗。
子どもが思い通りにならなくなって、母は毎晩、泣き明かし、目の病気になったほどでした。
母は、「育児」以外の楽しみがなかったんです。
実家を出て、長い歳月が過ぎ、母の「子どもへの依存」はずいぶんやわらぎました。
でも、わたしとっては、なかなかハードな体験で、それをきっかけにメンタル疾患まで患ってしまいました。
子どもに依存しすぎると、親も子も苦しくなります。
それを防ぐために、ママは「自分のための楽しみ」を持つことが重要だと考えています。
子どもに過度に期待くらいなら、自分に期待しよう
母にコントロールされ続けて苦しかったので、自分の子育てでは、
「子どもを思い通りに育てようとせず、子ども自身が自分で未来を選択できるにしよう」
と決めていました。
子どもへの期待、依存を減らすためにやったのが、「育児以外の楽しみ」を持つこと。
むすめが生まれた頃は、ブログと読書にハマっていました。
早起きしたとき、むすめがお昼寝したときなど、合間を見つけて取り組むのが本当に楽しかったです。
今は、これに水泳も追加されました。
自分がどんどん泳げるようになっていくことが楽しく、子どもの成績そっちのけで楽しんでいます。
子どもの習い事を探すよりも、自分の習い事探しに一生懸命になってしまうほどです(笑)。
何事も「バランス」というものがあります。
ママが「自分のことだけ」しか考えなくなったら、それはそれで問題が起こります。
わたしは、「自分」と「子ども」、ちょうどいい塩梅(あんばい)で考えられるとベストだと思うんです。
理想は、「子どもも幸せ、ママも幸せ」です。
子育て中は、自分のことに全力を注ぐことは難しいかもしれない。
(というか、それをやってしまうと、子どもが寂しい思いをすることになる可能性も)
でも、少しだけ、自分のほうに舵を切ることはできますよね。
「このバランスが正解」というものは、ありません。
子どもの成長に合わせて、バランスを微調整していくのがオススメです。
ぜひ、育児以外の楽しみを持ち、子どもに対する期待を、少しだけゆるめてあげてくださいね。
せっかくなら、未来の自分に期待していきましょう。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
キョロのプチ日記
昨日は、両親とむすめ、わたしの4人で、栃木県日光市にある「おさるランド」へ。
猿のショーを見たり、赤ちゃん猿を抱っこしたり、猫をなでなでしたり、カピバラを眺めたり……。
癒されました♡
お昼は地元で有名な蕎麦屋さんへ。そば湯を堪能。これもまた癒されました。
将来、両親が亡くなった場合、わたしが地元に帰る機会は減りそう。
おそらく、栃木県に永住することもない。
というわけで、地元も今のうちに堪能しています。
(両親の不摂生がひどいので、いつか、ぶっ倒れる日が来るんじゃないかと、いつもヒヤヒヤしています)
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