こんにちは、キョロ(→プロフィールはこちら)です。
我が家では、むすめが0歳の頃から絵本の読み聞かせを続けてきました。
ゴロンと寝転がっているむすめの周りにいつも絵本を置き、むすめが起きていたら、その都度、数冊ずつ絵本を読むようにしてきました。
すると1歳頃になってから、自分から絵本を指さしたり、わたしの元に絵本を持ってくるようになりました。
その流れで自然と、寝る前に絵本を読む習慣がつきました。
今はわたしが「もう今日はこれくらいにしとこう」と言っても、もっと読んでほしいとせがむほどです。
日によっては、10冊近い絵本を読んでほしいということもあります。
4歳も半ばを過ぎているので、絵本の内容もそこそこあって、それだけ読むと1時間近くなってしまいます。
用事で寝るのが深夜になったとしても、絵本の時間が欠かせないようで、説得が必要になることもしばしば。
今回は、絵本好きな子に育てることに成功したわたしが、「絵本の読み聞かせを習慣にしたい」と思っているママさんに向けて、記事を書きました。
読み聞かせの習慣を身につけたいけれど、その方法がわからないと思ったら、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
もくじ
「ママは絵本なら自分に向き合ってくれる」と思わせる
今でこそ、絵本が大好きなむすめですが、はじめから絵本が大好きで、一人で絵本を眺めるような子ではありませんでした。
はじめはおそらく、わたしが一生懸命、自分に向かって話しかけてくれることが快感だったのだと思います。
読んだ絵本の中に、むすめが大好きな絵本や見ているだけでおもしろい絵本もあったので、それに気を惹かれて、ということも、少しあったとは思います。
ですが、それだけでは、ずっと絵本に興味を持たせ続けるのは難しいのです。
それに親としては、目新しい絵本やおもしろい絵本にばかり興味を持ってほしいわけではないですよね。
パッとしないけれど、味わえば味わうほどよさがわかる絵本。
何度も繰り返し読むことで、人生に活きてくる絵本だって、たくさんあります。
ただちょっと興味を引いただけでは、本当の絵本好き・本好きにするのは難しいのです。
確実に、子どもを絵本好きにするには、読み聞かせの時間を作り、「ママが自分だけを見てくれる時間」を設けることがとても大切です。
大人であるわたし達もそうだと思いますが、どんなによい習慣だと思っても、そこにメリットを感じなければ、習慣化は難しいものです。
ましてや、小さな子どもは「読み聞かせのメリット」なんて考えないわけです。
だからこそ、親が読み聞かせを続けて、「絵本の時間はママがかまってくれる」というメリットを体感させる必要があるのです。
読み聞かせに対してほとんど反応がなくても、絵本を読んであげましょう。
我が家も半信半疑で、0歳から絵本を読んでいましたが、ちゃんと絵本好きな子どもに育ちました。
「ママを独占する時間」から「物語を楽しむ時間」へ
読み聞かせを始めた頃の子どもが絵本を手にする動機は、「ママを独占できるから」で十分なのです。
はじめから、絵本の内容を理解していなくてもいいし、物語に没頭できていなくてもかまいません。
「ママがずっと自分を見ててくれる!幸せ〜!」と思っていてくれれば、それでいいのです。
ずっと読み聞かせを続けていれば、いずれ、絵本にも興味を持つようになり、物語を心から楽しめるようになってきます。
ですからそれまでは、不純な動機であっても、親子の読み聞かせの時間が確保できればいいのです。
我が家も、わたしが休んでいたり、家事をしていたりしていて、むすめのことをほったらかしにしていると、むすめが絵本を持ってくることがよくあります。
「ママのところに絵本を持っていけば、かまってもらえる」と思っているんですね。
そういうときは、できるだけ手を止めて読むようにしています。
絵本に触れる機会を増やし、「絵本を読むこと自体が楽しい」と思えるような環境を整えるようにしましょう。
ママががんばるのはちょっとだけでいい
そうは言っても、主婦も暇ではないですし、子どもが絵本を持ってきたらいつでも笑顔で対応できるお母さんばかりではありませんよね。
わたしも、いつも完璧にはできません。子どもが絵本を持ってきても、読めないことはあります。
そんなときは、「今ママね、ちょっと疲れちゃってるから、時計の長い針が6になるまで待っててくれる?そしたら、これ読めるよ」と代替案を提示します。
「いま忙しいんだから!」と突っぱねるようなことは、できるだけ避けています。
「絵本を持っていったら怒られた」
こんなふうに絵本に負のイメージを持ってしまう状況はできるだけ作らないような工夫をしたほうがいいでしょう。
ただし、どんなに読み聞かせにメリットがあっても、無理をしてやるとを取り入れるとひずみが出てしまいます。心をすり減らしてまでやる必要はありません。
読み聞かせを習慣化しようとしたせいで、子どもにイライラするようになってしまっては意味がありません。
ママがご機嫌であることは、子どもにとって本当に大事なことだと思います。
わたし自身は、「習い事の代わりに絵本。それ以外は力を抜く」と決めているので、家事はかなり手を抜いています。
「しばらく働く気はない」と夫に宣言していますし、むすめが幼稚園に行っているときは、自分の好きなことしかしていません。
だから、読み聞かせ以外はたいしたことをしていません。
人付き合いがいいわけでもないし、幼稚園の延長お預かりを多めに利用して、日中は適当にやっているわけです。
適当に手を抜くというのも、すぐにできるようになったことではなく、何に力を入れて、何を手放すのか、いつも自分に問いかけてきました。
どういう時間の使い方をして、何に集中したら自分は心が満たされているか。
このことを考え続けてやっと、家族で笑顔で過ごせることが増えました。
ママとして、ご機嫌な生活を送れるようになるのも、試行錯誤が必要なのです。
まとめ|「絵本の時間はママを独占できる!」を体感させる
子どもを絵本好き・本好きにしたいと思ったら、
「絵本の時間はママを独占できる!」
「ママが自分だけを見てくれる!」
という快感を、子どもに味わってもらいましょう。
絵本を本当に好きになり、物語に没頭するのは、それからでいいのです。
どんなに絵本が大好きなお母さんでも、読み聞かせをするのには、根気がいります。
特に寝る前の読み聞かせなんて、睡魔との闘いでもあったりします。
無理は続きません。イライラするほどがんばる必要はないので、本当に疲れていたら、無理に読み聞かせを取り入れなくて大丈夫です。
それでも読み聞かせの習慣を取り入れたいのなら、「母として何に力を入れるのか、何を手放すのか」を明確にしてみましょう。
そして、やらなくても済むことはさっさと手放してしまいましょう。
やめても問題ないこと。
自分以外の人にもできること。
もっと身軽になれないか、考えてみてください。
わたしは、絵本の読み聞かせを継続すると決めてから、ずいぶんいろいろな家事や役割を手放してきました。
「読み聞かせはがんばるけれど、今のところは、習い事はさせなくていい」
「子どもは一人でいい」
「しばらくは専業主婦でいる」
こんなふうに割り切ってきました。
絵本を毎日、読み聞かせていると「そんなにがんばっていてすごいね」と言われますが、大切なのは、「選択と集中」なのです。
力を入れようと決めたところ以外は、けっこう適当にやっています。
読み聞かせにはたしかにメリットがあります。
でも、なんでもかんでもがんばるママにならなくていいんですよ。
ぜひゆるい心で、お子さんと絵本の時間を楽しんでみてくださいね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
絵本が好き!でも、それよりもママの笑顔が好き!