こんにちは、キョロです。
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絵本、育児、教育について
(絵本講師資格取得中)
子育てはいつも不安と隣り合わせ。
「うちの子ってほかの子とちょっと違う気がする」
「わたしの子育てって間違ってない?」
そんなふうに、子どもの様子を見て思うことがあるかもしれません。
そんな子育ての不安を解消し、読んだらあたたかい気持ちに包まれる本があります。
ママたちは、子ども達の幸せを願っていつも一生懸命。
「これができたら最高の子育てと言える」という安心感があれば、育児の不安も拭えるかもしれません。
この本を読めば、自分の子の言動にいちいち不安になることなく、ただ子どもが生きていてくれることに感謝ができるようになりますよ。
もくじ
生まれてきた子の底力を信じて成長していく姿を楽しみに見守る勇気

おかあさんやおとうさんたちにできることは、たったひとつ。生まれてきてくれたわが子の底力を信じて、成長していく姿を楽しみに見守ること。たったそれだけでいいのです。
(中略)
あなたにも両親からもらった遺伝子があります。それはやがて子どもへと、さらに次の世代へと連綿と受け継がれていく。目には見えない遺伝子こそが「子どもを信じる」根拠なのです。
「小児科医のぼくが伝えたい最高の子育て」(高橋孝雄)より引用
この本の著者の高橋孝雄さんは、「遺伝子が描くシナリオ」があると言っています

著者の高橋孝雄さんは小児科医歴36年|多くのお母さんと子ども達を見てきた経験から知った事実
高橋孝雄さんが小児科になって最初に教えられたことは「子どもの病気を治したければ、一緒におかあさんを治しなさい」ということだったそうです。
子どもと多くの時間を一緒に過ごしているのはお母さんですね。

子どもの個性、能力や才能はいつか花開く|標準値と比べるなんてしなくていい
子どもが親から引き継ぐ遺伝子にはシナリオがありますが、そのシナリオには余白もあるそうです。

お母さんとお父さんの遺伝子を受け継ぎつつ、自分の個性も伸ばしていけるということです。


子どもをしあわせに導く3つの力|「共感力」「意思決定力」「自己肯定感」
この本によると、子どもに身につけてもらいたい3つのチカラがあるそうです。

この3つの力とは、「共感力」「意思決定力」「自己肯定感」なんだそうです。
意思決定力:自分のことを自分で決める力
自己肯定感:生まれてきてよかったと感じる力
この中でも最も大切なのが「自己肯定感」だそうです。

自己肯定感を身につけるためにやってはいけないこと
子どもが自己肯定感を身につけるためにやってはいけないのは、馬鹿にする、無視すること、怒りをぶつけるように叱ること。
特に「無視」はしてはいけないんだそうです。

子どもはもともとそこまで弱くはできていませんが、無視や暴言は子どもの心に突き刺さって、脳を傷つけていくそうです。


子どもの意思決定力の身につけかた|どんなことで尊重することの重要性
子どもの意思決定は2歳の頃から始まるそうです。
2歳の頃は二択から一つを選ぶことから始まりますが、4歳にもなると、4つの選択肢の中から1つを選べるようになるそうです。
どんなことであっても、他の子どもの情報に惑わされず、自分の子の気持ちを尊重してあげることです。

誰かの気持ちに寄り添える共感力を身につける鍵は両親の共感力
子どもに共感するチカラを身につけてもらいたいのなら、おかあさん、おとうさんが率先して共感する力を発揮することが大切です。
この本で例えとしてあげられていたのが、子どもが転んで「痛いよ〜」と泣き叫んでいるときのお話。
おまじないのように「痛くないよ、がまんできるよ!」と唱えるのではなく、「痛いよね、びっくりしたね、だいじょうぶ?」と共感することが大事だと書いてあります。

「生まれてくてくれてありがとう」子どもがただ生きていてくれることに感謝したい
うちの娘は、肺に大きな病気を持って生まれました。


お医者さんの「あと1週間程度で退院できるでしょう」という言葉を3ヶ月間、何度も聞かされてきました。
「今度こそ退院できる」と思っても、待っているのは病状悪化。
そもそも何が原因で娘の体調が悪いのかさえもわかりませんでした。
「明日は少し元気になっているかもしれない」
自分を励ましながら病室に行くと、真っ青な顔でぐったりとした娘がベッドに横たわっていることもありました。
周りの人の励ましに、落ち込むこともありました。

三度目の手術を終え、退院の兆しが見えたとき、やっと気持ちが明るくなりました。
でも、肺の病気が完治したとは言えず、1歳まで酸素を送るチューブを鼻につけて生活をしました。

「ただ一緒にいられる」
それがどれだけ幸せなことなのかは、日々の生活に追われていると忘れてしまいます。
ですが、命はいつでもあるわけではなく、当たり前にあると思っていた日常は、あっけなく消え去ることもあります。
どんな娘でも、わたし達夫婦にとっては「いい子」です。
ご飯を上手に食べられなくても、片づけができなくても、言うことを聞かなくても、かわいい娘。
娘は今のまま、元気に育ってくれればいい。
たとえ元気じゃなかったとしても、存在してくれているだけでいい。
寝る前の読み聞かせの時間は原点を思い出させてくれるとき。
「あ〜今日もみんな健康でいられてよかったな」と思いながら娘を寝かしつけます。
「ただ生きてくれているだけでいい」
そんなやさしさに包まれた家族のもとに生まれた子たちはどんな人生を送るでしょうか?
きっと、幸せな人生を送ってくれるに違いありません。
育児の不安に襲われているお母さん、お父さん。
この記事を読んでみていかがでしたでしょうか?
この本には、たくさんの愛情あふれるお話が盛り込まれています。
よろしければ、この本を手にとってみてください。
遺伝子の力を信じ、子どもを信じ切る勇気。
一生懸命、生きる純粋無垢な子ども達を支えるのは、おかあさん、おとうさんです。


子どもの幸せを願って、一緒に行動に移していきましょう。
